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2016年12月

2016年12月31日 (土)

霧のストラスブール

まつこです。

ストラスブール最終日の朝、街はすっぽりと深い霧に覆われていました。

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[イル川も霧の中]

朝食前に川沿いを散歩しました。たぶん気温は氷点下。草や木が霧氷で真っ白になっています。

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[Fondorie橋も霧の中]

とても寒いのですが、いかにもヨーロッパの冬らしい街のたたずまいが、旅情をかきたてます。

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[グーテンベルク広場のグーテンベルクの像も霧の中]

「また来てみたいね・・・」「また来れるかな・・・」と、うめぞうが何度かつぶやきました。人生の残りの時間や老後の体力(および経済力)を考えると、繰り返し同じ街を訪れる可能性は大きくありません。旅は街との一期一会の出会いだと感じる瞬間です。

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[ストラスブール駅は古い駅舎がすっぽりとガラスで覆われている面白い建物です]

でもストラスブールへの日本からのアクセスはわりと簡単です。直航便のあるフランクフルトからルフトハンザの運行する直行バスで2時間半ほどです。またぜひ来てみたい、次は夏に来てみたいね、と話しながらストラスブールを後にしました。

で・・・

うめぞうはフランクフルトから日本に帰国。

私はといえば・・・

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[ロンドンも霧の中]

え、ロンドン?

夫を帰国させて、ちょっとだけひとり旅です。

2016年12月30日 (金)

コルマール

まつこです。

ストラスブールまで行ったらぜひコルマールまで足を伸ばして、ウンターリンデン美術館の「イーゼンハイムの祭壇画」を見るようにと、知り合いに強く勧められていました。

コルマールはまるで絵本の中に入り込んだような街です。

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[どこを見てもこんな木組みの家並みです]

激戦の地アルザスでめずらしく戦禍を免れたコルマールでは、古い中世の街並みが残っています。

イーゼンハイムの祭壇画は16世紀の画家グリューネヴァルトの作品です。

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[観音開きの祭壇画で開くと別の絵が出てきます。写真はwikipediaより]

かなり写実的でゴシックの色濃い祭壇画で、劇画調の迫力もありました。

この有名な祭壇画だけでなく、中世末期から近代までの様々な絵を見ることができますが、収蔵されている作品だけでなく、建物もたいへん興味深い美術館でした。

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[美術館の入り口]

もともとドミニコ派の修道院だった建物と古代ローマの共同浴場を改装して美術館に改装しています。

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[修道院の回廊がそのまま使われています]

外観は修道院なのですが、中はモダンな展示室で、パネルが組み合わされた複雑な作りの祭壇画もとても見やすく展示され、日本語の音声解説も情報量が多くわかりやすいものでした。

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[これが美術館の外観]

おしゃれなカフェも併設されています。作り方のうまい美術館だなあと感心しました。

たっぷりと美術鑑賞したあとは街歩きです。

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[まだクリスマスの楽しい雰囲気がいっぱいにあふれています]

私たちが訪れたのは12月28日でしたが、まだクリスマス・マーケットもやっていました。

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[ホット・ワインの屋台も可愛い飾り付けがされています]

メルヘンっぽい街並みと、クリスマス・マーケットの雰囲気がぴったり合っています。

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[こちらは日本酒やお茶の屋台]

お店も個性的なものがたくさん。地元のチーズやソーセージのお店の屋台や、工芸品の屋台があって見ていて飽きません。

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[冷えた体に温かいSOUPE MISOはいかが?]

日本酒の屋台や、お味噌汁を売っている屋台までありました。ストラスブールのクリスマス・マーケットより、こちらコルマールのマーケットの方が変化があって楽しかったです。

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[祝祭気分を楽しむ人たちで街はいっぱい]

午後になるとどんどん人が増えてきました。小さな街全体にウキウキとしたお祭り気分があふれています。

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[運河が集まっているリトル・ヴェニスと呼ばれる一角もあります]

お天気にも恵まれ、楽しいコルマール観光の1日でした。

2016年12月28日 (水)

ユーロトラム

まつこです。

ストラスブールは環境都市としての政策がとてもうまくいっているのだそうです。町の景観が美しいのは古い建物だけではなく、市街地を走る車がとても少ないからです。車の代わりにトラムと自転車が活躍しています。

