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2016年5月

2016年5月29日 (日)

テリーザ・メイのファッション

まつこです。

おしゃれは足元からと言いますが、この足は誰でしょう?

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[ユニオンジャックでわかるようにイギリス人です]

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[イギリスのデパートDebenhamsではこの人のおかげでレパード柄の靴の売り上げが60%も伸びたそうです]

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[こちらのキラキラヒールの靴はRussell and Bromleyで215ポンド]

保守党なのにファッション・センスは非常に革新的と言われるのは、内務大臣テリーザ・メイです。

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[膝上までのブーツだって履きこなす]

世界のパワー・ウーマンの中でもっともファッショナブルと評判が高いのは、IMF専務理事のクリスティーヌ・ラガルドでしょうが、イギリス代表ならこの人!

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[上のキラキラのローヒールと合わせたこちらのタータン・チェックのパンツ・スーツはヴィヴィアン・ウェストウッドのデザインで1,190ポンド(約20万円)だそうです]

自ら「靴フェチ」と認めているようですが、メイは身長168センチで、膝から下がすっきり細くてきれい。その足を生かして、ニーハイのブーツとかレパード柄のピンヒールなどをうまく履きこなしています。

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[手袋やクラッチバッグなど小物の使い方にも工夫がみられます]

メイはもしも無人島に一人で流されるなら、雑誌のVogueも持っていきたいと言っているくらいおしゃれ好きです。

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[どれも参考になりそうなコーディネートです]

ときどきウェストミンスターの議場に、ぎょっとするほど胸の開きが深い服装でやってきて、豊満な谷間を披露して物議をかもすこともあります。

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[今年の予算発表の日。タブロイド紙は予算の中身よりメイの胸の谷間で大騒ぎ]

しかし中年女性政治家にありがちな無難なファッションより、60歳近くなってもエッジの効いたコーディネートに果敢に挑戦する姿は、ぜひ見習いたいものです。中高年の我々には、キャサリン妃のファッションよりもはるかに参考になります。

追記:テリーザ・メイのファッションを見ていたら、ちょっとだけ個性のある靴が欲しくなり、衝動買い。

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[トープっぽい色で、よく見ると迷彩柄]

前から履きやすいバレエシューズが欲しかったのですが、リボンのついた可愛いやつじゃなくて、ちょっと大人っぽいこちらを選んでみました。

2016年5月22日 (日)

木漏れ日とおにぎり

まつこです。

風薫る五月。こんなさわやかな季節の週末に家にいたら、せっかくの良いお天気がもったいない。そこで再び小石川植物園へ出かけました。

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[一週ごとに緑が濃くなります]

今回はゴザを持参。ゴザだけじゃなくてお弁当も持参。

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[おむすび、アジの南蛮漬け、青梗菜のいためもの、焼きたらこ]

お弁当を作ったのはうめぞう。

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[自作のお弁当を広げて喜色満面]

実は先回、小石川植物園に出かけたとき、お弁当を食べている人たちがたくさんいました。「他の人が食べているおむすび」というのは妙にうらやましくなるものです。しかも緑の木陰でさわやかな風を感じながらほおばるおむすびは、本当においしそう・・・。

というわけで、今回はうめぞうがせっせとおむすびを握ってくれました。こと、食べ物になると、この人はほんとうにマメです。

しかし、上の写真、よく見てみると・・・

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[キャナダイン著『イギリスの階級社会』]

こんなところで、こんな本は実に無粋なのですが、自転車操業もここに極まれり、もはやピクニックにも仕事の本を持っていかざるを得ない状況です(週9コマ)。お弁当を食べたあとは、しばらくゴザの上でお勉強・・・。

昔、カントの『純粋理性批判』を持って夏のヴァカンスに出かけたせいで、ドイツ人の奥さんに離婚された日本人研究者がいたと聞いたことがあります。私も気をつけよう!週末の1日くらいは仕事しないで済むように、仕事とスケジュールを調整しなければいけませんね。

2016年5月20日 (金)

英米独仏

まつこです。

少し前には、イギリス人が「アメリカ大統領がトランプで、イギリス首相がボリスになっちゃったらどうする!」と冗談めかして言っていましたが、ひょっとしてジョークで終わらず、現実になっちゃうかも???

