アラフォー世代のジレンマ解決本?
まつこです。
新潟は湿度85%です。まるでお風呂の中です。あるは雨期のジャングル。この蒸し暑さの中、健診のために母を病院につれていき、買い物をし、食事の支度をし、合間に仕事・・・。いささかへこたれてきました。そこでブログを書いて気分転換!
職業柄、本と接している時間は長い方だと思いますが、「栞」(しおり)で気に入ったものというのは、あまり多くありません。金属製やプラスチック製の立派なのは邪魔になります。デザインが良くても厚すぎたり、重すぎたりするのはだめです。文庫本や新書についてくる薄っぺらい紙のは気がつくと無くなっていることが多く、使い捨てです。
[これはアルチンボルドの『春』。今は仕事の本に挟んであります]
最近気に入っている栞は、春にルーブル美術館の売店で買ったものです。16世紀のイタリアの画家アルチンボルドの『春』と、18世紀の彫刻家カノーヴァの『エロスとプシュケ』をデザインした2枚の栞。この週末に新潟に持ってきた2冊の本に、ちょうどその2枚の栞を使っています。
アルチンボルドの『春』は咲き乱れる花や若々しい緑で人物の肖像を描いたものです。ちょっと不気味ですがユーモラスなので、目下、仕事で読まねばならぬお堅い研究書に挟んで使っています。数ページ読んで眠くなったときは、この花びらを数えて眠気を飛ばします(嘘)。
[こっちは眠くならない方の本]
もう一方の『エロスとプシュケ』はきれいな彫刻で超有名ですね。こちらを使っている一冊はシェーン・ワトソン(Shane Watson)というコラムニストが書いた『40才過ぎて男と出会う方法』(How to Meet a Man after Forty)というエッセイ。副題は『その他もろもろの中年期のジレンマ解決法』(And Other Midlife Dilemmas Solved)。表紙タイトルの「40歳」というところにはアステリスクで注釈がついていて「あるいは30歳」と記されています。30代、40代、いわゆるアラフォー世代のあれこれの悩みを、本音で、鋭く、しかし笑いをもって分析した軽い読み物です。
アラフォー世代のジレンマとは――。「年より若く見えたい!」「女友達の中の困ったチャンと本当の友達の見分け方」「だんだん母親に似てきた、まずい!」「独身のままでも幸せになれるか?」「子連れ男と結婚できるか?」などなど。この本はこうした悩みに、人生相談のような助言をするのではありません。アラフォー世代のリアルな視線で、恋愛、ファッション、家族、友人関係などを語り、現代の「いつまでも若く美しく、生活をエンジョイしている女性たち」の実態をセルフ・アイロニーをもって描いています。
たとえば「整形族」と「アンチ整形族」の分類。「アンチ整形族」とは「いくらきれいでいたいと言っても、美容整形手術なんて不自然なことはイヤ」というタイプです。しかしこのアンチ整形族、細かく見ていくと無数の分派があります。アンチエイジング化粧品をいろいろ試し、体の線をカバーするファッションを念入りに選ぶという「正統派」、かなりなお金をかけてエステやらデトックスやらありとあらゆることに手を出すけれど「顔に針射すのだけはイヤ派」、ケイト・モスみたいな手を加えていなイメージをめざし、ただのヨレヨレのおばさんになっている「天然派」などなど。
この本では友人も細分化されます。「ただの友達」とはおしゃれして会って、高価なプレゼントを交換して、趣味の良さを認め合うような関係。一方、「本当の友達」は、親のことでも寄生虫のことでもなんでも話せて、似合わない服や似合わない男についてははっきりとダメと言ってくれます。有名で、美人で、才能がある知り合いは、人に見せびらかして自慢する「トロフィー用の友達」です。家庭料理を作ってくれる既婚者や、耳に痛い助言を与えてくれる頼れる人や、いざとなったとき一緒に憤ってくれる理想に燃える独身仲間は、「サバイバル用の友達」・・・といった具合です。
こういう本を読んでいると、イギリスだろうが、日本だろうが、アラフォー世代の女子の生態は変わらないことを改めて認識します。韓国でもオーストラリアでもカナダでもイスラエルでもシンガポールでもたぶん大同小異。「消費=文化」となった先進諸国であればどの国にも、ジレンマをたくさん抱えたアラフォー世代が生息しているはずです。
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[うめぞうからママへのプレゼント]
今日の新潟は曇り空ですが、庭にはいろんな花が咲いています。秋にまつこが植えたチューリップも花を咲かせ始めました。でもなんでこんなに寸詰まりなの?こういう種類なのかしら?
ケ・セラ・セラ・・・というわけで、現実から読書にいったん逃避。今回、往復の飛行機の中で読んだのは例によってお気楽な
[記事と関係ないけど庭に「つくし」も出ていました]







[アーデンの森(実は信州霧ヶ峰の写真です)」
[ウメマツも人生の秋]
今日の東京は久しぶりの晴天でした。とても気持ちのよいお天気だったので、仕事の後、大急ぎで電車を乗り継ぎ、葛飾区の水元公園まで出かけました。水元公園は中央に長く大きな池が横たわり、ポプラの並木や芝生が広がる美しい公園で、ロンドンのハイドパークにちょっと似ています。秋の日はつるべ落としで、あっというまに夕焼けに包まれ、水面を渡る風が冷たくなりましたが、気持ちの良い散歩ができました。
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