生活

2009年11月 5日 (木)

スカイライン

まつこです。

祝日の11月3日、東京での休日となりました。平日は昼間は勤務、週末は新潟で過ごすため、日中を東京の自宅で過ごすのは本当に久しぶりです。「文化の日って毎年、お天気いいわねー」と言いながら遅めの朝食をとっていたとき、窓の外の景色を見て驚きました。

Photo[食卓横の窓から見えるTokyo Sky Tree]

窓の外の景色の中に突如、建築中のタワーが出現しているのです。トーキョー・スカイ・ツリーです。

こちらは東側の窓なので、いつも朝食のときは眩しくてブラインドを下げているので、今まで気づきませんでした。帰宅はいつも夜ですし。

今のマンションに引っ越して6年ほど過ぎました。窓から見えるスカイラインは6年間で結構、変化しました。最初はこの写真に写っているタワー・マンションもありませんでした。これから、日々、このスカイ・ツリーが成長するのを眺めて暮らすわけです。あまり奇妙な景観にならないといいのですが・・・。

ずいぶん昔、チャールズ皇太子がロンドンのスカイラインの美しさを損なうというので、ロンドンの都市開発に激しく反発していた時期がありました。確かにその後、ロケットみたいな形のビルや黒いガラスのキューブみたいなビルが次々と建ち、ロンドンのスカイラインは大きく変化しました。セント・ポール寺院の大きなドームも立ち並ぶビルの隙間に埋没してしまいました。巨大観覧車のロンドン・アイも、テムズ対岸のビッグ・ベンの古めかしい風格をやや損なっている感は否めません。

しかし、パリのエッフェル塔も完成当初は、美しい都に立つ醜悪な鉄塔として批判されたそうです。今ではパリの象徴です。タワー脚部の曲線に美しさを感じる人もいるでしょう。美意識は時代とともに変化するので、あまり守旧的になってもいけません。でもこの窓の外に見えてきたTokyo Sky Tree、完成したら毎日眺めて暮らすことになるわけです。あまり奇妙奇天烈な姿に成長しないようにと、願っているところです。

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2009年10月14日 (水)

家訓

まつこです。

以前、NHKで放送していた『アリー・マクビール』というドラマで、主人公のアリーには考え込んだり、迷ったりすると、ネックレスのチャームをいじるという癖がありました。実は私も大昔から、同じ癖があります。

今朝も遅刻ギリギリ。職場であわてて授業の準備をしようと、PCの前で「えーと」と文書を整えながら、いつものように自然に指が喉元のネックレスをいじろうとしたそのとき、「えっ! ないっ!」。あるはずのネックレスが消えていました。

8月にスローン・スクェアのLinks of Londonで買った、小さなクロスのネックレスです。もしかしてつけ忘れたのかと思い、あわてて自宅にいるうめぞうに電話し、置き忘れてないかと聞いてみました。いつもは私のアクセサリーなど気にもとめていないうめぞうが、「今朝、君が玄関を出ていくとき、確かにそのネックレスをしていたよ。僕は確かに見た」と確信を持って言い切ります。すると無くしたのは通勤途中・・・。もう絶対に見つかりっこありません。

がっかりしている私にうめぞうは言いました。「無くさなければ新しいものは買えないよ」。そうです! そうでした! これが我が家で代々、祖母から母へ、母から私へと伝えられた家訓なのです。

戦時中、極端に物資のないときに、小学校でハンカチを無くした母がしょんぼりしていると、祖母があっさりと「無くさなければ新しいものが買えないわ」と言ったのだそうです。その話を母は繰り返し繰り返し語り、私は500回くらい、うめぞうも50回くらい聞いています。いったん無くしてしまったものを、くよくよと悔やんでいても仕方がないという楽天的メッセージがそこにはこもっています。

先々週、うめぞうが我が家で愛用していたクリーマー(ミルクピッチャー?)を落として割ってしまった時も、私は「食器なんか割れなければ、新しいものが買えないわ」とこの家訓で慰めました。

そうだ、そうだ、そのとおり。ネックレスは無くしたら買えばよいのです。失恋したら次の恋です(ちょっと違うかな?)。

すっきりと気分を切り替えたそのとき、だだっ広い講師室のパソコンが並ぶデスクの下に小さな光るものが・・・。おおー、クロスのチャームが見つかりました! 奇跡です。

Photo[これ、ごく小さなチャームです。よく見つかりました]

チェーンは残念ながら見つかりませんでした。Links of Londonのチェーンは留め金のところが洒落ているのですが、留めにくく、たぶん家を出るときからちゃんと留まっていなかったのだと思います。念のため、個人研究室まで行って、厳重に鍵をかけてから、着ていたセーターを脱いでひっくり返し、胸元の下着の中まで点検してみましたが、チェーンはひっかかっていませんでした。ま、チャームが見つかっただけで良しとしましょう。

無くさなければ新しいものは手に入らない――。そしてさっぱりとあきらめた目でこそ見つけられるものがある――。これが本日の教訓です。ハンカチでも、ネックレスでも、あるいは恋のお相手でも、無くしてしまったときは、このメッセージを思いだしてみてください。