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[快晴!景色もひときわきれい。こちらはドイツ人が作ったプロテスタントの教会]

今日は快晴だったので、トラムに乗っていろいろ出かけてみることにしました。

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[トラムにもクリスマスの飾りつけがしてありました]

窓が大きな電車はきれいだし、床が低いのでお年寄りも乗りやすいし、揺れないし、静かだし、切符も安くて文句なしの乗り物です。

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[大学の植物園のそばで]

まずはこのトラムに乗って、ストラスブール大学に行ってみたのですが、冬休み中で門が閉まっていてキャンパスには入れませんでした。植物園も閉館中。残念。

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[ヨーロッパ議会の現代的な建物]

次は違う路線のトラムに乗って北へ向かいます。ヨーロッパ議会は開会中なら予約すれば見学できるのだそうですが、今は閉会中なので外から見るだけ。

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[EUの未来を懸念するうめぞう]

この界隈は欧州人権裁判所や欧州評議会など、EUの大きな施設が集まっています。ストラスブールは中世からの歴史を色濃く残す古い街である一方で、未来に向けたヨーロッパの大きな実験場でもあります。

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[蛇行するイル川の地形をうまく使った建物]

巨大な建物の斬新さを見ると、EUとは野心的で壮大な構想だったのだなと改めて感じられます。イギリスは離脱してしまったし、移民問題や通貨問題で追い詰められているEUですが、せっかく始めたプロジェクトなので、うまくいってほしいと素朴な感慨がわいてきました。

ストラスブールの路面電車はEUの本拠地にちなんで「ユーロトラム」と呼ばれているそうです。EUもこのユーロトラムと同じように成功すると良いのですが。

2016年12月27日 (火)

厳戒態勢のクリスマスの夜

まつこです。

25日の夕刻、ストラスブールのノートルダム大聖堂のミサに出てみることにしました。(24日の真夜中のミサに行くつもりだったのですが、食事が長引いて無理でした。)

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[笑顔の人ごみの中にも警察の車両が停まっています]

24日に到着したときから、街のあちこちで警官の姿は目立っていましたが、このクリスマスの晩のミサの時には、警戒度がさらに上がっていました。聖堂に通じるすべての道に警察車両が道をふさぐように停車していて、万が一にも車は突っ込めないようになっています。

パトロールしている警官の数もぐっと増え、表情も一段と険しくなっていて緊張感が漂っています。教会に入る入り口では長い列ができ、列の途中で一人一人セキュリティ・チェックを受けます。バッグを開けて中を見せ、コートの前を開けて不審物を持っていないことが確認されます。教会の入り口で再度、同様なセキュリティ・チェック。厳戒態勢です。

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[大聖堂の中に飾られていたキリスト降誕の場面]

荘厳な聖堂の中でミサが始まれば、粛々と会衆が祈りを捧げるクリスマスの夜です。泣き止まない赤ちゃんがいたり、お香で司祭が途中でむせたりする、微笑ましい場面もありました。

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[ヨーロッパで最大といわれるクリスマス・ツリー。後ろに見えているのが大聖堂]

会堂から出れば、また黒い制服の警察官の姿が目に入ります。シャルリー・エブドの襲撃事件からすでに2年近くたちますが、緊張は高まるばかり。警戒警備のために費やす財政負担も心理的負担も重くのしかかっているはずです。

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[一夜明けて26日の早朝の大聖堂。ひっそりと静まり返っていました。無事にクリスマスを終えてホッとしているような雰囲気です]

23日に一泊したフランクフルトの街にも警官が目立っていました。欧州のおかれている厳しい状況を目の当たりにした今年のクリスマスでした。

2016年12月26日 (月)

クリスマス・ディナー

まつこです。

ストラスブールでのクリスマス・イブのディナーは、早めに予約しておいたほうが良いだろうと思い、ホテルのコンシェルジュにどこか適当なところを紹介してほしいと連絡したら、いくつかの店を紹介されました。いずれもクリスマスの特別メニューでコース料理とのこと。いろいろ見比べて結局、泊まっているホテルのレストランで食べることにしました。