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[英米独仏・・・頼りなさそうなオランドがましに見えてくる組み合わせ]

BBCのラジオ番組でIMF専務理事のラガルドがインタビューを受けていました。「政治と金融の腐敗防止のためには、指導者の中に女性がもっと増えた方が良い。多様なアプローチ、多様な見方、多様な立場が共存することで腐敗は減少するはずだ」と語っていました。

その明晰で自信にあふれた話し方は、柔軟な知性が感じられて、いかにもかっこいい。リスナーの一人から「フランス大統領はラガルド、イギリス首相はテリーザ・メイ、アメリカ大統領はヒラリー、ドイツ首相はメルケル・・・もう世界の政治指導者は全員が女でいい!」というメッセージが寄せられていました。

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[英米独仏・・・こっちの組み合わせの方が頼り甲斐がありそう]

さて、この写真に加わりそうな女性の政治家が日本にいるでしょうか。有力な男性政治家にゴマすって権力の中心に近づく・・・という(ありがちな)タイプではなく、正々堂々、能力を発揮して人々を引っ張っていく女性リーダーが、日本にも出てきてほしいものです。

ところでラガルドはあと5年、IMFの専務理事をやることになっています。「任期が終わると65歳。そのあとの計画は?」と聞かれ、「まったく、何も考えていない」と答えていました。混迷を極める世界の金融を思えば、5年後の引退のことなどまだまだ考える余裕はないのでしょう。

60歳のIMF専務理事、68歳のアメリカ大統領候補・・・60代の女性たちが頑張っています。ばんばん働いてたくましい60代のワーキング・ウーマンを目指しましょう。

2016年5月15日 (日)

クローゼット・エネルギー保存の法則

まつこです。

先週は1週間で10コマの授業の過密スケジュール。最後の10コマ目が終わったそのとき、「13日の金曜日」の魔力に取り憑かれたように、フラフラ〜と足が向かったのは新宿タカシマヤ。

新宿駅で降りたのは3年ぶりくらいかも・・・。南口のあまりの変わりように、タカシマヤの入り口にたどり着けずグルグルと道に迷ってしまいました。

しかしいったんデパートの中に入ってしまえばこっちのもの。「今週はよくがんばった」という呪文を唱えながら、あれこれ買ってこのとおり。

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[いつものとおり、服はJoseph、靴はCole Haan]

洋服は仕事用のみ。シンプルなタイト・スカート2枚(色違い)、シンプルなパンツ2本、シンプルなトップス2枚。今年は非常勤の仕事とか公開講座とか「外勤」が多いので、無難なものが必要という言い訳をつけながら、どーんと大人買い。

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[こちらヒール高4.5センチ]

靴も仕事用。これまで履いていた7〜8センチヒールが、どうも最近辛い・・・。ハイヒールを履くと足が痛くなりやすくなってしまいました。体力低下のせい?それとも在外研究の1年間、ハイヒール履かなかったせいで、足がなまった?

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[こちらヒール高4センチ]

昔、おしゃれの第一歩は「ハイヒール、マニキュア、全身が映る鏡」というのを読んだことがあります。この3つが揃えば、ある程度の水準は確保できるという原則です。確かにハイヒールさえはけば、デニムにTシャツでもそれなりにおしゃれっぽい雰囲気。

しかし仕事のある日は平均八千〜九千歩程度は歩く上、通勤経路に坂道が多く、やはり8センチヒールはきつい。そこでヒールが低めでもおしゃれっぽく見える通勤靴を探してみました。オープン・トゥのはソールが柔らかく、ほとんどスニーカー感覚のラクチン靴です。

買い物の魔女の声に導かれ、プラスチックのクレジットカード一枚で、あれもこれも買ってしまったあとは・・・

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[ええい、思いきって捨てちゃおう!]