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2009年10月 6日 (火)

新旧交代

まつこです。

ちょっと間があいてしまいました。先週末は仕事があり、帰省しなかったのですが、隙間の金曜日に半日ほど暇がある・・・と思ったとたん、そこで風邪をひいてしまいました。疲れがたまっていたところに、気の緩みですね。金曜、土曜と完全休養し、週明けから完全復帰しています。介護は介護者の健康を損なわない範囲でやるというのが鉄則だと、改めて思いました。

Photo[こちらが先代の洗濯機]

さてその間、我が家は洗濯物が、文字通り山のようにたまっていました。10年近く使い続けた洗濯機がとうとう壊れてしまったのです。これは日本製のドラム式洗濯機が出始めたころ買ったものです。見た目がすっきりしているので、気に入って使っていたのですが、ときどき故障して、修理に来てもらうたび○万円かかっていました。3回目の修理の時だったと思いますが、「なんでこんなにしょっちゅう故障するんですか?」と聞いたところ、日本のメーカーが売っているけれど、実はヨーロッパのメーカーがイタリアの工場で作ったと説明を受けました。

えっ! イタリア工場・・・それじゃあ、よく壊れるわけです。以来、ルックスだけ良くて金のかかるジゴロみたいなやつだとあきらめてつきあい続けていました。最近、お洗濯するたびにエラー・メッセージが出るようになったので、とうとうこの老いたジゴロとはおさらばすることにしました。次こそは、品質管理の行き届いた日本製の洗濯機を買おう!

そう思って秋葉原のヨドバシに出かけて売場でびっくり。日本の洗濯機ってどのメーカーのもまるで昔のSFで描かれたタイム・カプセルみたいなデザインなんですね。大きくカーブした外形、人間がすっぽり入りそうな丸い扉、メタリックな部品を配し、ピカピカ瞬くボタンがたくさんついています。

こういうデザインが好きな人もいるのかもしれない・・・が、しかしなぜ競合する各社とも同じような横並びデザインなんでしょう。ナノテクだ、ヒート・ポンプだ、エコだと先端技術を様々競っているようですが、見た目は驚くほど似ています。私がほしいすっきりしたごく普通のデザインのドラム式なんて一台も売っていません。日本の家電メーカーにデザインのセンスはないのかっ!テクノ・オタクが作った洗濯機なんかいらないっ!

Photo_2[こっちが新しい洗濯機]

これだから日本には技術はあっても文化がないんだ。日本の道具にもかつては伝統的な美意識はあったはずなのにどこへ消えた? などなど大げさにプンプン怒りながらヤマギワへ。そこで売っていたエレクトロラックス社の洗濯機を見て、あっさりとそれに決めました。機能は基本的なものがあれば十分。デザインはシンプル。洗濯機はこれでいいのだ。

しかし・・・数日後に配達されたエレクトロラックスの洗濯機。配送業者の方が試運転したときから不調でした。初期不良です。日を改めて別のものに取り換えてもらうことになりました。その間、小山のようだった洗濯物は大山となり、うめぞうなどは「もうはくパンツがないよー」と言い出す始末。

私が風邪でフラフラしていた先週金曜日にようやく新しい洗濯機が再配送され、無事設置されました。引き出し式の洗剤の投入口は力を入れなければ引っぱり出せず、ドアは閉めるたびにガッチャンと大きな音がします。日本製なら初期不良などなく、引き出しもドアもスムーズに音もなく開閉するんだろうなあ、と想像しています。うーむ。

それでもあのタイム・マシーンみたいな見た目の洗濯機はイヤ。そういう感覚の人はもっとたくさんいるはずです。でも各社横並びの販売戦略のせいで、消費者の選択肢がせばめられているのではないでしょうか?デザイン家電などと大げさなものではなく、ごく普通に売っている、ごく普通の道具のデザインに、もう少し多様性と洗練がほしいところです。

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2009年9月25日 (金)

あっちのお土産、こっちのお土産

まつこです。

東京と新潟を往復する生活が続いていますが、それぞれのところで待つ母やうめぞうに、ときどきお土産を持っていきます。今年の新潟は『天地人』の人気で観光客が増えているらしく、駅ビルで見かけるお土産のヴァラエティが増えました。「愛」のマークのついた兜をかぶったキティちゃんの携帯ストラップなどもあります。

Photo[新幹線の駅で見つけた野菜ジャム。豪雪で有名な津南町の野菜で作られているようです]

先日、見つけたちょっと面白いお土産は「野菜ジャム」です。夏に南仏を訪れたとき、トマトのジャム(コンフィチュールというのかもしれません)のおいしさが印象に残りました。山羊のチーズやフォアグラと合わせるとおいしいです。日本では見かけないように思っていたら、新幹線の駅のお土産品コーナーで見つけました。フォアグラと・・・は無理なので、シェーブルと一緒に合わせて食べようと思っています。

Photo_2[今日、母の検診があったため、昨晩、深夜に帰省。実家の庭には彼岸花がたくさん咲いています]

