社会

2024年1月31日 (水)

上川外務大臣

まつこです。

また放言?どうせ確信犯でしょ・・・と、呆れるだけで怒る気にもならない、麻生太郎の「おばさん」発言。上川陽子外務大臣の「様々なご意見もあると承知している」というコメントは、どこにも敵を作らない、いかにも優等生的な模範解答です。

そんな記事を読みながら、ついでに上川外務大臣のファッション・チェックしてみました。

As20240130001495

[昨日の記者会見。朝日新聞に掲載された写真をお借りしました]

まず目をひくのは、かなり計算されつくしたカットの髪型。麻生じいさんの目には「おばさん」としか見えないでしょうが、左右アシメトリー、トップは短く、バランス良くカットされています。セットもちゃんとしてあります。ただのおばさんショートじゃありません。

大柄ですっきりした柄のスカーフは、北朝鮮拉致問題の解決を訴えるブルーリボンと色を合わせています。スカーフからのぞくネックレスとインナーのバランスも良し。

さりげないけど、たぶんプロのスタイリストがついているのではないでしょうか。

これ以外の写真もちょっと見てみました。

Kamikawayoko

[自民党のHPより]

001351299

[法務大臣時代、国連開発計画の年次会合でスピーチしている写真。法務省のHPより]

ここに挙げた2枚は例外的にきれいな色のジャケットですが、基本的にこの人は紺かアイボリーのテーラードカラーのジャケットが多いようです。安定感十分ですが、おもしろみはなし。

次の首相候補の一人だそうですが、優等生らしい手堅さが強みになるのか、はたまた自民党のおじいさんたちの傀儡で終わってしまうのか。 当然ながら、容姿よりも気になるのは、政治的手腕のほうですね。

 

2023年2月14日 (火)

Chat GPTの衝撃

まつこです。

いやー、これは衝撃的・・・。今、話題のChat GTP、試してみました。

Chatgpt_logo

[このロゴをこれからはしばしば目にすることになるでしょう]

まつこ:シェイクスピアが『じゃじゃ馬ならし』を書いたのは何年ですか?

Chat GTP: 1590年から1592年の間と考えられています。

まつこ:その根拠は?

Chat GTP: 当時の手書き原稿や記録は残っていないため、正確な年代はわかりません。しかし他の作品での言及、シェイクスピアの他の作品との比較、文体やテクストの特徴などから、創作年代を推定しています。これらに基づき、『じゃじゃ馬ならし』は1590年代初期の作品と、一般に考えられています。

まつこ:1591年と推定する研究者は誰ですか?

Chat GTP: 創作年代についての決定的な合意はなされていませんが、1591年と推定する研究者はいます。たとえば高名な研究者であるE. A. J. Honningmanは、テクストの分析と歴史的検証から1591年と推定しています。他に同様な推定をしているのは、R.A. FoakesとH.J. Oliverです。しかし、他の可能性を論じる研究者もおり、年代設定については1588年から1594年まで意見は分かれており、決定的な答えは出ていません。

まつこ:それでは1594年と論じているのは誰ですか?

Chat GTP:1594年の可能性を論じている研究者もいます。たとえば著名なシェイクスピア研究者Stanley Wellsは、スタイル、言語、テーマなど内的証拠から1594年と推定しています。他にもDavid BevingtonとBrian Morrisが同じ年代を支持しています。しかし、先ほどもお伝えしたように、この問題については決定的な答えは出ておらず、議論が継続しています。

・・・と、まあ、かなり細かい質問について、こんな回答を瞬時に出してくるのです。ほんとうにあっという間です。面くらいました。相当にショッキングです。書きかけの原稿、書き直したくなります。

Photo_20230214191601

[うめぞうともども虎丸ファン。名人就位のお祝いの会の連碁に参加しました]

話題を変えて、次の質問。

まつこ:日本で一番強い囲碁棋士は誰ですか?

