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2017年4月

2017年4月29日 (土)

新緑の季節に

まつこです。

先週の火曜日、うめぞうの父が103歳と半年の長い生涯を終えました。

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[新緑が美しい季節の旅立ちでした]

最後まで自分の意思を貫き、最期は息子に手を握られて静かに息を引き取りました。あっぱれな大往生でした。

親を見送ることで子供は一つ成長の階段を上るのかもしれません。父を亡くした息子は、もはや「父の息子」ではなく、故人を見送る「喪主」となります。いつもちょっと頼りないうめぞうが懸命に葬儀の手配や諸手続きを行うのを見て、日頃は宗教儀式に無関心な私ですが、葬儀の意味を改めて考え直しました。どんな年齢になろうとも、親の葬儀は子供にとってはやはり大きな節目となる通過儀礼ですね。

窓の外では新緑が日増しに力強く輝いています。私たちの生活も少しずついつものペースを取り戻しつつあります。


2017年4月14日 (金)

グッド・フライデー

まつこです。

今日はグッド・フライデー(Good Friday)。イースターの前の金曜日です。受難を記念するこの日に食べるとされるのがホット・クロス・バンズ(hot cross buns)。十字の印がイエスが磔になった十字架を象徴しています。ドライフルーツの入った甘いパンです。

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[オフィスのデスクで食べるホット・クロス・バンズ]

ケンブリッジのタクシーの運転手さんはアジア系の移民の人が多いのですが、ある日、タクシーに乗ったら「ねえ、今日はグッド・フライデーなの? それともドッグ・フライデーなの?」と聞かれたことがありました。キリスト教徒以外にはあまりなじみのない記念日です。

このグッド・フライデーにナショナル・トラストとチョコレート・メーカーのキャドバリーは、毎年、「イースター・エッグ・ハント」を開催しています。ナショナル・トラストの敷地で卵形のチョコレートを探すというイベントです。

ところがキリスト教徒以外の参加者にも呼びかけるために、今年はこの行事から「イースター」の言葉をなくし、「エッグ・ハント」としたところ、イギリス国教会から強い反発が出てしまいました。宗教的意味合いを消し去り、商業主義に走ることはけしからん、というわけです。

でも「ドッグ・フライデーなの?」と聞いたあのタクシー運転手さんも、宗教的背景など気にせず、イースターのお菓子を食べているかもしれないな・・・と、このニュースを見て思い出しました。

ところ変わってスイーツ大国日本。もともとの意味などこだわらず、バレンタインでもイースタでも何でも食べちゃう。パン屋の神戸屋でホット・クロス・バンズも売っていました。ドライフルーツもたっぷり入っていて、イギリスのスーパーで売っているのより美味しいかも・・・と思いながら十字架パンをパクパク食べちゃいました。

2017年4月 8日 (土)

夜桜

まつこです。

金曜日、夜桜見物に出かけました。

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[満開!]

日暮里駅近くの谷中霊園です。

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[夜の散歩を楽しむ人たち]

ここは数年前まで桜の季節になると、花見をする人たちでいっぱいでした。お墓が並んでいる隙間にブルーシートを敷いて、お酒を酌み交わす人たちがにぎやかな歓声をあげていました。

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[ブルーシートも撤去されるそうです]

しかし2014年から場所取りや宴会が禁止になったのだそうです。おかげで春の穏やかな夜の空気の中で、ゆっくり満開の桜を眺めることができました。

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[静かな夜桜を楽しみました]

静かな霊園の中の満開の夜桜を眺めていると、しみじみとした気分になってきます。新しい季節を迎えた喜びを、謙虚に受け止める気分になった夜でした。

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