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2017年2月 2日 (木)

朝のあいさつ

まつこです。

やっと本年度の授業がぜんぶ終わりました。週8コマ・・・辛かった〜。「大学の先生ってヒマそう」と思われがちなのですが、授業以外の仕事が意外と多くて、授業の準備もやり始めるとキリがない。一見したところよりは忙しい職業です。

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[朝のいつもの通勤路]

毎日、あわただしく出勤する朝、通勤途中にささやかな楽しみにあります。それは「いってらっしゃい」と3人の男性に声をかけてもらうこと。

1人目はうめぞう。たいてい私の方が先に出かけて、私の方が後に帰るので、うめぞうが「いってらっしゃい」と言う係です。

2人目は管理人さん。うちのマンションの管理人さんは、とにかくきれい好きで働き者。朝7時くらいからせっせと働いています。晩秋には掃いても掃いても降り積もる黄色いイチョウの葉を毎朝きれいに掃いてくれました。この管理人のおじさんがいつも「いってらっしゃいませ」と声をかけてくれます。律儀で勤勉なおじさんが掃除の手をとめてあいさつしてくれると、「私もがんばろ!」という気持ちになります。

3人目はライバルくん。うめぞうと年恰好が似ているので、うめぞうが勝手に「ライバルくん」と名付けました。ライバルくんは毎朝、農学部のキャンパスでたった一人で黙々とトレーニングをしています。柔軟、腹筋、ランニングなど、30分ほどみっちり体を動かしています。雨の日以外は必ず、決まった時間に自主トレ。寒い日も、暑い日も、たゆむことなくきちんと体を動かす。そのストイックなひきしまった姿がかっこいい。この素敵なおじさまが、横を通りかかる私に「いってらっしゃい」と声をかけてくれます。

母親が働く家庭で育つ子供は、「行ってきます」「行っていらっしゃい」という朝のやり取りや、「ただいま〜」「おかえり〜」という帰宅時のやり取りを、なかなか経験できないのです。黙って出かけて、黙って帰る小学生。たまに何かの事情で、母が自宅にいる日に「いってきま〜す」とか「ただいま〜」と言えると、すごくうれしかったものです。そのせいか、今でも誰かに「いってらっしゃい」と声をかけてもらえると、それだけでうれしい気分になれます。

朝7時半の「いってらっしゃい」「いってきます」。それを3回繰り返すと、今日もいい日になりそうだなと思えます。この朝のあいさつに励まされています。




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コメント

いいですね~。我が家も「行ってらっしゃい」「行ってきます」の儀式を結構大事にするのですが、先日新聞の作文コンクールでとても素敵なエッセイを読んで夫婦ともども感動しました。記憶がうろ覚えですが、「いってきます」には、「行く」という言葉と「帰ってきます」という言葉が二つ入っていて、いってらっしゃい、いってきますのやりとりは、無事に帰ってくるという約束なのだそうです。だから、言わないと不安になるんだなーと、納得したのでした。それにしても、3人の男性からいってらっしゃいを言われるまつこさんはカッコいいです。「ライバルくん」というナイスな命名にも爆笑。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

なるほど、毎日、何気なく言っている「行ってきます」ですが、深い意味があるんですね。「いただきます」「ごちそうさまでした」も、作ってくれた人や食べ物の恵みへの感謝を表すいい言葉ですし、こういう挨拶は宗教とは違うけれど、単なる礼儀作法じゃない敬虔な生活態度が育まれます。大切にしたい日本語ですね。

ライバルくんは、ちょっと会社役員ふうの風格があります。このライバルくんに「行ってらっしゃい」と声をかけられると取引先に行く部下の気分になります。ま、エプロン姿のうめぞうの「行ってらっしゃい」もほのぼのしていていいですけどね。

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