« 紫陽花 | トップページ | うめぞう67歳 »

2016年6月26日 (日)

分裂王国

まつこです。

国民投票でEU離脱が決まったイギリス。地域、世代、貧富などによって、意見がはっきりと分かれ、連合王国(United Kingdom)が分裂王国(Divided Kingdom)になってしまいそう。離脱か残留か、どちらの結果が出ても、ほぼ半数の人は反対の意見なのですから、新しい国のあり方を探って、国民の気分が一つにまとまるのには、しばらく時間がかかることになりそうです。

「人間は見た目じゃないよ」とはいうものの、顔の与える印象は大きいもの。今回の残留派と離脱派の「顔」はこの人たちでした。見た目もはっきり二分してるのよね、これが。

まずは敗れた残留派は・・・

In
[デイヴィッド・キャメロン、ジョージ・オズボーン、トニー・ブレア]

苦労知らずのお金持ちのおぼっちゃまたち。この三人が、「EUを離脱したら経済危機になる!」と脅したところで、「自由主義経済で豊かになるのはあんたたち富裕層だけでしょ」と、ギリギリの生活をする庶民が反発するのもいたしかたなし。

一方離脱派は・・・

Out
[ボリス・ジョンソン、マイケル・ゴーブ、ナイジェル・ファラージ]

やんちゃなまま中年になったわがまま坊主たち。この三人が「ヨーロッパの支配をはねのけろ!」といきんでも、「大英帝国気分をひきずったマッチョなおじさんは時代錯誤」と、若い人たちが白けるのも当然でしょう。

この二つから一つを選択しなくちゃいけなない、という状況がそもそも問題だったんじゃないでしょうか。長い目で見れば欧米中心の政治経済が、もっと多極的なグローバルな時代へと吸収されていくプロセスの中で、一人勝ちできる国があるわけもなし。EUに残留しようが離脱しようが、難しい現実はあまり変わらないのでは・・・。

しばらく動揺がおさまりそうもないイギリスの様子を遠くに眺めながら、さて、日本の参院選はどうしたものかと振り返って見れば、似たような空疎な笑顔が並ぶ候補者ポスター。党の名前さえよくわからないのが(たくさん)あって、こちらはこちらで選択が難しい投票をしなければなりません。やれやれ。

« 紫陽花 | トップページ | うめぞう67歳 »

コメント

離脱はないと思っていたので、ショックを受けています。夫曰く、Referendum is a good example of democracy going mad. まさに民主主義と衆愚政治は紙一重。スコットランド独立問題もそうですが、こんな大事な決定を国民投票に委ねたキャメロンの責任は重いです。最近の政治はすっかりポピュリスト志向になり、何かっちゅうと民意を問うと言いますが、政治家としての気概の欠片もありません。イギリスよ、お前もか。ホントがっかりです。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

ポンドが下がったのを見て、「後悔している。再投票したい」と役所に電話してきた人が結構いるそうです。こういう時こそ"Keep Calm and Carry on"。うちの夫は「イギリスらしく威風堂々と貧乏になっていけばまた世界から尊敬される国になるよ」と言っています。

それにしてもイギリスの世論調査って外れっぱなし。残留優勢の世論調査結果を見て、「どうせ残留だから、自分が離脱と投票しても変わりはない」と気楽に離脱に一票入れた人もいるらしいです。こんなことがきっかけで歴史が大きく変わっちゃう・・・なんてことにならなければいいのですが。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 分裂王国:

« 紫陽花 | トップページ | うめぞう67歳 »