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2017年5月 5日 (金)

農村崩壊

まつこです。

今日も良いお天気なので、うめぞうと散歩に出かけました。水の張られた田んぼに里山の景色が映りこみ、とてもきれいです。連休を利用して田植えをする農家も多いようです。

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[機械できれいに整列して植えられている苗]

大きな機械が巧みに動きながら、見事に苗を植えていく様子を見ることができました。小さな苗がきれいに整列してどんどん植えられていくのを感心して眺めていたら、そばにいた農家のおじいさんに「どこから来たの?」と声をかけられました。

空き家の管理のため東京から来ている、と伝えるとおじいさんは、「空き家ばっかりどんどん増えて農村崩壊だ。この地区ばかりじゃない。全国どこでもそうなっている」と憤慨していました。

「高度経済成長を支えたのは全国の農家だ。それなのに今では見捨てられ、切り捨てられている。息子が今動かしているあの田植え機はいくらだと思う?田植え機だけじゃない。稲刈り機もあれば、他の機械もある。借金は千万円単位だ。農家はどこも借金まみれなんだよ。」

観光客気分で散歩していた私たちは、このおじいさんの憤りの言葉を聞いて、現実の厳しさを垣間見せられました。少子高齢化、産業の空洞化、貧富の格差、社会保障の財源難・・・これらの問題は、都会よりも地方に重くのしかかっているのは確かです。

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[近所のスーパーで買ったコシヒカリ]

田園風景の美しさに感心し、新鮮な食材のおいしさを堪能し、たまの田舎生活を満喫している私たちですが、地方の抱える問題もちゃんと直視しなければなりません。

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[おにぎりを頬張りながら世を憂う]

「あのおじいさんの怒りはまっとうだ!こういう現実の声をちゃんと受け止められないから日本のサヨクはダメなんだ・・・」とひとしきり世を憂いながら、うめぞうはおいしそうにお昼ご飯のおにぎりを頬張っていました。

「帰りなんいざ、田園まさに荒れなんとす」と歌った陶淵明の気分を、少し想像してみた休日でした。

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