Chat GTP: 2009年から21年に関しては、井山裕太です。7冠同時制覇を果たしました。ただし囲碁の世界のランキングは流動的で変化しますので、ご留意ください。

まつこ:では別の囲碁棋士、芝野虎丸はどの程度の強さですか?

Chat GTP: 2009年から21年に関しての私の知識の範囲では、芝野虎丸は日本で最も才能のある若手とみなされています。2019年、15歳のとき、竜王戦での活躍で注目されました。

・・・このあと、英語で書かれた棋書、日本語で書かれた棋書でオススメを聞いたら、英語、日本語で、定評の本のタイトルを4冊ずつ挙げてくれました。江戸時代の本因坊道策から現代の羽根直樹まで、並べてくれました。脱帽です。

Dsc_0116

[Carolina Herreraのニットとバッグ]

全然、話題を変えてこんな質問もしてみました。

まつこ:50歳以上の女性たちの間でもっとも人気のあるファッション・デザイナーは誰ですか?

Chat GTP: 一人一人の好みが大きく違うので、決めるのは難しいですね。この世代に人気のデザイナーにはDonna Karan, Diane von FurstenbergそしてCarolina Herreraなどがいます。でもファッションの好みは主観的なものですし、個人の好みやスタイルによります。

何も聞いてもそつがなく、文章がきちんとしています(上記は私の翻訳ですが)。「これでお役に立つといいですけど(I hope that helps)」というような、丁寧な挨拶まで付されています。

知識や資料の収集や整理については、AIが人間をはるかに上回ることは確かです。アメリカの大学ではすでにAIにレポートを書かせる学生が出てきているそうです。研究や教育の仕方に影響が出ることは必至です。その変化はきっと予想より速くやってきそうです。面白いような、怖いような・・・。

 

**************

このブログを書いた後、Chat GPTの回答の内容を少し詳細に検討してみたところ、かなり不正確な情報が混じっていることがわかりました。囲碁関連の本については、「趙治勲の中国流」とか「羽根直樹の初段突破」とか、いかにもありそうなタイトルだけど、実際は存在しない本のタイトルが並んでいました。The Taming of the Shrewの成立年代についても同様で、議論が単純化されていて、年数は微妙にずれています。こういう「あたらずとも遠からず」みたいな内容を、いかにも信頼できそうなしっかりした文体で答えることに長けているようです。ますます使い方が難しい・・・。

2022年9月 6日 (火)

リズ・トラスのコンサバ・ファッション

まつこです

イギリス保守党の党首選の結果が出て、次のイギリス首相がリズ・トラスに決まりました。さっそくやってみましょう。リズ・トラスのファッション・チェック。物価の急上昇、なかでもエネルギー価格の急激な値上げ、ウクライナ問題など、問題が山積する中での就任は「渦中の栗を拾う」ようなものとも言われています。早めにファッション・チェックしておかないと、任期があまり長く続かない可能性もあります。

リズ・トラスのファッションは、保守党党首にふさわしくコンサバですが、若々しいイメージを主張するためか、鮮やかな色のワンピースを多用しています。

Photo_20220906100501

[好みの傾向ははっきりしています]

胸元はV開き、ウエストをしっかりマークしたワンピースがお好きな様子。昨日の党首選でも同じようなスタイルのパープルのワンピースでした。

Photo_20220906101101

[いよいよ私が首相だわという表情]

バッグ、靴、アクセサリーなど工夫してはいるのですが、うーん、なんというか、特に面白みはない無難なファッションのように思えます。まあ、ファッションではもう少し鋭く攻めるセンスを持っていたテリーザ・メイが、あっけなく短命政権に終わったことと思えば、誰が見ても反感を抱かない、こういうコンサバ・ファッションの方が、政治・経済の不安定な状況に取り組むには良いのかもしれません。

