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2019年5月

2019年5月19日 (日)

戦利品

まつこです。

本日の戦利品!

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[宝酒造のお酒がずらり]

宝酒造杯という囲碁の大会に、今日はウメマツ二人揃って参加しました。結果は四段で参加したうめぞうはうっかりミスなどあって3勝2敗。3級で参加したまつこは4勝1敗。

3勝の賞品が金箔入り松竹梅で、4勝の賞品は白壁蔵という純米大吟醸、そのほかのお酒は参加賞です。これから暑くなる季節。きりりと冷やした日本酒を飲みながら、囲碁談義でもしたいと思っています。

 

 

2019年5月17日 (金)

『ホワイト・クロウ』

まつこです。

ああ、長年この人のファンをやってきて良かった・・・

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[若き日のヌレエフを描いた『ホワイト・クロウ』]

レイフ・ファインズ監督の映画『ホワイト・クロウ』は芸術と精神の自由をテーマとする極めて完成度の高い作品でした。どの場面も緊張感をたたえながら美しく、レイフ・ファインズの才能の豊かさに改めて感銘を受けました。

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[監督のほかロシア人バレエ教師の役で出演もしているファインズ。いつもの抑えた美しい声でロシア語を語ります]

旧ソ連のバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフがパリで亡命する経緯を描いていますが、単なる伝記映画ではなく、絵画、音楽、舞踏などの芸術の追求が人の魂をいかに自由にするかを問う映画です。芸術の意味を映画というひとつの芸術ジャンルを通して探求する、メタ・アートとも呼べる映画でした。

地方での幼年期とレニングラードでの青年期とパリでの公演・亡命の時点と、3つの設定を行きつ戻りつする構成も巧みです。脚本はイギリスの劇作家デイヴィット・ヘアーですが、セリフのない幼年期の場面も雄弁に一人の芸術家の幼き日々の心象風景を伝えてくれます。沈黙と音楽の鮮やかな対比や、動かぬ絵画と躍動する舞踏との重なりあう場面も見事です。

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[エルミタージュ美術館にあるレンブラントの『放蕩息子の帰還』とヌレエフの物語が重なり合う瞬間が映画の見所のひとつです]

ああ、何度でも書きましょう。レイフ・ファインズのファンで良かった・・・。この人の才能を信じて良かった・・・。今後、老成してさらに深みを増す演技と成熟する創造性で、これからも舞台やスクリーンで感動させてくれることでしょう。

 

 

 

 

2019年5月 3日 (金)

初出場

まつこです。

本日の戦利品はこれです。

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[金箔入り松竹梅とみりんと調理酒]

生まれて初めて囲碁大会に出場してきました。「はじめての宝酒造杯」という酒造メーカーがスポンサーになっている大会です。

私が自ら出場を決めたわけではなく、1ヶ月ほどまえにうめぞうが私の名前で出場をエントリーしていました。棋力も適当に「5級としておいたよ」と言われたのですが、5級がどの程度の強さなのかもよくわからず、戸惑いながらの初出場。

で、結果は・・・

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[勝つと丸印を書き込んでもらえます]

3局打って、3連勝でした。祝!

はじめての大会出場なので、気後れしながら出かけたのですが、商品のリストを見てがぜんやる気がでました。勝ち数によって商品が異なり、全敗だと参加賞のみりんと調理酒で、1勝するとスパークリングの日本酒の小瓶1本、2勝すると2本もらえます。3勝するとおめでたそうな金箔入り松竹梅です。日本酒好きの私としては、みりんじゃなくてお酒がほしい、ぜひとも1勝はしたい、と思ってがんばりました。

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[日本棋院のエントランスにあった記念写真撮影スポット。「深奥幽玄」は川端康成の書です]

それにしても、今回、大会に初参加してみて、囲碁人口の高齢化をまざまざと実感しました。女性は思ったより多かったのですが、男女とも60代以上と思われる人たちが中心でした。すみれちゃん効果で、もう少し若い世代にも囲碁ブームが起きてほしいものです。日本酒もいいけれど、ワインとか高級チョコレートなんかが賞品だと、若い女性の参加者がもうちょっと増えるんじゃなかろうか。

 

2019年5月 1日 (水)

趣味の読書

まつこです。

職業柄、本を読むことを「趣味」とはなかなか言いにくいのですが、この連休中は趣味の読書を楽しんでいます。

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[この連休中読んでいるのはこの2冊]

1冊目は平野啓一郎の『マチネの終わりに』。運命の人とすれ違い続けるという通俗小説的な筋書きですが、時間論、芸術論、職業における倫理など、硬質の議論が展開されています。ヒロインがユーゴスラビア人と日本人のハーフで日本語、英語、フランス語、ドイツ語、ギリシア語、ラテン語を操る知性派で、強い正義感も持ち、そのうえとびきりの美人。彼女が運命的出会いをしたのが世界的に活躍する天才ギタリスト。こういう絵に描いたような理想的な男女ではありますが、二人をそれほど若くなく(女40歳、男38歳)設定したところが、この小説の成功の要因でしょう。

人生に対する諦念と執着が交錯する年代の恋愛に、哲学や歴史が織り込まれていて、大人のための読み物になっています。文化的芳香にどっぷり浸れる小説でした。

もう一冊はD. H. ローレンスの『チャタレー夫人の恋人』です。これを私は朗読の配信サービスAudible.ukで聞きながら読んでいます。イギリスではもともとオーディオ・ブックという朗読の録音で読書を楽しむ人たちが一定数いて、一流の俳優たちによる素晴らしい録音がたくさんあります。E. M フォースターとかオースティンなどの小説、いわゆる英文学の名作をこの音声と活字とで楽しむのが私の「趣味」です。

『チャタレー夫人の恋人』はサマンサ・ボンドの朗読で聞いています。貴族チャタレー家の森番のオリバーは、グラマー・スクールで教育も受け、軍人としても中尉にまでなった人ですが、ヒロインのコニーとの会話では、あえて強いミッドランド訛りで話します。その訛りによって、貴族の妻であるコニーとの階級差や、煤けた炭鉱と森の豊かな自然が対比をなすミッドランドの風土が浮かび上がります。こういう訛りの持つ効果は目で活字を追っているより朗読で聞いた方がはるかによく理解できます。

昼間は英語の朗読を楽しみ、夜は日本の小説を読む。合間にピアノ弾いたり、碁を打ったり。老後は毎日、こんな生活なるのかなあ・・・。待ち遠しい定年後の生活を、ちょっとだけ味わっているような連休です。

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