« 気楽な独身生活 | トップページ | エレン・テリーとスモールハイス »

2016年8月21日 (日)

東西お茶談義

まつこです。

「お茶に来ない?」と、イギリスで誘われると、伝統的なアフタヌーン・ティを期待してしまうかもしれませんが、家によって雰囲気もさまざま。

万事、おおらかなジュディなどは、「どれにする?」とマグカップにそれぞれの好みのティーバッグをポンポン入れて、「さあ、さあ、庭に行って飲みましょ」とお気楽です。別の老夫婦は、旦那さんがお茶を入れ、お盆にのせてうやうやしく持ってきてくれます。

アンティークっぽいカップ&ソーサーを使っていても、お茶は庶民的なテトリーのティバッグで、お菓子はマークス&スペンサーのビスケットというのが、ごく一般的なところでしょう。

しかし友人のセアラ(シュールな大家さんのお姉さん)は、先日、張り切って、「伝統的なティーパーティをするから来て」と誘ってくれました。

Photo_2

[このテーブルに乗り切れていないケーキもありました。全部手作り!]

エッグ・スプレッド・ブリッジ・ロール、キューカンバ・サンドイッチ、ウォルナッツ・ブラウン・サンドイッチ、スコーン、ハニー・ケーキ、クルジェット・レモン・ケーキ、リッチ・フルーツ・ケーキ、シード・ケーキ、ブランディ・スナップス、カラント・バンズ、アーモンド・スライス・・・

セアラ自身はカナダやアメリカで育っているのですが、おじいちゃんがイギリス人で、おじいちゃんの家での伝統的なティー・パーティを再現してみたそうです。もちろんお茶もリーフティ。おいしいアッサムをいただきました。

呼ばれたのはイギリス人の2人のほか、バングラデッシュ人、香港チャイニーズ、ポーランド人、そして私の6名。博識のセアラは、イギリスのお茶の歴史をチャールズ二世時代に遡って話してくれるのですが、お茶に関してはインド、中国にも豊富なヴァリエーションと長い歴史があります。(そもそもそこから簒奪輸入してきているんだし。)それぞれお国のお茶自慢。

もちろん日本も・・・と言いたいところなのですが、あいにくと無作法な私は茶道の知識がゼロ。私に代わって博識なセアラが「日本のティ・セレモニーは4時間もかかって、ひとつひとつの動作が決まっていて」と講義してくれました。皆の頭の中に「ミステリアスで奥深い国」という日本の紋切り型のイメージが浮かんだところで、つい言ってしまいました。

「大丈夫よ、そんなに正式にやらなくても。カップにパウダー入れて泡立てれば、それで飲めるわよ!」

そこからしばらく日本茶談義。「パウダーは葉を挽いたものなの?」「お湯に溶けるの?」「高価なの?」などなど、茶道を知らなくても答えられるプラクティカルな質問が出ましたが、私は内心、「やっぱりちょっとだけでも茶道やっておけばよかった・・・」と、反省していました。

ちなみに百均で買ったミルク泡だて用の小さなクリーマーでやってみたことがあるのですが、お茶があっちこっちに飛び散って大変でした。やはり茶筅を使うべし。

Wp_20160818_19_30_04_pro
[ケム川に白鳥もいる]

Wp_20160818_19_46_54_pro
[牛もいるグランチェスター・メドウズ]

お茶会が7時過ぎに終わった時には、「この摂取カロリーをなんとかせねば」と、隣のグランチェスター村までウォーキングしてきました。片道20分、これじゃあ、あのお菓子の分のカロリーにはおよそ及びません。夜遅くまでぜんぜんお腹が空きませんでした。イギリスの伝統的アフタヌーン・ティの迫力を感じた午後でした。

« 気楽な独身生活 | トップページ | エレン・テリーとスモールハイス »

コメント

セアラの家、綺麗になったね〜。こんなに広かったっけ。随分オシャレもして。あの時分は今から思えばどん底だったんだね。それにしてもまあ、これだけのケーキをよく焼いたね。

来年のお土産は抹茶セットだね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東西お茶談義:

« 気楽な独身生活 | トップページ | エレン・テリーとスモールハイス »