党首選のさなかにThe Guardianで「ファッション雑誌Vogueに出たがっている」と報道されたリズ・トラス(Why politicians can’t resist striking a pose in Vogue)。同記事によれば、スコットランド国民党の党首ニコラ・スタージョンに、リズ・トラスが「どうやったらVogueに出られるの」と聞いたとか。しかしファッショナブルな雑誌に登場することにより、政治家としてのイメージ・アップにつながることもあれば、逆に思わぬ反発を招くこともあり、ファッション雑誌が政治に大きな影響力を持つことへの警戒感も同記事は伝えています。

オックスフォードの学生時代はLiberal Democratsで活動し、王制廃止も訴えていたというリズ・トラス。それがずいぶんと右旋回し、現在ではマーガレット・サッチャーの再現をめざす保守系リバタリアン。無難なワンピース姿で安定感をふりまきながら、減税と小さな政府で経済成長をめざすと訴える政治姿勢のようです。

 

2022年4月29日 (金)

ブリジットとウルズラ

まつこです。

決選投票でフランス大統領再選が確定したマクロン。特権的なエリート支配への批判の声も大きく、国家分断の修復が大きな課題だと就任演説でも語っていました。

マクロン政権2期目の行方も気になりますが、とりあえず注目したのは、2期目のファースト・レディブリジット・マクロンのファッション。5年前の初当選の時と、よく似たネイビーとシルバーの組み合わせのスタイルでした。

Bm

[左が5年前、右が先週の日曜日。ヴィトンのデザインだそうです]

ネイビーとシルバーの組み合わせもスタンド・カラーも5年前とよく似たスタイルです。「継続性」をはっきりと印象づけるものでした。

肩のラインを強調し、体にぴったりとそったシャープなデザインがブリジット・マクロンの定番ファッション。体型の良さ(と財力)を誇示する安定したスタイルです。ブリジットのファッションもマクロンの政策も、これから5年間、あまり大きな変化はないような気がします。

ウクライナ情勢もあって、非常に気がかりなヨーロッパの政治情勢ですが、その中で最近、よく登場するのはウルズラ・フォン・デア・ライデン。EUを率いる女性初の委員長です。ロシアの軍事侵攻に対し、きっぱりした発言で強い非難の姿勢を示しています。その落ち着いた明確な姿勢とともに印象的なのは、常に整ったヘア・スタイルと仕立ての良さそうなジャケット。

Gettyimages1201842219

[いつもきれいにセットされたヘア・スタイル]

有力な政治家の娘として生まれ、ブリュッセルで育ち多言語を身につけ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学んだ後、医学を学んだ超エリートです。ドイツでは名前に「フォン」が入っているのは名家の目印ですが、結婚相手は貴族で、医学部教授で、医療技術系の会社のCEOだそうです。

H_554569341068x745

[ピンクなどきれいな色のジャケットがお好きなようです]

EUの政治的トップにのぼりつめたフォン・デア・ライデンですが、驚くことに7人(!)の子供を産み育てた母親でもあります。教育、キャリア、家庭・・・すべてにおいて完璧なスーパー・ウーマンです。

Gettyimages73346888

[現在、一番上の息子は33歳、間に双子もいて、一番下の娘は21歳だそうです]

ファッションに関してはかなり保守的で、いつもきっちりとしたジャケット姿です。色がピンクや薄いキレイな色合いのものが多く、曲線のカットワークなどがほどこされていることもあります。いかにも政治家らしい肩肘張ったデザインではなく、女性らしい柔らかめな印象がフォン・デア・ライエンのスタイルのようです。

Photo_20220429213201

[カットワークがフェミニンな印象を与えるジャケット]

ヨーロッパ内での軍事衝突という非常時にあって、フランス大統領も欧州委員会委員長もこの危機を乗り越えて、ヨーロッパの「安定」を取り戻すという大きな使命を担っています。マクロンやフォン・デア・ライエンのような、きっすいのヨーロッパ・エリートたちが果たしてどこまで指導力を発揮できるか。目が離せない状況がしばらく続きます。

 

 

2021年9月 3日 (金)

