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2018年4月

2018年4月30日 (月)

4月の終わり

まつこです。

今日で4月も終わり。新緑の中で母を見送り、気がつけば初夏のような陽気になっています。

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[郷里の海と山]

空き家の管理やあれこれ手続きもあり、新潟へ出かけてきました。実家で水道工事をする必要があったので、一泊目は海辺の宿に泊まりました。

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[パノラマにするとこんな感じ]

佐渡配流されていた日蓮が赦され、流れ着いたとされる地です。海辺にはそのゆかりのお寺も建っています。

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[夕暮れの日本海]

日本海に沈む夕日も眺めることができて、なかなか良い週末でした。

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[のどぐろの塩焼き]

今は母亡き故郷に帰って感傷にひたっているばかりでなく、日本海名物のノドグロの塩焼きに舌鼓などうち、地酒を堪能。こうして次第に日常生活のペースを回復しつつあります。

2018年4月11日 (水)

まつこです。

新緑の季節に、家族や老人ホームの職員の方達に見守られながら、母が息をひきとりました。認知症と診断されてから11年目、その間、このブログを通して多くの方から母や私に励ましのコメントをいただきました。あらためて感謝申し上げます。

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[母に会いに行く日は、新幹線から富士山の写真をよく撮りました。これが葬儀の日の朝の富士山です]

最期の数日間、老人ホームに泊まり込んで母のそばにいましたが、その間、職員の方達の本当に献身的な介護に感銘を受けました。

母の手をさすって「がんばってや、がんばってや」と声をかけ続けてくれた若い男性職員。夜を徹して30分に一度、巡回してくれて、母が無事に朝を迎えられたときには、「がんばってくれてありがとう」と号泣してしまった若い女性職員。いよいよ最期の時が近づいたとき、「私にできることがもうない」と泣いてくださった方もいます。亡くなったときも、次々と職員の方たちがきて、涙ぐみながら母の体をさすってくれました。

毎日の食事、排泄、入浴の世話をしてくださっていた職員の方たちは、血はつながっていなくても、母と濃密な触れ合いがあったのだと、改めて思い知らされました。母の世話をすることが自分にとっての癒しだったとまで言ってくださる方もいました。自分ではなにもできない、最も弱い存在となっても、人は他者と人間的なつながりを持ち続けられるのだと、教えられたように思います。

このブログは遠距離介護をしていた頃に、気分転換のために始めたものです。葬儀の前の晩、眠れなかったのであらためて読み返してみました。この10年間の母との思い出が、思った以上にたくさん残っていました。認知症になって次第に変わっていく母の姿を見るのは辛い経験でしたが、ほんとうに多くのことを学べた気がします。たとえ病を得たとしても、人は愛し、愛されることで、人生の終わりまで豊かな日々を過ごせるのだと、それが母が身をもって示してくれた、最期の教えでした。


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