今週、母に持ってきたものは2点。一つはファンデーション。先週帰省した際に、切れているから買ってきてと頼まれていたのです。

まつこ:「頼まれていたファンデーション買ってきたよ」

ママ:「あらー、ありがとう。よく忘れなかったわね」

認知症の母親に「よく忘れなかったわね」とほめられるのは、いささか複雑な気分でした。

もう一つはウェストがゴムのズボン。母はもう何年も前に買った服ばかりを着まわしているのですが、だんだん背が低くなって、お気に入りのパンツなどは全部合わなくなっています。テレビで巣鴨のお年寄りなどを見ると、ラクチンそうなゴムのズボンをはいています。ああいうのはどこに売っているのかな・・・と思っていたら、つい先日、お茶の水丸善の前の広場の露天で見つけました。露天商のお兄さんが、「ゴムでラクだし、股上も深いし、丈も短めでお年寄りにはいいよ」と勧めてくれました。1900円。安い!

「ママもそろそろゴムのズボンにしたら」と先週言ったときには、「イヤよ」と断言していた母も、「これはラクでいいわー」と今日からさっそく身につけていました。これならあと2,3本まとめ買いしておけばよかった。

母は以前は比較的着るものに凝っていて、母のイメージにピッタリなものが見つかるまで、私が都内のデパートをいくつもいくつも探し回るということがたびたびありました。電話で「言われていたようなブラウス見つかったけど○万円もするよ・・・」と報告すると、「いいわ、買ってきて」となかなか度胸の良い買い物ぶりでした。その母が露店で買ったゴム入りズボンをはくようになるとは想像もしませんでしたが、年を取るというのはこういうことなのですね。

だったらおしゃれは楽しめるうちに精いっぱい楽しんでおくべきではないか、こないだ見た○万円のセーター、いったんあきらめたけど、やっぱり買うべきではないか・・・などと、母のズボン姿を眺めながら思案しております。

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2009年9月20日 (日)

知らぬが仏

まつこです。

この一週間も慌ただしく過ぎていきました。まずは学生たちと山中湖でゼミ合宿。ゼミ合宿といっても、企画をすべて学生にまかせたら、花火、バーベキュー、万華鏡づくりなど楽しい計画が盛りだくさんで、申し訳程度の隙間の時間に「勉強会」が予定されていました。

この時期の山中湖では、いろんな大学のゼミやサークルが合宿をやっているらしく、夜の湖畔には花火をやる大学生のグループがものすごくたくさんいました。昼もゼミ合宿らしい若い学生たちにおじさんが一人混じっているというグループをいくつか見かけました。なんとなくおずおずと若い人たちの仲間入りをしている教授らしき姿を見ると、「おお、ご同輩、お互いがんばりましょう」と無言でエールを送ってしまいます。

Photo[ワインの会にOさんが持ってきてくださった豪華なお花。他にもスモークしたホロホロ鳥やお酒など、両手いっぱいのお土産をもってきてくださいました]

土曜日はうめぞうが同僚の方たちを招いて「谷根千めぐりとワインの会」というのを催しました。ワイン好きな同僚の方たちと根津神社とか根津の路地とかを散策し、最後は昭和の気配を残すお風呂屋さんでひと風呂浴びてから、我が家で宴会という企画です。

うめぞうは「妻が料理が好きなので我が家へどうぞ」と誘ったのですが、ゲストの一人Oさんの奥様は料理研究家であることが判明。あらかじめ知っていれば、プロの料理研究家を妻とする方を手料理でもてなすなどという不遜な計画はたてなかったのですが、知らぬが仏。盲、蛇に怖じず。さあー、たくさん召し上がってくださいね~、などと無邪気にいつも通りの料理をお出ししてしまいました。Oさんはニコニコしながらおいしい、おいしいときれいに食べてくださいましたが。あとから冷や汗・・・。

今日はウメマツそれぞれの実家で過ごしています。Oさんが昨日のパーティにお持ちくださった大きなフラワー・アレンジメントは、留守宅を飾っておくのももったいないので、そのまま母のお土産に。母は豪華なお花を見て大喜び。ひっそりとした母娘二人だけの週末の家のダイニング・テーブルを華やかに飾ってくれています。

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2009年7月27日 (月)

虹の彼方に

まつこです。

今日の夕方、東京に大きな虹がかかりました。ご覧になった方、いらっしゃいますか?

Photo[At the end of the rainbow is a pot of gold...確かに黄金の光が地面からふきだしているように見えます]

帰宅時の雨をさけて家で仕事をしようと、大きな荷物を持って早めに帰宅したら、予想に反し夕刻には雲が切れ、夕日がさしました。するとベランダの向こうに大きな虹がかかったのです。よく見ると二重の虹です。

雨上がり、昼間の暑さが嘘のように、涼しい風が吹きだしました。いつもほこりっぽい東京の街も、雨上がりはきれいに見えます。

Photo_2[雨があがり、虹が消えると西には夕焼け雲]

こんな夕暮れ時は、気持ちがのんびりします。職場から手がちぎれそうなほど重い思いをして仕事を持ち帰ったのですが、すぐに取りかかる気になれず、暮れなずんでいく空をしばらく眺めて過ごしました。

