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2023年3月

2023年3月25日 (土)

62歳の春

まつこです。

東京では桜がいよいよ満開という日に入院して、二度目の心臓カテーテル・アブレーションをしてもらいました。

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[入院の直前に行った小石川植物園、この日は3分咲きくらいでした]

1度めのカテーテル・アブレーションは2017年12月。その後、ずっと順調だったのですが、去年の11月くらいから、息切れや動悸が多くなり、検査したところ心房細動が再発。学期と学期の境目の3月末に、2度目の入院となりました。

1度目は好奇心もあって、怖いもの知らずで臨めたのですが、「再発」による気分的落ち込みもあり、前回より治療リスクも理解しているので、2度目は気の重い入院でした。でもまあ、治療法のある病気であることに感謝しなければなりません。おかげさまで、本日、無事に退院してきました。

術前に「目が覚めたら終わっていますからね」と若いハンサムな医師に言われていたのですが、ちょっと難しい箇所があり長引いてしまったため術中に覚醒してしまいました。フワーとした感覚で次第に明瞭になる意識、そこで耳に入ってきたのは医師たちの緊迫したやりとりです。命に関わる治療ですから緊迫していて当たり前です。私は「えー、目が覚めたら終わっているって言ってたじゃん」と内心つぶやきながら、『ロミオとジュリエット』の終幕を思い出していました。

薬で眠ったジュリエットがあと少しだけ早くに目を覚ましていたら、ロミオは死なずに済みました。でももっと早くに目を覚ましたら、ロミオがパリスと剣を交えて戦っている最中です。深い眠りから目が覚めたらすぐそばで流血沙汰・・・術中に目が覚めた私は、まさにそんな気分でした。

しばらく待っても終わりそうもないので、思わず「覚醒しちゃったんですけど(また眠らせてください)」とお願いしてしまいました。眠くなる点滴を増やしてもらって、そのあとの記憶はおぼろです。もやもやとした半覚醒の中で「はい終わりましたよ」という声が聞こえたときはホッとしました。所要時間4時間半ほど。

朝から晩まで懸命に働く医師、看護師たちのおかげで命がつながったことを実感すると、せっかく治してもらった体は大切にしなければと改めて思います。これまで以上に健康管理に気をつけなければと思っている62歳の春です。

 

2023年3月10日 (金)

サザエさん

まつこです。

本日、うめぞうの友人たちを招いてのささやかなホームパーティということで、張り切って買いに出かけました。成城石井でカートを押して、てきぱきと食材を選びました。「久しぶりのホームパーティだし、ちょっとくらい贅沢したって構わないわ〜・・・」という気分で、ローストビーフ用の塊肉1キロまでカートに入れて、お会計へ。

バッグの中からお財布を出したところ・・・

がーーーーーん

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[左が名刺入れ、右がお財布]

名刺入れでした・・・。名刺入れの中身は名刺と教職員証とコピーカードだけ。若い女性の店員さんは親切で、荷物はそのままお店の冷蔵庫で保管してくれるとのこと。あわててお財布を取りに家に帰りました。頭の中に流れるのは「財布を忘れて、愉快なサザーエさん・・・」というおなじみの歌。

「ぜんぜん、愉快じゃないよ・・・」と思いながらも、春の暖かな陽気に包まれ、急いで歩いていると、「みんなが笑ってる〜、おひさまも笑ってる〜、るーるる るるるー 今日もいい天気〜」という続きが頭の中で、エンドレスに繰り返されます。

こうなったのも、スマイソンズの同じシリーズで、お財布や名刺入れを揃えてしまっているせいです。おまけにキャッシュレス化の流れを受けて、しばらく使っていた長財布からミニ財布に変えたら、名刺入れと区別がつきにくくなってしまいました。

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[前から使っているコインケースと長財布]

ボンド・ストリートに本店を構えるスマイソンズは、ほかの有名ブランドに比べると、日本での知名度は低いのですが、このきれいな水色が気に入っています。スマイソンズでは「ナイルブルー」と呼ばれている色です。色違いもあり、「パナマ」と呼ばれるシリーズです。19世紀、ヴィクトリア女王の時代に始まる老舗が「ナイルブルー」とか「パナマ」とかいう名称をつけるのは、いかにも植民地主義の名残・・・と、思いながらも使っています。

なんにせよ、出かけるときには、「財布、鍵、スマホ」の3点セットは必ず確認しよう、と改めて思った春の日でした。

 

 

2023年3月 4日 (土)

弥生

まつこです。

東向きの我が家のダイニングでは、窓から日の出が見えます。東京スカイツリーと日の出の位置がほぼぴったり重なるのが3月3日。

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[3月3日の日の出]

季節によって日の出の方向や時刻が少しずつ変化するのを見るのが楽しみです。仕事があったり、いろいろ用事が重なってあわただしい今年の春ですが、こんな季節の変化を感じる瞬間にしみじみとした喜びを感じます。

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[今年も出した小さなおひなさま]

家の向かいにある東大の農学部は、江戸時代には水戸藩の中屋敷でした。9代目の水戸藩主、徳川斉昭は「名にしおふ春に向ふが岡なれば 世にたぐひなき花の影かな」という和歌を読み、「ことし文政十余り一とせといふ年のやよいの十日さきみだるさくらがもとにかくほかきつくこそ」という前段詞書をつけたそうです。そこからこの界隈には「弥生」とか「向丘」という町名が付けられたそうです。

弥生は「いやおい」とも読み、「いよいよ」「ますます」という意味があるそうです。

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[近所にある浄土真宗のお寺]

いよいよ春ですね。

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