罰の重さ

まつこです。

有罪者は罰としてシェイクスピアを勉強すること。こんな判決がイギリスのレスターで本当に下されました。

1_018johnjpg

[君、反省してる?写真はLeicester Mercuryより]

白人至上主義のネオ・ナチの大学生が、移民や同性愛者を排斥する文章を書いたり、極右思想や爆発物製造に関する大量の文書をダウンロードしてハードディスクに保存していたため、テロ未遂の容疑で捕まりました。裁判で有罪判決を受けたのですが、話題になったのはその「量刑」です。実刑判決の投獄は免れたものの、2年間の執行猶予期間の間、4ヶ月に一度、裁判官に面談し、課題図書についてのテストを受けるのだそうです。

判決を言い渡した裁判官はこう言ったそうです。「若さゆえの愚かさだ・・・君はディケンズを読んだことがあるかね?オースティンはどうだ。まずは『プライドと偏見』から始めなさい。それから『二都物語』、つぎにシェイクスピアの『十二夜』。それからハーディ、そしてトロロップはどうだね?第1回目の面談は1月4日だ。その日に読んだものについて私に話してもらうよ。読んだものについて私がテストをするからね。」

ヘイト・クライムに反対する団体からは、この判決は甘すぎて、他の若者たちへの犯罪抑止にならないと、見直しを訴える声が上がっているそうです。

Img_0461

[ヘルスメーターで測ったら上下合わせて3.4キログラムありました。あまりに重い]

「罰の重さ」について考えようとしたとき、私の頭の中に思い浮かんだのは、学生時代に使わされたイギリス文学のアンソロジー、上下2冊の「物理的重さ」でした。私の行っていた英文科では、英文学史の授業が18世紀を境目に前半と後半に分かれていました。その新旧二つの英文学史の授業2コマ、それぞれで次週までに読んでくる課題箇所を指定するのですが、まともにやろうとすると1冊ずつが漬物石のように重いアンソロジーを週2回も持ち運ばなければならないのです。

時は1980年代、ハマトラだ、ニュートラだと流行を追いかける女子大生ブームの真っ只中です。クレージュかなにかのお弁当型の小ぶりなバッグを肩にかけ、あとはかっこよさげな薄手の洋書とバインダーをブックバンドで束ねて小脇に抱える、というのが女子大生の一般的イメージ。電話帳みたいに分厚いアンソロジーは、この軽くて薄い女子大生ファッションの中で、あまりにも重い。

重さを少しでも軽減すべく、布でできたお稽古バッグみたいなのにこのアンソロジーを入れて通学してみようとしましたが、「それ、ダサいね」というおしゃれなクラスメートからの視線が痛かった。なんの罪でこんな重いものを持ち運ばなければならないのか・・・。

というわけで、やがてアンソロジーは上下巻とも、大学のロッカーに放りっこみぱなしになりました。課題部分なんて読まずに、授業はただぼーっと聞くだけ。試験に出そうな有名箇所を試験前に大慌てで原文を読んで乗り切りました。

レスターの裁判官の試験は、こんな一夜漬けじゃあごまかせないんだろうなあ、と思いつつ、それにしてもこの裁判官の課題図書の選択は、いかにもイギリス文学の「正典」そのもの。これじゃあ、40年前の女子大の英文学史の授業の課題図書とほとんど変わりません。21世紀の極右の若者への「罰」としての課題図書には、サルマン・ラシュディとかゼイディー・スミスみたいな移民系作家が入る余地はないのかねえ・・・。シェイクスピアの『十二夜』って、堅物のおじさんをさんざんに笑い物にする喜劇だけど、そんなのを読んで、果たして人権意識が高まるのかねえ・・・。いろいろ疑問も湧いてくる判決でした。

2021年1月14日 (木)

続 ナンシー・ペロシのマスク

まつこです。

今日のナンシー・ペロシの服装はいくつものメディアが注目しました。

Pelosi

[左が2021年1月13日、右が2019年12月18日。写真は英紙Independentより]