こんな雨上がりに聴きたくなるCDがあります。アンドレ・プレヴィンとシルヴィア・マクネアーが組んで、アメリカのちょっと古めかしいポピュラー・ソングを演奏している録音です。ジェローム・カーンの歌を集めたSure Thing - The Jerome Kern Songbook / McNair, Previnと、ハロルド・アーレンの歌を集めたCome Rain Or Come Shine - The Harold Arlen Songbook / McNair, Previnの二枚。Over the RainbowとかIt's Only a Paper Moonなど親しみのある曲が並んでいます。マクネアーはクラシック歌手らしい清潔な歌声で、おなじみの曲を自然とリラックスできるような安心感のある歌い方で聞かせてくれます。

Photo_3[これが雨上がりに聞くお気に入りの2枚のCD]

クラシック、ジャズ、ピアノ、指揮、作曲と多岐にわたる多才ぶりと、5回の結婚のほかに、数え切れぬほどの女性と浮名を流したプレイ・ボーイぶりが傑出していたアンドレ・プレヴィンも80歳になるはず。3年ほど前に5番目の妻、ヴァイオリニストのアンネ・ゾフィー・ムターに捨てられたという記事を読んだけれど、今はどうしているのでしょう?

4番目の奥さんが、いかに浮気に悩まされたかを語りながら、それでも素敵な人だと新聞のインタビュー記事で語っています。ウィーン・フィルを指揮するとき、リハーサルに立ち会えない奥さんが、自分の代わりにテディ・ベアを最前列に座らせておくと言ったら、翌日、会場の最前列全部にテディ・ベアが並んでいたとか。チャーミングな男性であることは確かです。

そのプレヴィンの魅力がマクネアーの素直な歌声に寄り添うピアノの伴奏にもあふれているのですが、やっぱりこの録音に際しては、マクネアーにも言い寄ったんじゃないかな・・・などと思いながら、雨上がりの夏の夜に心地よい音楽を聞いています。

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2009年7月26日 (日)

若い友人を持つ効果

まつこです。

最近、若い友人が二人立て続けに結婚しました。久しぶりの慶事です。メデタイ!そのうちの一人は元の教え子です。彼と一緒に指輪を選びに行くとか、結婚式場探しをしているとか、楽しそうに話してくれます。

もう一人は同僚のアンジュです。このアンジュのためにアマゾネス軍団と呼ばれている職場の女性グループが、祝宴を開くことにしました。ウメマツの自宅が会場です。久しぶりのホーム・パーティになりました。

Photo[ウェディングをイメージして白いもの集めたコーナーを作ってみました]

若く美しい花嫁のために、白い花など飾って、お料理の用意して準備万端。金曜日の夕刻、アマゾネスたちが次々と、シャンパンだの赤ワインだのデザートだの持って我が家に結集。しかし残念ながら新郎はお仕事が忙しいうえ、シャイな性格らしく、参加できませんでした。

パーティが始まり、乾杯がすむと、「ねえねえ、どこで出会ったの?」「決心した決め手は何?」「なんて呼んでるの?」「写真は? えっ? 持ってない? どんな顔? しょうゆ系? ソース系?」などなど、遠慮会釈ない質問攻めが始まりました。これじゃあ、新郎が恐れをなして来ないはずです。

食べるほどに、酔うほどに、夏の花火のように次々と炸裂する話題。語学教師の集まりなので、日頃からしゃべるのが商売ですから、かなりにぎやかです。このアマゾネス軍団、集まると必ず一度は年齢のことが話題になります。ブログに年のことは書くなとくぎを刺されているのですが、一番若いのが今回結婚したアンジュで30代になったばかり。一番、年上が私で、あとはいわゆる「アラフォー世代」です。

Photo_2[花嫁の父・・・ではなく、ついでに『還暦』のお祝いの花束をもらったうめぞう」

最近、同世代あるいは年上の友人と会うと、ついつい健康問題とか家族の介護問題に話題が向かいがちです。それはそれで共感し、いろいろ協力しあえていいのですが、一方、「新婚」とか「入籍」といった若い人たちの話に触れるのも新鮮で気持ちのいいものです。

若い人たちと付き合うと、多少おばさん扱いされてもめげないしたたかさ、そして若さの持っている絶対的な魅力を素直に認める鷹揚さが自然と身につきます。逆に若い人たちを遠ざけたら、硬直した警戒心が強くなってしまう危惧があります。こわばった心はこわばった表情と皺のもとです。ですから年下の友人を持つというのが、最も効果的なアンチエイジングの方法ですね。にぎやかな宴の最中に改めてそう思ったまつこでした。

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2009年7月15日 (水)

無欲の芸

まつこです。

スピーチの仕方や話術の指南書などに、ところどころで聴衆を笑わせるようにと書いてあることがあります。講義も同じことで、90分ずっーと真面目一点張りだと、教室のあちらこちらで学生が机に突っ伏して眠ってしまいます。ときどき、ちょっとしたジョークなどさしはさみ、学生の眠気を吹き払ってあげることが必要。

しかし、教師生活も長くなり、年々、学生との年齢差を実感します。笑いの感覚というのは、かなり、年齢差があるものです。おばさん感覚のジョークが受けず、教室がしらじらとした雰囲気になることだけはなんとしても避けたい!