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[まずはシャンパンで乾杯]

10人くらいの大家族のテーブルや、カップルでレストランは満席です。ロビーでの生演奏も聞こえてきてお祭り気分が盛り上がります。

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[とても美味しかったフォアグラの料理]

料理に合わせて一杯ずつ違ったワインがつくコースです。フォアグラにはアルザスの甘めのワイン。甘いフォアグラの料理に甘めのワインがよく合います。

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[アルザスの甘めのワインもおいしい]

このあたりまでは良かったのですが・・・。満席のうえ、クリスマスでスタッフが足りないのか、料理と料理の間にすごく時間がかかります。

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[魚料理はマトウダイ。合わせたワインはサンセール]

8時から始めた食事は魚料理が出る頃には10時。まだ時差が残っている上、たっぷりと注がれるワインが2杯目、3杯目ともなると、強烈な眠気が襲ってきます。

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[うめぞう沈没・・・]

うめぞうなどは一皿目のフォアグラを食べ終えた時点で眠そうな目になり、魚料理が終わったら朦朧としていました。

お口なおしのシャーベットで目がさめるかと思いきや、梨のシャーベットに梨のリキュールがたっぷりとかけられていて、酔いは深まるばかり。

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[肉はチキン。マコンの赤が合わせられていました]

肉料理の時点で超満腹状態の上、11時を回り、私の眠気も限界。チーズが出る頃には、二人揃ってウトウト・・・。

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[マンゴやココナッツを使ったデザート]

デザートとともにシャンパンが出てきた時点で日付は25日になっていました。

他のテーブルではまだまだ賑やかに談笑の続いています。隣のテーブルのカップルは2本目のワインを飲み干しても、まだまだ勢いが弱まりません。

私たち二人はもうとうにお手上げです。お腹ははちきれそうだし、上下のまぶたはくっつきそうだし、頭の中はアルコール漬で酩酊状態です。部屋にようやくたどり着いたときには深夜1時でした。

「やられた、完敗だ」という気分になった4時間を超えるディナーでした。フランスのクリスマス・ディナーは手強いわ・・・。

2016年12月25日 (日)

クリスマスの都

まつこです。

クリスマスおめでとうございます。

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[とても大きなツリーが飾られているクレベール広場]

クリスマスの都(Capitale de Noel)とも呼ばれるストラスブールに来ています。

ベルリンでのテロ事件にややビビりましたが、ええい、ままよ、とやってきました。昨年も予約していたのですが、11月にパリのテロがあったせいでキャンセル。1年間も予約を先延ばししてくれたホテルを無駄にするのも嫌だったので、今回は決行です。

ストラスブールの旧市街は周囲をイル川で囲まれた中洲です。クリスマス・マーケットの開かれている12月24日まで、旧市内への車の乗り入れは規制され、橋の一つ一つに警官がいて、全員、荷物チェックをされてから旧市内に入っています。賑やかな街の中でも警官の姿が目立ちます。

欧州議会もあるヨーロッパ政治の中心地の一つで、2000年にもテロ未遂事件があったので、警戒がひときわ厳しくなるのも当然です。そんな厳戒態勢の中でも人々は笑顔でクリスマスイブを迎えています。この幸福感が世界に広がり、憎しみが消える日がくることを願う今年のクリスマスです。

2016年12月21日 (水)

カイザー・ヴィルヘルム教会

まつこです。

今年も残すところあとわずか・・・というところで、ベルリンから衝撃的なニュースが飛び込んできました。今回テロ事件のあったカイザー・ヴィルヘルム記念教会のそばのクリスマス・マーケットで、5年前、私たちはクリスマスの飾りを買いました。

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[2011年にベルリンで買ったものと、2015年にハイデルベルクで買ったもの]

楽しそうな子どもたちの笑顔や、それを見守る大人たちの笑顔。それらが一瞬にして粉々に砕かれてしまう。平和や幸福はこれほどにもろいものだったのかと、虚しい思いにとらわれそうになります。

第二次世界大戦で廃墟となったカイザー・ヴィルヘルム教会は平和を訴える象徴的な建物です。そのすぐそばで起きたテロ事件は、人々の平和への努力の積み重ねをあざ笑うかのようです。
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[第二次世界対戦で破壊されたままの姿を残すカイザー・ヴィルヘルム記念教会]