なぜなら前回のトランプ大統領の弾劾決議のときと同じ黒いワンピースだったから。

過去に在職中に弾劾されたアメリカ大統領は、アンドリュー・ジョンソンとビル・クリントンとドナルド・トランプの3人です。(リチャード・ニクソンは弾劾訴追を決議する直前に辞任しています。)

379708720imagea124_1610570399533

[写真はDaily Mailより]

しかし「2回目」の弾劾訴追決議を下されたのはトランプが史上初めてです。「2回目」を強調するためにペロスは同じワンピースを繰り返し選んだようです。黒いワンピースに合わせたゴールドのネックレスも同じ。タブロイド紙では「リトル・ブラック・インピーチメント・ドレス」などと呼ばれているようです。

Im285003

[黒いドレスにゴールドのアクセサリーとブルー系のマスクでコーディネート]

憲法修正25条の発動を求められたペンス大統領は、自分や家族への暗殺の危険を恐れて大統領の罷免をためらったと伝えられています。ペロシもおそらく身の危険を感じないわけにはいかないと思います。このドレスのように「効果的な演出」も、一部の熱狂的トランピアンの怒りの炎に油をそそぐことになるでしょう。

大衆の狂信は冷めてしまえば、あっけないほどに跡形もなくなるものです。怒りと暴力に身を任せている人々が我にかえり、地味で愚直な言論による政治が戻ってくる日が、2021年中にやってくることを信じたいと思います。

 

 

2021年1月 9日 (土)

ナンシー・ペロシのマスク

まつこです。

新年早々、アメリカ議会の議事堂に乱入する暴徒のニュースは衝撃的でした。シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』にも暴徒と化した集団が、謀反人と名前が同じというだけの理由で、無関係の詩人に襲いかかる場面がありますが、議事堂の縁台を盗んだり、執務室をめちゃくちゃにしてほくそ笑む狂信者たちの表情は醜悪でした。ジャック・ケイドの乱とかフランス革命のさなかにも、こんな場面があったのかもしれません。

そんな衝撃的ニュースを追いながらも、ちょっと気になったのは・・・

Im281918

[すでに日付は1月7日、連邦の上下院共同会議でバイデン氏の勝利を正式に確定した瞬間]

下院議長ナンシー・ペロシ氏の「マスク」です。上下両院の議員にとっては長い、長い1日でしたが、その間、ペロシ氏は服装に合わせてマスクも変えていました。

Joint-session-to-certify-the-2020-electi

[1月6日、両院合同会議が始まった直後]

青いワンピースの時には、国旗の3色を使ったマスク。夜になってその上に白いジャケットを羽織っているときには、青と白のもうちょっと落ち着いた柄のマスクに変えています。

で、気になって調べてみました。ここ数日のペロシのマスク・コーディネート。

Nancypelosi

[1月3日]

1月3日、ペロスは僅差で下院議長に再選されました。その時にはブルー・グレーの洒落たスーツに合わせて、マスクもちょっとツヤ感のあるブルー・グレー。おおぶりのネックレスも、襟の小さなブローチも、うまく色合わせされていて、参考になりますね。

Merlin_951908497

[1月7日の記者会見]

暴動の翌日、ペロシは記者会見を開き、トランプが直ちに大統領を辞任しない場合には弾劾決議案を提出する旨を話しました。この日、パープルのジャケットに合わせたのは色とりどりの花柄のマスクです。きっぱりとした主張をするときには、インパクトの強い色使いを選んでいるのでしょうか。年齢が上がるにつれ、こういうきれいな色のものを身につけて、効果的なお洒落をする良いお手本ですね。

800

[12月30日の記者会見]

こちらは赤いジャケットに合わせた大胆な柄のマスクです。責める姿勢がいいですね。

Nancypelosifacemasks41590521750

[雑誌Elleの記事より]

