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2017年8月 6日 (日)

へそまがり書評

まつこです。

前からうすうす気がついていたけれど、私ってもしかして天邪鬼かも。

多く人のが「いいね〜」と感動するものに対して、「うーん、どこがいいのかなあ」としらけた反応をしてしまうことがあります。今回はこれ・・・

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[第157回直木賞受賞作。岩波書店初の直木賞。装丁がたいへん美しい]

佐藤正午の『月の満ち欠け』。61歳ですでに以前から手堅い手法が高く評価されている作家の作品だし、斎藤美奈子もほめていたから、思い切り楽しむつもりで手にとりました。でもイマイチのりきれなかった。残念。

なんで楽しめなかったか自分なりに分析してみると、女の子がかわいくないから。月がなんども満ち欠けを繰り返すように、何回も生まれ変わって自分の思いを伝えようとするというストーリーなのですが、その思いを託された女の子たちが妙に女くさい。子供のくせに執念深い目つきで、おじさんを追い求めるって、これは少女に思いを寄せられたい中年男の願望の裏返しなんじゃないか・・・と。

私はそもそもファンタジー系のものが苦手で、社会現象にすらなっているアニメの『君の名は。』にも、ぜんぜん心揺れませんでした。へそまがりなのかもしれません。

でも大絶賛、賞を総なめ、と世間が盛り上がっている時にこそ、違う意見を言えるささやかな勇気は必要です。天邪鬼けっこう。へそまがりでけっこう。だから、あえて言いましょう。星2つ。(満点は5)

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