Photo[勤め先の大学は共学なのですが、私のゼミは女の子が圧倒的に多い。真ん中の地味な服が私]

しかし、最近、意図せぬときに学生から笑いが起こるということが時々あります。それは私が若者言葉を理解せず、すっとんきょうな反応をしてしまった時です。最近もありました。私のゼミで『ヴェニスの商人』に登場する、超お金持ちのお嬢様ポーシャについて、学生が発表をした際のことです。

学生A子:「第3幕第2場のこのセリフからポーシャはいわゆるツンデレであると分析できます…」

まつこ:「えっ? なに? つんでれ? つんでれって言ったの? それなあに?」

学生一同:爆笑

まつこ:「えっ? みんなが知っている言葉なの? なあに? 私、知らない・・・」

学生一同:さらに爆笑

まつこ:「えっ? そんなにおかしい? 教えて、つんでれってどういう意味? 日本語?」

学生一同:さらにさらに爆笑

まつこ:「だから、教えてって言っているじゃない! 若い子の言葉なの? あなたたちから教えてもらわなかったら、私の周りに他に若い子いないもの・・・。ねえ、ちゃんと教えて」

学生A子:「ツンデレとは日頃ツンツンしているプライドの高い女が、好きな人の前だとデレデレすることであります」

まつこ:「なーるほど」

学生一同:大爆笑

学生全員がわかっているのに、教師一人がわからず途方にくれている、という状況です。20代になったばかりの女の子たちが、きょとんとしている教師を見て、いっせいに笑い転げるのですから、若さとは残酷なものです。

しかしこちらがとっておきのジョークを披露しても、こんなにはウケません。無防備におばさんぶりを露呈させてしまう、この無欲の芸が学生たちにとっては一番笑えるようです。なんだかちょっと不本意ではありますが・・・。

注:「ツンデレ」って『現代用語の基礎知識2007』にも出ているんですね。私、基礎知識がなかったのね。

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2009年7月14日 (火)

手作りジャム

まつこです。

新潟の実家の庭に梅の古木があります。古い木なので、あまりたくさん花は咲かないのですが、今年は予想外にたくさん実がつきました。先々週末、落ちた梅の実を母がかごにたくさん集めてきました。

Photo[こんな梅の実がかご一杯とれました]

実は昨年、母が梅干しを作りたいと言い出したことがあります。梅干しの作り方など見当もつかなかった私は、「えー、うめぼし? めんどくさいなー」と思いながら、インターネットであれこれ調べ、梅の実をはじめ材料を全部買いそろえて、一緒に作り出したのですが、そろそろ日に干すというあたりで母が駄目にしてしまいました。

かごに一杯になった梅を見て、「どうしたらいいかしら?」と言う母に、「もー、めんどくさいから梅干しはやめようよ。去年も途中でダメになっちゃったし。きれいだから飾ってしばらく眺めることにしよう」と、逃げ腰の私。その様子に母は、娘の協力は得られないと悟ったようです。「そうね・・・じゃあ、しばらく眺めて捨てちゃうわ」と母。「よしよし、あきらめたな・・・この忙しいのに、梅干しどころじゃないわ」と内心、私はほっとし、そのまま梅のことなど忘れてしまいました。

ところが今週、帰省したら、あの梅がジャムに変わっていました。私が東京に戻った平日の間に、群馬に住む自分の姉に電話し相談した模様。姉(まつこの伯母)から一つ一つプロセスごとに電話で指示を受けながら、皮むいたり、煮詰めたりして、ジャムを作ったというのです。

Photo_2[酸味がきいていて、味もなかなかよろしい]

「ママ、すごい! よく作ったね! やればできるじゃん! おいしいよ」と大げさに褒めたら、嬉しそうでした。ここでママ・スイッチがオン。「味はともかく、梅は体にいいって言うから、あなたこのジャム、半分東京に持って行きなさい。あなたの生活はとにかく忙しすぎるわ。ちゃんと朝ご飯を食べなさい。このジャムとパンで朝ご飯にするといいわ」と、ママ・モード全開、上から目線の口調で娘に指示を出していました。

いやー、それにしても、やる気になると、それなりのことができるものです。最近、料理はごく簡単なものをワンパターン、それもちょっと怪しかったのですが。きっと何度も何度も、伯母に電話し、あれこれ苦労しながら、完成にこぎつけたのでしょう。よくがんばったなー、と感心しながら、甘酸っぱいジャムを味わっています。         

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2009年7月12日 (日)

舌好調

まつこです。

今日は母の寝室のカーテンと浴室のブラインドの交換を業者の人にしてもらいました。実家は築15年。少しずついろんなところの補修が必要になってきています。最近、不動産業者が母のところにやってきて、家と土地を売却する気はないかと尋ねたのだそうです。知り合いの地元建築家に聞いたところ、中古住宅を安く買い取り、リフォームして高く売る、あまり評判のよくない不動産業者が出没しているとのこと。認知症の一人暮らしのおばあさんなんて、格好の標的になりそうで心配です。