ペロシのマスクはすでに女性誌は注目していたようで、Elleでは2020年5月にはすでに"The Nancy Effect"という記事を出していました。頑なにマスクをつけようとしないトランプ大統領に対し、民主党出身の下院議長としてペロシはカッコよくマスクを使いこなすことで、コロナウィルスへの感染予防を訴える政治的メッセージを発しているという内容です。ナンシー効果でマスクの売れ行きが伸びたブティックもあるそうです。

最近、日本でもデパートに行くと、女性エグゼクティブ用みたいなスーツが並んでいるコーナーがありますが、どれも似たような個性のないものが多いように思えます。アメリカ下院議長のスタイルを真似しながら、シニア世代のワーキング・ウーマンも意欲的なおしゃれを楽しみたいものです。

 

追記

4324

[1月10日]

週明けの続報です。合衆国憲法修正第25条を発動してトランプ氏を大統領職から追放するよう要求する、もしもペンス副大統領がそれを拒んだ場合は、直ちに弾劾の同義を出すという趣旨の書面をペロシ議長は民主党議員に送ったそうです。この日のマスクはキモノ柄ですね。

 

 

2020年7月15日 (水)

ご無沙汰しました

うめぞうです。

 

すっかりブログの更新が途絶え、このままだと、ただでさえ少ない読者がついに愛想を尽かしてしまう。うめまつもコロナ危機と共に去りぬ、となりかねない。そこでとりあえず、その間のお詫びとご報告を一言。

まつこは、来る日も来る日も遠隔授業。コンピュータの前に座りきりの毎日だ。おかげさまで(皮肉じゃないよ)うめぞうは、すっかり専業主夫としてのアイデンティティを確立できた。気がつけば、朝食が終わると昼食の、昼食が終わると夕食とデザートの献立を頭の中で考えている。なかなか上達はしないが、料理の面白さは徐々にわかってきたようだ。

それにしても、日本の大学でこれほど教師が授業準備に時間をかけ、学生が聴講と課題に時間をかけたことは、かつてなかったのではないか。コロナ第二波の到来が現実となりつつある今、後期どころか来年度までこれが続くと、学生教員双方に相当なコロナ疲れが出てくるだろう。

ただ、どんなことにも思わぬ副産物がある。この経験を通じて勉学の面白さを実感した学生もいれば、講義内容を自分なりに深め、体系化できた教師もいたはずだ。部活やサークルは実際に人が集まらないとダメだが、大学で勉強したいという学生にとっては、この形でもいいじゃん、的な思いもあったはずだ。となると、今までの大学の講義はなんだったの?ということにもなる。

会社のことはあまりよく知らないが、それでもテレワークによって業務が効率化され、生産性が向上したという話はよく耳にする。もちろん需要の急激な落ち込みを吸収することまではできないだろうが、やがて需要が回復した時には、かなり経営の贅肉が落ちたことが実感されるだろう。満員電車での往復3時間がなければ、その分、仕事に時間と体力を振り向けられる。ホウレンソウなどと呼ばれた報告、連絡、相談の部類は、メールやズームに置き換えれば格段に短縮できる。個人への仕事の割り振りが明確され、誰が実質的な仕事をしているかが一目瞭然となる。もちろん「あの部長さん、要らなくない?」てなことにもなる。ばか高い賃貸料、光熱費を払って都心にビルを構えるよりも、会議は時間貸しの事務所を利用し、その浮いた予算で業務のデジタル化とネット環境の強化を進める。要するに建物や人の集まりとしてイメージしていた実体としての会社を、そっくりクラウド上に移し、会社を業務処理のためのアルゴリズムの束として見直す。

コロナ危機の中でこうした発想転換が進めば、おそらく多くの会社はもう元には戻れなくなるだろう。その時には、今以上の雇用喪失と格差拡大が予想される。これを前提として、今後の社会構想を今から練っておく必要があるだろう。ただ、この危機を通じて、人間にとって最も必要なものは何かという本質的な問いにも気付かされた面がある。それについてはまた次回。そのうち、まつこが、その間に食わされたうめぞうメシの写真をアップする予定だ。

