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2017年2月18日 (土)

映画『スノーデン』

まつこです。

先週の日曜日、夕飯が終わった後に映画を見に日本橋TOHOへ。食後の血糖値を下げるため日本橋まで4キロほど歩きました。日曜の夜遅い時間の日本橋はガランと静まりかえっています。にぎやかな昼のにぎわいとはまるで別世界のようでした。

で、見た映画はオリヴァー・ストーン監督の『スノーデン』。

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[ジョセフ・ゴードン=レビット演じるスノーデン]

アニメやコンピュータ・ゲームの好きなオタクの若者が、国家安全保証局や中央情報局に勤務するうち、個人情報を収集する国家の不正に幻滅し、自らの人生を犠牲にして国家を告発する。ごく普通のナイーブな青年が、権力の闇の深さを知って、強い信念の人に変貌していきます。恋人との出会いや葛藤もある。そういう点では青春映画のようです。

機密を盗み、『ガーディアン』が報道するまでのハラハラ、ドキドキする展開は、サスペンスたっぷり。最後にはエドワード・スノーデン本人が登場し、なぜ自分がすべてを捨ててまで告発をしたかを語ります。そのまっすぐな正義感は、アメリカ映画のヒーローそのもの。

若者の葛藤とロマンス、悪と正義の戦いがそろった、正統アメリカ映画でした。

ところでエドワード・スノーデンの告発によって、市民の個人情報を国家が勝手に収集、利用していると報道された時、私はけっこう白けた反応をしてしまいました。「私の個人情報?そんなの政府に把握される前に、Googleに全部把握されているわよ!」

インターネットを使っていると、やたらとツボにはまった広告が出てきます。ときどきGoogleは私以上に私のことをわかっているんじゃないかと思うほどです。

ちょっとシンプルなワンピースほしいかな・・・と思っていると、TheoryだのJosephだのの広告が写真付きでポンポン飛び込んできます。あーあ、定年まであと何年かな・・・と思っていると、「英語を使う仕事で今の収入を1.5倍に」と転職をうながす広告の文句が画面に表れます。

「イギリス紳士と結婚したくありませんか?」というのが出てきたことも(何回か)あります。

こういう広告を目にすると、国家権力もここまで把握はできていないんじゃなかろうか、と思うわけです。

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[澄んだ目を持つ青年スノーデン。こういう正義感が浮世離れしていると感じられる現実の方が問題]

そんな普通の市民には理解不能な高度に発達した情報処理技術がはびこる社会に暮らしているからこそ、エドワード・スノーデンのまっすぐな正義感がさわやかな清涼剤のように感じられるのでした。

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コメント

Googleの広告、うっかり仕事でネットにつないで見せた時に恥ずかしい思いをすることがあります。。。実際閲覧しているサイトと先読みされて表示されるサイトが混在していて、虚実ないまぜなところが尚困ります。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

確かに虚実ないまぜですが、虚の方が面白いこともしばしば。ときどき思わずクリックしちゃいそうになります。

「お子さん確実に医学部に合格させます」という医学部専門の予備校の広告、これはDMなんですが、これが届くたび息子を医者にするためやっきになっている教育ママになった自分を妄想してしまいます。気分は野際陽子です。

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