うめぞうの鑑賞力
まつこです。
乃木坂の国立新美術館は開館してもう10年なのに、行ったことがありませんでした。遅ればせながら、特別展『ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』にうめぞうを誘って行ってきました。
[うめぞうも国立新美術館に来たのは初めて]
平日の午後だったので、想像していたほどは混んでいませんでした。音声ガイドを借りてじっくり見ることができました。
この特別展の目玉はティツィアーノの『受胎告知』。映画の一場面のようにドラマティックです。
強く心に残ったのはヴェロネーゼの『嬰児虐殺』。子供を守ろうとする母親の必死な形相も強烈ですが、それを冷ややかに見下ろす役人の表情やまるで無関心な傍観者の顔が、印象的でした。人間はいかに残忍になりうるのかという真実を、この無表情が表しているように思えました。
うめぞうの感想は・・・
「聖画」から「性画」へってことだな!
確かにこのような宗教画が多い初期から始まり・・・
後半はこのようにギリシア神話の物語を描いたエロティックな絵が多くなります。
「やっぱり生殖力の豊かさが美しいとされたんだろうねえ。おっぱいはそれほどでもないけど、お尻が大きいねえ〜」
と、でれ〜っとした表情でうめぞうは見入っていました。
ま、小難しい理屈ぬきで、このように本能のおもむくままに鑑賞するのも、正直でなかなかよろしい。
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