« ギンレイ・シネマ・パスポート(6): ボブという名の猫 | トップページ | リリカちゃん »

2018年2月 5日 (月)

ブレイディみかこ

まつこです。

最近、各出版社からひっぱりだこのブレイディみかこ。私もハマって3冊いっきに読んでしまいました。

Img_0210
[出すものすべてベストセラーの勢い]

 

労働者階級の反乱 地べたから見たEU離脱』は、離脱に投票したワーキング・クラスの人々の現在の体制に対する不満や怒りをリアルに伝えています。『ヨーロッパ・コーリングー地べたからのポリティカル・レポート』は、ここ数年のイギリス政治情勢の変化を細かく知ることができます。

両方とも「地べたから」を副題にうたっているように、新聞やテレビなどメイン・ストリームのメディアからでは伝わらない、現実ありのままの姿を知ることができて、有益な本でした。

しかしこの3冊の中でもっともインパクト強かったのは、著者自身の生活を反映して書かれたコラム集『花の命はノー・フューチャー』。貧困、酒、パンクロックの中で生きてきた自分を、センチメントがいっさい入り込まない乾いた筆致で突き放して書いています。リズム感のある文体と鋭い洞察力で、ひとつひとつの文章が魅力を放っています。

アウトサイダーとして生きて行く覚悟のできている人の文章は、潔くてかっこいい。これからもパンクなおばちゃんとして、胸のすくようなレポートをイギリスから発し続けてくれるでしょう。

« ギンレイ・シネマ・パスポート(6): ボブという名の猫 | トップページ | リリカちゃん »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブレイディみかこ:

« ギンレイ・シネマ・パスポート(6): ボブという名の猫 | トップページ | リリカちゃん »