« あけましておめでとうございます | トップページ | 『クリスマス・キャロル』 »

2019年1月 2日 (水)

『アントニーとクレオパトラ』

まつこです。

ロンドンの元旦は晴れて、きれいな青空が広がりました。

Photo

[アルバートの像が朝日をうけて輝いていました]

良いお天気に誘われてケンジントン公園まで散歩に行きました。あまり寒くもなく気持ちの良い元旦の散歩になりました。

夜はナショナル・シアターで観劇。レイフ・ファインズ主演の『アントニーとクレオパトラ』です。

5784

[アントニーは女に溺れる武将]

サイモン・ゴドウィンの演出は舞台を現代に設定しています。エジプトは高級リゾートホテル、ローマは先進国の防衛省のオフィスのよう。その大きくことなる二つの場所を行き来しながら40以上も場面転換があるこの戯曲をどのように演出するのかが、この劇の見所のひとつです。

今回は回転する大規模なステージで、大がかりな舞台装置を次々繰り出しながら歴史絵巻を繰り広げました。生の迫力あるパーカッションにのせて、複雑な場面転換がスムーズに行われ、ナショナル・シアターの底力を見せつけられた感じでした。

女に溺れているアントニーと、女のエゴむきだしのクレオパトラ。人生の盛りを超えた男女の醜悪ささえ感じさせる二人が、それぞれ自死によって最後の名誉を守ろうとするという展開です。似た者同士の中年カップルの恋愛悲劇ですが、安っぽいスキャンダルにならないのは、朗々たる韻文のおかげ。まるでオペラのようなスケールの大きな舞台でした。

« あけましておめでとうございます | トップページ | 『クリスマス・キャロル』 »

コメント

あけましておめでとうございます。今年もうめまつ夫妻の記事を楽しみにしています!『アントニーとクレオパトラ』のアントニーはなかなかイタいキャラですが、レイフ・ファインズ、すごくカッコいいですね。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

レイフ・ファインズ見たさに、半年前から元旦の切符買っていたんですが、「イタい」面が強調されたアントニーでした。エジプトではリゾート用のワイドパンツみたいなのをはいているんですが、それがぜんぜん似合わないことといったら・・・。ファンとしては軍服姿で敗北を悟った場面でようやく安堵しましたが、終幕のいいとこは全部クレオパトラに持っていかれるし、「これって戯曲が良くないんじゃない」とつい思ってしまいました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『アントニーとクレオパトラ』:

« あけましておめでとうございます | トップページ | 『クリスマス・キャロル』 »