母はカーテンがきれいになったので、がぜんやる気が出て、猛烈な勢いで部屋の片づけをし始めました。うめぞう、まつこも少し手伝って、寝室は余計なものがなくなり、さっぱりときれいになりました。思えば、母の認知症の兆候は部屋の片づけが急に苦手になったというあたりから現れ始めたような気がします。部屋の中の乱雑さは、頭の中の混乱を反映していたようです。部屋がさっぱりすると、気分もすっきり。初期認知症の人には、生活環境をさっぱりさせて、生活動線を単純にし、ものの収納場所がわかりやすいように整えてあげることが必要ですね。

フェルガードの効果なのか、アリセプトの効果なのか判然としませんが、母は妙に元気です。記憶力そのものは減退しているのですが、情緒的にはむしろ躁状態かと思うほどです。同じ話を楽しそうに、ぐるぐるぐるぐる何度も繰り返しながら、とにかくよくしゃべります。もともとはこんなにおしゃべりな人ではなかったのですが。独り言もやたらと増えています。認知症で何か抑制機能が落ちているのか、あるいは薬の効き目で残った脳の機能が活性化しているのか・・・。まあ、いずれにせよ、明るく楽しそうなので助かります。

Photo [うめぞうの肖像画]

うめぞうの方も絶好調です。「あー、田舎は空気がおいしい」、「あー、田舎はご飯がおいしい」、「あー、田舎では大切にされて快適だ」と、これも何度も繰り返しています。和室にこもってなにやら仕事をしていたかと思ったら、ブログで長い演説を繰り広げていましたね。こちらの方も、週末介護に同行してもらっているわりに、明るく楽しそうなので助かります。

Photo_2[実はこれはバースデー・カード]

うめぞうは先週の土曜日が誕生日でしたが、先週末は別行動だったので、私から特別なお祝いはしませんでした。ただカードだけはあげました。このバースデー・カード、春にイギリスのデパートで見かけたとたん、あまりにもうめぞうに似ているので、迷わず買ったものです。本人もカードを見たとたん、「あっ、僕だ」。それくらい似ています。

同じおしゃべりを繰り返す母と、延々と演説を繰り広げる夫と、舌好調の二人にはさまれ、明日もにぎやかな日曜日になりそうです。

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2009年7月 3日 (金)

涙の流れ方

まつこです。

しばらくブログ更新が停滞してしまいました。ちょっと忙しくて・・・いや、ちょっとではありません!CGを駆使したSF映画の中に入り込んでしまったように、めまいがしそうなほど、次々といろんな用事が押し寄せる毎日です。

Photo[陣中見舞いをいただきました]

この苦境を察知して、関西在住のバンブーさんが陣中見舞いを送ってきてくれました。機石荘(きせきそう)というお店の名前がついた洒落たパッケージを開けてみると、「フリュイヴェール」というハイカラな名前のお茶が出てきました。

Photo_2[水羊羹と一緒にいただきました]

緑茶にピーチやキーウィなどフルーツのフレーバーを加えたお茶です。水だしでいただくと実にさわやか~。梅雨のじめじめと湿った天気の不快さも、雑務に追われる疲労感も、この果物の甘い香りと緑茶の清涼感のまじった冷たいお茶をいただくと、すーっと消えていきます。ありがとう、バンブーさん!

こんなに忙しい理由の一つは、職場で学生の教務相談にのるという仕事が今年はあるからです。最近の大学生はよく泣きます。単位を落としたとか、ゼミの先生と意思疎通がうまくいかないとか、昔も今も、大学生の直面する問題にそれほどの変化はないと思うのですが、最近の大学生は昔より素直になっているのか辛いことがあると、すぐに涙を流すのです。

その涙を見て、発見したことがあります。若い子の涙は球形で、流れた跡が残りません。目がうるうるとしたかと思うと、まあるい涙がポロポロとあふれてきます。若いつややかな頬を流れるとき、ぱーんっと張りのある皮膚はその涙をはじき、涙はまるで真珠のようにコロコロとこぼれおちていきます。

30分も涙をこぼしながら、あれこれ話すと、たいていの学生はさっぱりした表情になります。「ありがとうございました」とにっこり笑ったその頬は、もとのとおりのつやつやとした輝きをはなっています。あー、若いってうらやましい、とそのたびに感慨にふけるまつこです。

この話を同僚のぽにょ(40代前半)にしたら、「そーよねー、私たちが泣くと、跡が筋になって残るわよねー」と、やはり感慨深げに嘆息します。いや、ぽにょ、それはまだ認識が甘い!40代後半になると、縦に涙の筋が残るのではなく、眼尻や目の下のしわをつたって、涙は横に広がるのである。

そういえばシェイクスピアにも涙を真珠にたとえる表現がときどき出てきます。真珠のような涙は若さの特権。たくさん泣いて、そのあとでたくさん笑ってほしいと願うまつこでした。

ああ、でもその涙は君が愛ゆえに流してくれる真珠/その貴さは君のつれない仕打ちをすべてあがなってくれる

Ah, but those tears are pearl which thy love sheds,/And they are rich and ronsome all ill deeds. (Sonnet 34 )

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2009年6月21日 (日)