楽観的な未来を思い描くことが難しい時代にさしかかっています。でも人々の歴史の歩みは時として後退することがあっても、それでもまた一歩ずつ前に向かって歩み直すしかないのだと思い定め、絶望や悲観に身をまかせないぞ、という強い気持ちが必要です。

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[深い青い色が印象的なステンドグラス]

空襲で破壊されたままの姿で立ち尽くすカイザー・ヴィルヘルム記念教会と、その新礼拝堂の美しく青いステンドグラスは、今こそ粘り強い平和への祈りが必要だと訴えています。

2016年12月18日 (日)

再びパンツ問題

まつこです。

再びパンツ問題。

イギリス首相のパンツではなく、私の・・・。

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[微妙に違うデニム2本]

20代半ばから体重が変わらず、服のサイズも変わっていなかった私。体重管理に苦労する同輩たちを尻目に、いくら食べても太らなかった私。1、2キロの体重増は、普通の生活をしていれば1週間程度で元にもどっていた私。

その私がとうとうデニムのサイズを変えることになりました。今までのも入ることは入るのですが、ピチピチ感が辛いのよね・・・。体重の変化はそれほど大きくなくても、体型が変わっているのです。本人にとってもきついのですが、見た目もきつい。ピタピタのデニムをはいていると「ムリしているおばさん」に見えるのです。(←自覚あり)

なにせ80年代のボディコン世代。体の線はきっぱり出した方がかっこいい、という過去の残影もあり、ゆったりした服は今まであまり着ませんでした。しかし50代も半ばを過ぎると少しゆるやかなラインにした方がおしゃれに見える、と確信しました。

そこでデニムを新調。いつものAGのStiltという形ですが、今回は今までよりも1サイズ上、色もあまり落としていないもの。はいてみるとだいぶおとなしい印象になります。その方が気分も身体もリラックスできます。

さらにリラックス路線はこれ・・・

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[左はTheory Luxe、右はJoseph]

なんとウェストがゴム!いや〜、らくちんです。

最初はウェストがゴムなんておばあちゃんみたい・・・と抵抗があったものの、お店の人に勧められてはいてみるとシルエットがきれい。最近のパンツはよくできています。

Seven for All Mankind, J Brand, Care Labelなどなど、我が家のクローゼットにごちゃごちゃたくさんあったスリムラインのデニムは、本日、いっせいにリサイクルにまわしました。気分すっきりです。

(ちなみにJosephの店員さんが言うには、来年あたりからまたパンツの流行はスリム化しそうなので、今持っているのは捨てないように、とのこと。忠告にしたがって、Josephのスリムなパンツはとっておきましたが、還暦近くのスリムパンツは自他共にきついかも・・・。)

2016年12月16日 (金)

メイ首相のレザー・パンツ

まつこです。

たかがファッション、されどファッション。今、イギリスのメディアを騒がせているのは首相テリーザ・メイがはいていたレザー・パンツ。

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[新聞『サンデー・タイムズ』のインタビューを受けた際の写真]

このレザー・パンツはイギリスのデザイナー・ブランド、アマンダ・ウェイクリーのもの。オシャレ好きなメイ首相の着るものはいつも注目の的です。イギリスのデザイナー・ブランドを身につけることで、イギリス製品の販売促進をする意図もあっての選択でしょう。(ちなみに黒のスニーカーはバーバリーのものだそう。)

ところがこのレザー・パンツがウォーター・ゲートをもじった「トラウザー・ゲイト」(trouser-gate)とまで呼ばれる騒ぎを引き起こしてしまいました。発端はメイ首相と同僚の保守党の女性議員ニッキー・モーガンの発言。このレザー・パンツのお値段に噛み付いたのです。

「995ポンド(14万円)なんてウェディング・ドレスにしか使わない金額だわ。そんな高価なものを身につけるなんて、選挙区の普通の人たちに対し説明のしようがないわ!」

これだけなら辛口コメントというだけのことですが、ニッキー・モーガンはキャメロン政権では教育担当大臣だったのに、メイ首相から解任されたこともあり、二人の間の政治的な対立が背景にあるようです。

