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2018年2月 1日 (木)

ギンレイ・シネマ・パスポート(6): ボブという名の猫

まつこです。

今週のギンレイホールは『ボブという名の猫:幸せのハイタッチ』。原題のA Street Cat Named Bobはテネシー・ウィリアムズの戯曲A Street Car Named Desire(『欲望のいう名の電車』)のもじりですね。

ドラッグ常用者でホームレスのストリート・ミュージシャンが、一匹の野良猫と出会ったことで人生を立て直すきっかけをつかむ。実話にもとづいたハート・ウォーミングな映画です。

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[こちらは映画の一場面]

ホームレスの青年ジェイムズは俳優ルーク・トレッダウェイによって演じられていますが、猫のボブは本人(本猫)が自ら出演。これが実に芸達者でびっくり。じっとジェイムズを見つめるまっすぐな眼差しが心に残ります。

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[こちらは本物のジェイムズ・ボーエン]

動物と人間の愛の物語というだけではなく、ドラッグやホームレスという深刻な社会問題を扱った映画でもあります。絶望的な状況にある人にとってロンドンは冷たく暗く汚い街です。少しずつ社会に受け入れられるようになると、それにともないロンドンの街も次第に生き生きとした輝きをもって見えてきます。

華やいだ都会の中にある悲惨な闇についても考えるようにと、この一匹のストリート・キャットが訴えているようです。

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