一日だけのいのち

まつこです。

グッスン・・・weep。卵からかえったばかりの鳥の赤ちゃんが、カラスに襲われてしまいました。昨日、昼間、庭で様々な鳥の猛烈な鳴き声が聞こえていました。ふと見ると、大きなカラス一羽が小さな鳥を追い散らしています。不穏な気配に、私と母は時折ガラス越しに巣をのぞき、小さな黒いまるでイモムシみたいなヒナが動いているのを見ては、安堵していたのですが。

Photo[空っぽになった巣。さびしい・・・]

夕方近く、私がちょっと買い物に出て帰ってくると、家の前の電線にカラスが一羽止まっています。じっと我が家の玄関の方を凝視しているので、「ヤバイ!」と思ったその瞬間、カラスは一直線に玄関わきの南天の木を目指して、急降下しました。あわてて走り出す私。巣にくちばしを入れているカラスを見て、「コラーッ」と近所に響く大声で叫んでしまいました。

親鳥が餌をとりに出る留守を狙っていたようです。まさに空き巣です。ステルス戦闘機のように黒い大きな鳥が、無力なヒナを襲う現場を目撃して、まつこの動揺は激しく、「ママー、鳥の巣がカラスにやられたー」と叫びながら、家に駆け込みました。逐一を聞いた母は、「カラスって自分が良ければそれでいいと思っているのかしら。なんて身勝手なのかしら」と、きわめて人間的に憤慨しました。やがて「命があるということは、日々、つらい思いをすることなのね」と悟ったように言い出しました。

日頃威張っているわりに、気の弱いまつこ。カラス襲撃の場面を思い出すたび、胸がドキドキして手が震えてきます。電話で報告を受けたうめぞうは「かわいそうだけど、それが自然の厳しさだ。食物連鎖だ。科学者の目でちゃんと観察することが大切だ。鳥だって虫を襲ってヒナに運んでいたんだから」と言いました。わかっちゃいるけど、弱肉強食の不条理さに接し、梅雨の合間の明るい青空を眺めても心重く、今も涙目になっております・・・。

しかし感傷にひたりつつも、日曜日は明日の講義の準備し、母のために買い出しをし、数日分の食事の支度もしなければなりません。さらに資源ゴミ分別問題も改善を図るべく、工夫の必要もあります。とりあえず母の苦手な「ペットボトル」に関しては、専用の箱を作り、回収の曜日を書いておきました。これでうまくいくといいのですが。

Photo_2[自作のペットボトル回収箱]

これから冷蔵庫にある鶏肉を料理せねばなりません。気分は複雑です。今回は自然界の厳しさを学習した週末介護帰省でした。

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2009年6月19日 (金)

ピカピカのキッチン

まつこです。

家事代行サービス、第1回目を経験しました! 初回サービスということで、お二人でやってこられて2時間半、家の中をあっちこっち、懸命にお掃除してくださいました。おかげで台所などピカピカになりました。

Photo[せっかくきれいにしてもらったから汚さないように…]

ドイツ人は一般にきれい好きとされています。ドイツの主婦は常に台所をきれいにしておき、汚すのが嫌だから、あまり料理をしないと聞いたことがあります。以前、我が家をドイツ人の友人の大男に2週間ほど貸した時も、最後は台所をピカピカにしてくれました。ゲルマン的力強さで、あっちこっちゴシゴシ磨き上げたようです。今回もあのときと同じくらいきれい。

あー、こんなにきれいになるのなら、もっと早く頼めばよかった。「僕が掃除するから、そのお金を老後資金に回した方がよい」と言っていたうめぞうも、仕上がりを見て、「共稼ぎの人はもっと頼んだ方が良い。内需拡大になる。景気浮揚だ」と、あっさり宗旨替えをしました。何にせよ、まつこの機嫌が良ければ、無原則に安堵するうめぞうです。

プロの手でいったんきれいにしてもらうと、その美しさを保とうと、お掃除をする意欲がわいてきます。家事代行サービス会社のお二人が帰ったあと、今回の2時間半ではやってもらえなかったベランダ掃除などを、おずおずと始める私。家事アウト・ソーシングの波及効果は、今のところ良いほうに出ているようです。

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2009年6月14日 (日)

玄関で野鳥観察

まつこです。

朝、階下から聞こえるうめぞうの「かわいい~!」という声で目を覚ましました。降りて行くと母とうめぞうがなにやら騒いでいます。なんと、玄関の窓の外の南天の木に鳥の巣ができていました。

Photo[なんという種類の鳥でしょう?]

