« 来た、見た、食べた | トップページ | 絵と目があう »

2019年9月 4日 (水)

それぞれの国境

まつこです。

大きな事故もなく旅程を終えホッとしているところです。最後はフランクフルトに再度立ち寄って帰国したのですが、そのフランクフルト空港での出国審査でひっかかってしまいました。別に高価な宝石類やドラッグをひそかに持ち出そうとしたわけではありません。

ちゃらんぽらんなイタリア人のせいです。

Img_3156

[1ヶ月間違えているスタンプ]

私たちがイタリアに入国したのは8月22日でした。ところがパルペンサ空港で押されたスタンプの日付は「22-09-19」。9月22日ってまだ来ぬ未来の日付じゃありませんか!

これを見逃さなかったのが律儀なドイツの国境警察。さすがです。「イタリア人よね〜こんな間違い」とか私が笑いながら英語で言ってもドイツ人警察官はニコリともせず。「私たちの責任じゃない」と言ってもなかなか通過させてくれず、この日の航空券は持っていないかとかあれこれ追及してきます。

そこでうめぞうがおもむろにドイツ語で「こんなミスはドイツでは考えられませんよね」と言ったところ、それまで厳かな顔つきだったドイツ人の表情がいっきに和らぎ、「そのとおり」と言って出国スタンプを押してくれました。

今回はEU内で何回か移動したのですが、イギリスの出入国はe-passportになっていてきわめてスムーズでした。イタリアは出入国の係員は陽気で、いちいち「こんにちは〜」とか、私のパスポートの名前を読んで「すばらし〜、まつこさん!」とかカタコトの日本語で冗談を言ってきます。(その間、男のうめぞうはまったく無視されたまま。)そんな愛想ふりまいているから、スタンプの日付を間違えたりするんでしょう。いかにも警察官ですという表情で謹厳実直にスタンプ押してくれるドイツの国境とは大違い。

出入国審査だけでも、それぞれのお国ぶりの違いがハッキリ出ます。数日間滞在するだけでも、言語、食べ物、街並み、人々の表情など、ヨーロッパの多様性を改めて認識します。やっぱりEU統合ってそもそもムリだったのかも・・・という気がしてきました。

ドイツでは右翼政党が急激に勢力を拡大。イタリアでは連立政権が崩壊。イギリスの国会もEU離脱をめぐって荒れまくっています。どこも魅力のある国なのですが、どの国も例外なく大きな政治課題を抱えています。各国がそれぞれにどんな折り合いをつけるのか、遠く日本からも注目し続けたいと思います。

« 来た、見た、食べた | トップページ | 絵と目があう »

コメント

おかえりなさい!お二人のガラスの腰もご無事で何よりです。出入国でひっかかると緊張しますが、やはりコミュ力が大事なんですねー。今回も旅レポ、とても楽しませて頂きました。夏のヨーロッパはやはり魅力的です。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

ドイツでもみなさん英語を話してくれるのですが、やはりドイツ語で話すと態度ががぜん変わるように思います。(でもうめぞうが人見知りするため、ついつい私が英語で用事を済ませちゃうのですが。)

私はミラノで2枚の絵を見て、にわかにカラヴァッジョ熱があがっています。秋から冬にかけて名古屋と大阪でカラヴァッジョ展があるようなので行こうかと考えているのですが、やはり相当に混雑するんでしょうかね?

お帰りなさい!無事のご帰国何よりです。旅には何かしらハプニングがあるので、この程度で済んで良かった・・・。私も今回アウトバーンのサービスエリアで、販売員のお姉さんに一生懸命ドイツ語混じりで愛想よく注文したのですが、通じなかったのか、頼んだ品を間違えられました・・・。

Mochaさん、コメントありがとうございます。

ドイツでドイツ語使おうとするなんて偉い!あっぱれです。私は部屋番号の「255」だけでもイタリア語で言ってみようと思ったのですが、「デュエチェントチンクワンタチンクエ」という呪文みたいなのがどうしても覚えられず、「デュエ・・・チン・・・チン・・・」でごまかしてしまいました。

英語で苦労するのは意外にもイギリス。コールセンターとかキャブの運転手さんの英語がものすごくなまっていて、何を言っているのかさっぱりわからず・・・というようなことがしばしばです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 来た、見た、食べた | トップページ | 絵と目があう »