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2018年6月16日 (土)

ギンレイ・シネマ・パスポート(8):『ローズの秘密の頁』

まつこです。

ヴァネッサ・レッドグレイヴが見たくて出かけた『ローズの秘密の頁』(The Secret Scripture)。アイルランドの田舎を舞台に、独立運動、宗教、因習、精神病院という厄介な状況が幾重にも絡み合う恋愛映画です。
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[若き日のヒロインはルーニー・マーラ、それを年老いてから回想するヴァネッサ・レッドグレイヴ]

政治的にも宗教的にも複雑な道具立が盛りだくさんなわりに、結末が現実離れしてやや安直なので、イギリスでの評価はあまり良くありませんでした。でも実力派の役者たちの熱演やアイルアンドの荒涼たる風景がたっぷりと堪能できる恋愛ドラマです。

ヴァネッサ・レッドグレイヴを観に行ったつもりが、心に残ったのはこの懊悩するハンサムな神父の顔。
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[テオ・ジェイムズ演じる神父]

セリフの中で"deeply troubled man"と表現されていましたが、ローズの瞳が放つ抗しがたい魅力に強烈にとりつかれてしまった神父の、執拗な情念をテオ・ジェイムズがうまく演じていました。
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[見つめ合う二人、ここから悲劇は始まる]

ヒロインが愛するのはイギリス空軍に入った健全なプロテスタントの若者ですが、女性観客を魅惑するのはほっそりとした容姿に悶える魂を隠した偏執的なカトリック神父の方でしょう。

ギリシア系の血が混じっているイギリス俳優のテオ・ジェイムズ。こういう美しい顔の俳優には、これからもぜひ悩める魂を抱えた屈折した役柄を演じてもらいたいものです。

テオ・ジェイムズが良かったので星4つあげちゃおう。⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

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