保守党のおじさん議員からは「ニッキーの発言は生意気だ」という声も上がりました。タブロイド紙は「ニッキー・モーガンの持っているマルベリーのバッグだって950ポンドもする高級品だ」と囃し立てています。

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[前教育大臣のニッキー・モーガンのバッグも高級ブランド品と指摘され、「これは12年も使っているし、もともとプレゼントでもらったもの」と言い訳しているそうです]

キャメロンが3500ポンドのオーダーメイドのスーツを着ていたり、トランプがブリオーニの高級スーツでもぜんぜん話題にならないのに、女性政治家が着るものだけに注目が集まるのはやはり女性差別だ、という硬派の意見も出ています。

そんなこんなの意見百出で「トラウザー・ゲイト」とまで呼ばれているわけです。

ちなみにこの995ポンドのレザー・パンツは、膝から下がややフレアーになっていてちょっと着こなしが難しそうですが、この騒ぎのせいで全部売り切れちゃったそうです。ブランドの知名度もしっかり上がり、笑いが止まらないのはアマンダ・ウェイクリーでしょうね。

2016年12月11日 (日)

そうだ京都

まつこです。

このプリンみたいな砂山はどこでしょう?

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[向月台と呼ばれる砂山]

これを見て「銀閣寺」とすぐにわかる人も多いはず。

うめぞうが大阪に行く用事があったので、私も同じ日に高槻の母に会いに行き、京都に一泊してきました。「そうだ、京都、行こう!」と思い立って出かけた、一日だけの観光です。

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[寒い日に熱々の湯豆腐がうれしい]

特に下調べもしていないので、比較的よく知っているコースを散策しました。

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[南禅寺の前で]

寒い冬の京都。まずは南禅寺のそばで湯豆腐を食べて体を温めてから出発。

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[ところどころで散り残った紅葉が楽しめました]

若王子神社のあたりから哲学の道を、疎水にそってずっと歩きます。日曜日でしたが、紅葉の季節がほぼ終わった後なので、それほど混んでいません。冬の日差しを浴びながら、静かな道をのんびり歩きます。

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[銀閣寺を訪れたのは、私は中学生のとき以来]

でも銀閣寺の近くまで来たら、道にあふれるほどの観光客でごった返しています。それを見てあきらめていったん引き返し始めたのですが、せっかくここまで来たのだからと、混雑覚悟で銀閣寺へ。

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[室町時代からずっと手入れされ続けている庭は芸術品]

銀閣寺に入ってみると、想像していたほどの混雑ではなく、建物や庭の美しさを十分に堪能できました。

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[白い砂がきれいに整えられている庭]

木々も苔も砂も、計算し尽くしたように、整えられています。でもフランス式庭園のように幾何学的な人工ではなく、自然を素材として自然を再現した芸術です。どこを見ても完璧に洗練されています。

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[東山から見下ろしたところ]

東山の山懐に抱かれた銀閣寺は冬の日差しの中で静かに佇んでいました。多少、観光客が増えたところで、その賑やかさをも吸い込んでしまう静けさです。

さすが京都。古都には悠久の時が流れていました。

2016年12月10日 (土)

クリスマスまであと15日

まつこです。

クリスマスまであと15日。

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[玄関ドアにリースを飾りました]

お歳暮、クリスマスカード、年賀状・・・など、急いでやらなければならないことがたくさん!

そんなあわただしい師走の朝、うめぞうが「ねえ、換気扇の掃除、早く頼んだ方がいいんじゃない?」と言い出しました。このところ、台所に毎日立つのはうめぞう。私は換気扇の掃除のことなど、すっかり忘れていました。

さっそくいつも頼んでいる家事代行の会社に連絡し、ハウスクリーニングを手配してもらいました。今回は換気扇と窓のガラスふき。

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[さすがプロのわざ。周囲の養生をきっちりしてから換気扇を分解]