2018年12月31日 (月)

あれから10年

久しぶりにうめぞうです。

いよいよ2018年も残すところわずか。今年も、うめまつダイアリーを読んでくださった数少ない皆様には、あらためて感謝をささげます。旅の報告はまつこに任せ、馬鹿の一つ覚えのうめぞう節で旧年をしめくくることにしたい。

Photo_3

[ハンブルク市庁舎の前で世界を語るうめぞう]

大晦日といえば紅白歌合戦、お正月は初詣のあと家族そろっておせち料理。そんな昭和な時代は、さすがに生活形態の多様化や家族関係の変化とともにかすんできた。それでも商魂たくましい資本主義はたえず新たな祝祭を生み出し、強化していく。キリスト教とは無縁でも、クリスマス・イヴには恋人や家族とディナーを楽しまないと、クリぼっちなどとからかわれる。クリぼっち、おおいに結構じゃないか、とへそ曲がりなうめぞうは思ってしまう。自分の生活スタイルまで、マーケットに決めてもらう必要はない。それぞれの年末年始を、それぞれの仕方で過ごそうではないか、と。

ふりかえってみれば10年前、そのたくましい資本主義も満身創痍の瀕死状態だった。2008年の大晦日、日比谷公園では「年越し派遣村」が開設されていた。村長役は自立生活サポートセンター・もやいの湯浅誠氏。全国コミュニティ・ユニオン連合会などが協力し、炊き出しや生活職業相談、生活保護申請の援助や簡易宿泊所の提供などを行った。その3ヶ月半前に米国の大手投資銀行リーマン・ブラザーズが史上最大の負債を抱えて倒産。金融不安と景気後退の津波が世界を呑み込もうとしていた。

あれから10年、資本主義という名のフェニックスは灰の中からふたたび蘇ったように見える。しかし、あの危機は本当に解決されたのか。

この10年間、株価や不動産価格は持ち直しても賃金は横ばい。当然ながら富裕層のための贅沢品市場を除けば、個人消費も頭打ち。低成長の中で格差は拡大し続け、家計と国家財政が抱える借金の対GDP比はついに10年前の水準を超えた。次の危機が静かに、しかし着実に近づいているのだ。その危機を10年間、封じ込め、先延ばししてきた唯一の市場プレーヤーは中央銀行だった。その時間稼ぎも、いよいよ限界に近づきつつある。

 こんな暗い話で一年をしめくくるのは気が進まないが、危機は忘れるより、覚えておいた方がはるかに身のためだ。フェニックスは、たとえ燃え尽きても復活する。しかし、私たちの生活はそうはいかない。たとえもう一度、市場に火がついても、私たち自身の生活は、市場の原理とは異なる原理で守り続けていきたい。そのための知恵を来たる年にはみなさんと一緒に磨いていきたいものだ。どうぞ良いお年を。

2018年12月12日 (水)

水曜日のジャケット

まつこです。

苦労続きのメイ首相。今日は保守党議員が党首に対する不信任投票することを決めました。デイヴィッド・キャメロンが党員に向かって、「首相を支えるべきだ」とツイートしたら非難轟々。やれやれ・・・。

73239566486843imagea47_154460765613

[断固戦うわ!]

「私が今やめたらEU離脱が遅くなるだけ」と訴えていますが、保守党議員は次の党首が誰かで浮き足立っているようです。

73255506486671imagea95_154461080565

[後ろのボタンがアクセント]

もはやイギリスの政局の視界はゼロ。テリーザ・メイのファッションにだけ注目しましょう。

今日は紺色のパンツにジャケットの組み合わせ。高い位置でウエストを絞った細身のジャケットでした。ジャケットは織地に模様が入っていますが、パンツは無地。このバランスがなかなかスッキリしてカッコいいですね。

でも明日も党首でいられるかどうか・・・。

より以前の記事一覧