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2017年8月23日 (水)

バレンシアガ展

まつこです。

ケンブリッジからロンドンは、少し退屈な田園風景を眺めながら電車で1時間弱です。キングズクロスの駅を降りて雑踏に中に足を踏み出すと、なぜかホッとします。田舎には田舎の良さがあるのですが、都会のざわめきの中に身を漂わせる気楽さも捨て難いものです。

そんなわけで気分転換にロンドンで一泊。

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[やっぱり都会はいいわ〜]

友人とSohoで夕食をとることになっていたので、それまでの空いた時間でヴィクトリア&アルバート博物館で「バレンシアガ展」を見ることにしました。

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[造形的なデザインも多いバレンシアガ]

バレンシアガについては何も知らなかったのですが、例によってイギリスの博物館の巧みな展示によって短時間でいろんなことがわかりました。サンセバスティアン出身のバスク系スペイン人でパリで活躍し、伝統と革新性を融合させたそのデザインはその後に続くデザイナーたちにきわめて大きな影響を与えたのだそうです。

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[ドレープ使いが美しいのもバレンシアガの特徴のひとつ]

一枚の四角い布に切り込みを入れてダーツをつけるだけで、立体的なコートが仕立たバレンシアガ。折り紙を使ってそのコンセプトを理解するという実践コーナーもありました。

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[1983年のコム・デ・ギャルソンのドレス]

バレンシアガの影響を受けた数多くのデザイナーの一人として川久保玲のドレスも展示されていました。

テイラーメイドの美しい服は、気合なしでは着れません。細いウェストがしっかりとマークされている服だけでなく、バルーンやコクーンのように体の線を見せないデザインでも、姿勢良く着こなしてこそ、その造形の美しさがひきたちます。

今のようなカジュアル全盛の時代にはなくなってしまった緊張感が、かつてのおしゃれには必要だったのだと改めて思い起こしました。ケンブリッジにいる間は、着たきり雀のように同じデニムとセーターだけで過ごしてしまいますが、東京に戻ったらたまには気合を入れておしゃれしないといけないな、と思ったロンドンの午後でした。

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