私が仕事部屋にこもって、翌日の講義の準備を必死になってしている間に、換気扇はツルツルピカピカ。窓ガラスもツルツルピカピカ。あ〜、ありがたや、ありがたや。

網戸を洗うついでにベランダの床まできれいにしてくださいました。ベランダがきれいになったら枯れかけた花が目につきます。夏に植えたきりで、プランターで半分枯れかけながら、まだ咲き残っていたペチュニアを捨てて、クリスマス・ローズを植えました。

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[麻布十番の花屋で見つけて買ったクリスマス・ローズ]

クリスマス・ローズって、うつむき加減に下向いて咲いているイメージがありますが、これは品種改良されているのか、しっかり上を向いています。健気というよりは、しっかりものの女の子といった風情です。

ことのほか忙しい年の瀬、このクリスマス・ローズみたいに張り切って、明るくのりきりましょう。

2016年12月 5日 (月)

小さな灯り

まつこです。

今日はうめぞうの母、ウメママの誕生日。老人ホームに行ってお祝いをしました。

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[カードとケーキでささやかなお祝い]

10月はウメパパの誕生日、103歳。
11月はマツママの誕生日、82歳。
12月はウメママの誕生日、91歳。

三人の中では最年少のマツママが一番衰えが進んでいて、自分で体を動かすことができなくなり、声もほとんど出なくて、私の顔を見てかすかに一瞬微笑むだけ。

ウメママは今年二度、骨折による入院を経験しました。103歳のウメパパは特別な病気はなく頭もしっかりしているのですが、超高齢だけに体力低下が目立ちます。

三人とも老人ホームでほとんど建物から出ることもなく、職員のみなさんに支えてもらって暮らしています。今日も明日も明後日も、同じような日々が繰り返されます。毎日、毎日、ほとんど変化のない時間が静かに流れていく・・・。まるで修道院のようなひそやかな祈りの日々が続きます。

老いた人たちの命は、そっと燃え続けているちいさくなったろうそくの灯りのようです。今年も三人がそれぞれ無事に誕生日を迎え、ホッとしています。

2016年12月 4日 (日)

シルバー・フィットネス・クラブ

まつこです。

12月になると届くのはクリスマス・カードと、フィットネス・クラブからの来年度年会費の請求書。

ウメマツ二人が入っているのは、「東京ドーム・フィットネス・クラブ」。文京区にある温泉やジェットコースターもある娯楽施設ラクーアの中にあります。このジムは2003年に開設され、私もその直後に入会したので、もう10年以上経っています。

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[ラクーアはもうすっかりクリスマス一色]

ジムのメンバーはご近所の人が多い雰囲気ですが、文京区のこのあたりの住宅地は比較的、住民の平均年齢が高め。開設時にメンバーになった近所の中年の男女は、私も含めて当然ながらジムとともに年を取っています。10年前にけっこうチャレンジングなエアロビクスのクラスで、跳んだりはねたりしていた熟女も、そろそろシルバー世代。ハイ・インパクトのクラスはだんだん人が集まらなくなり、無理せずやれるリラックス系のクラスが混むようになってきました。

生徒だけではなく、先生も一緒に年を取ります。全日本エアロビクス大会で優勝した青年だったインストラクターも、今はおじさんエアロビ・インストラクター。もと全国チャンピオンが、白髪のおじ(い)さん、おば(あ)さんに、やさしいふりつけのエアロビを笑顔で教えているスタジオの様子は、ジムというよりデイ・サービスっぽいかも。かくいう私もそこにまじって、週1回、体を動かしています。

きついエアロビのクラスが減る一方、増えているのはヨガのクラス。特に優しい若い女性の先生が教えているクラスには、けっこうな割合でおじ(い)さんが参加しています。うめぞうもその一人。レッスンのあと、先生に一声かけてもらえるのが、とってもうれしいらしい。

1階下の温泉施設には、若いカップルがたくさん行き、上のジムは中高年男女でいっぱい。一昔前の「温泉=老人」「スポーツ=若者」という図式はほぼ逆転した感じです。若者はストレス解消のために温泉で背中を流し、中高年は健康維持のため汗を流す。

私たちは週1で行くのが精一杯なのでちょっと高いかな、と思うジムの会費ですが、70代の諸兄諸姉が鍛錬に怠りないのを見れば、ここで脱落するのは不甲斐ない・・・

そう思いながら、2017年の年会費も納めてきました。

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