白っぽいものを見て、母は風で吹かれて飛んできたビニールのひもが庭木にからみついていると思ったそうです。近づいてみると鳥の巣と判明し、朝から我が家は大騒ぎとなりました。

家の中からガラス越しに見ている限りは大丈夫ですが、外に出て写真を撮ろうとしたら、ギャーッというものすごい悲鳴を上げて親鳥は巣から飛び立ってしまいます。

Photo_3[卵は3つか4つあるようです]

しばらくすると戻ってきて、またじっと卵を温めています。しかし親鳥はいかにも警戒した目で周囲を常に見張っています。私たちも鳥を驚かさないように、静かにじっと見守ることにしました。

しかしよりによって玄関の横です。一日に何回も通らざるを得ません。そのたびに息を殺して、ひそひそ声になり、そっと引き戸を開閉して出入りしています。廊下を歩くときも静かに、静かに。なんか気を遣って疲れます。

Photo[外から見ると枝にカモフラージュされていてよく見えません]

外から見ると、南天の枝葉の陰で巣はよく見えないのですが、鳥も家の中から覗き見する人間のことまでは計算に入れずに、巣づくりの場所を選んだようです。玄関からはまる見え。しばらくは息をひそめてのガラス越しの野鳥観察を楽しめそうです。

この鳥の名前はなんでしょう? ご存じの方がいたら教えてください。

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2009年6月 9日 (火)

家事をアウト・ソーシング

まつこです。

ふぅ~・・・と冒頭からため息まじりですが、このところ仕事がたてこんで、なかなかブログが書けませんでした。朝早くに出勤、夜遅くに帰宅、帰宅後もパソコンに向かい、週末も仕事・・・もう限界だぁ! というわけで、決心しました。わが家も家事代行サービス導入です。主婦業をアウト・ソーシングです。

これに関してはウメマツの間で若干、意見が分かれました。次第にキッチンなどの汚れが気になりだしイライラしてきたまつこと、「僕、このくらいの汚れなら平気」と平然としているうめぞう。「僕に時間があるときに掃除してあげるよ」とうめぞうは言ってくれるのですが、「あなたにいつ時間があるの! あなたも忙しいじゃん!! だいたいあなたが掃除してたら気がひけてイヤなのよ!!!」とまずは声高に恫喝。さらに「mgmも頼んでいる、ミュシャも頼んでいる、ぽにょも頼んでいる、バンブーも頼んでいる、ゴーギャンも頼んでいるんだって」と、次から次へと同業者の友人の名を引き合いに出し、しつこく懇願。このあたりでうめぞうはめんどくさくなり、どっちでもいいよ、まかせる、ということになりました。

業界大手のD社と、ぽにょから紹介された2006年設立の新興M社。両方から見積もりに来てもらい、比較検討しました。きわめて細かいことまでシステマティックに規定されていて安心感のあるD社。一方M社の方は、1回ごとにこちらの要望にあわせてフレキシブルに対応してくれそう。ちょっと悩んだのですが、比較的料金の安いM社に来てもらうことにしました。2週に1回、掃除を中心にやってもらいます。

Photo[道具をそろえて準備万端]

このM社のやり方は毎回同じ担当者が電車でやってきて、掃除用具や洗剤などは、自社のものを持ち込むのではなく、その家にあるものを使うのだそうです。渡された用具リストで不足しているものを、さっそく買いそろえました。雑巾、お風呂用のスポンジとブラシなどなど。

見積りに来てもらう際に、多少、見栄をはって掃除をしておきました。来週からいよいよ実際にお掃除に来てもらうわけですが、あまりに汚いと面目ない。掃除用具を入れるところも分かりやすいように整理しないといけません。というわけで今朝は、早朝からあっちこっちの片づけをし、出勤前にひと汗かきました。

あれ? 来てもらう前からきれいになっている・・・。うーん、若干、矛盾をはらんでいるようではありますが、早くも投資効果が出たということでしょうか。まあ、とにかく自力、他力あわせて環境美化計画実施中です。

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2009年5月31日 (日)

ノスタルジックでエコな匂い

まつこです。

母の温泉旅行も無事終わり、いつも通りの週末を過ごして、日曜夜の新幹線で帰ってきました。日曜の夜の上り列車には、週末遠距離介護から帰京するところらしい人が、ちらほら乗っています。ビジネス客でも観光客でもない雰囲気で、なんとなく単身赴任みたいな荷物の量の中年女性。隣席でお互い「気配」を感じあい、「もしかしたら・・・」みたいな調子で話してみると、やはりご同輩だったということもあります。

Photo[今週はイチゴがたくさんとれました]

こんなふうに定期的に田舎暮らしをするようになるとは、あまり考えていなかったのですが、母の症状があまり悪くならない間は、きれいな空気やおいしい食べ物など、楽しい面を見るようにして、精神的な負担感を減らしたいと思っています。

ただ、夏の田舎暮らしの大敵は、「虫」です。昔から私は爬虫類や昆虫など、生き物が大の苦手なのです。怖い、気持ち悪い、という気分に加え、皮膚が異常に弱く、蚊に刺されると痕がなかなか消えず、虻にでもさされたりすると大きくはれあがって皮膚科にかからなければなりません。

Photo_2[まつこお気に入りの虫よけスプレー]

虫よけスプレー、虫よけマットなどは必需品。でも化学物質をたっぷり浴びるのも、ちょっと気がかり・・・。そう思っていたら通販で良いものを見つけました。オーストラリア製のbuzz offというボディ・スプレーです。ラベンダーとかユーカリなどの天然成分100%の虫よけスプレーです。おしゃれな香りというより、なんとなく「ノスタルジックでエコっぽい匂い」がします。この匂いに包まれると、気分はターシャ・テューダーです。

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