クローゼットも下駄箱も収容力には上限があります。新しいのを買えば、奥の方にぎゅうぎゅうに押し込まれた服や靴は空間を無駄に占拠するゴミ同然。価値はゼロ。日々活用できる服など、所詮、一定の量でしかありません。新しい服(外部からのエネルギー)が注入されると、古い服(内在していたエネルギー)はゼロになる。クローゼットという閉じられた系のエネルギーの総和は一定です。これを「クローゼット・エネルギー保存の法則」と呼びます。

要は「新しく買った分だけ、古いのを捨てる」。

クローゼットに保存されたエネルギー量が、働く原動力です。さあ、新しい靴、新しい服で、新しい週もがんばるぞ。(追記:今週は授業9コマ、会議は6つ、その他に学部生のキャリア・センター・ツアー引率に大学院生との懇親会・・・。でも日本の大学教師の多くはこんなものでしょう。これじゃあ、ちゃんと勉強する時間なんかなくなります。学力崩壊って学生だけじゃなく、教師にも起きているんじゃなかろうか。)

2016年5月 5日 (木)

フィトンチット

まつこです。

散歩日和の快晴。ご近所の小石川植物園に出かけてみました。

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[ひのきの林]

入り口のチケット売り場がいつになく混み合っていましたが、園内は広いので入ってしまえば、人気のまばらな緑の中をゆったりと散歩できます。

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[フィトンチットを吸い込むうめぞう]

植物が放出しているフィトンチットという物質は殺菌効果があるそうです。またこの匂いを感じることで自律神経が整えられるという効果もあるそうです。

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[こちらは日本庭園]

入場料は400円。昨日は「みどりの日」だったので入場無料だったそうです。園内での飲酒や昆虫採取などは禁じられていますが、お弁当の持ち込みは可能です。

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[ニュートンのリンゴの木]

東大の付属で、自然誌を研究するための植物園です。ニュートンのリンゴの木とかメンデルのブドウの木など、科学の歴史に触れるコーナーもあります。

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[太郎稲荷。縁の中には次郎稲荷もあるそうです]

もともとは17世紀に徳川幕府の薬園として作られたものなので、園内には徳川家の屋敷の日本庭園や稲荷神社なども残っています。稲荷神社もちゃんと管理補修されていますが、これも東大の予算に組み込まれているんでしょうか?

植物園を使って分類学や自然誌などを研究するというような古いタイプの研究者はもうあまりいないでしょう。今は環境保全とか生物多様性についての研究の拠点となるよう整備する計画があるそうです。

研究の場であるとともに、市民の憩いの場にもなっている小石川植物園。ご近所の植物園で森林浴ができて、お手軽で気持ちの良い休日でした。

2016年5月 3日 (火)

サマンサが60歳!(その2)

まつこです。

「眠り」で悩んでいる中高年はたくさんいます。若い時は寝坊でも、年をとると眠りが浅くなったり、うまく寝付けなくなったり。

あのSex and the Cityのサマンサも不眠症と戦っているそうです。数日前のBBCのラジオ番組で、眠れなくなったことが原因でロンドンでの舞台出演を断念し、自らの人生を見直すことになった経緯を語っていました。

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[華やかなスターにも人生の苦しみはある]

イケイケ女のサマンサを演じたキム・キャトラルはもうじき60歳(参照「サマンサが60歳!」)。昨年、ロイヤル・コート劇場での主演を初日直前にキャンセルしたときには、ガンではないかと噂されていたそうです。今回、ラジオのWoman's Hourに特別出演し、不眠症との苦闘を率直に語っていました(Kim Cattrall on Insomnia)。

「大学にも行っていない。子供もいない。夫もいない。私は孤独な女。才能なんかないのに、運だけでスターになれたのかもしれない。セクシーだからという理由だけで地位を与えられたのかもしれない・・・」

しのびよる老いを感じ始めたとき、自己評価がグラグラと揺れ始める。そこに愛する父の死。親の死に接することで、自分もやがて死ぬのだという切実な思いにとらわれたそうです。

仕事も恋愛も全力疾走だった女性が、老いや死という現実を見つめて立ちすくむ。現代社会にはこのキム・キャトラルような女性がたくさんいるのではないでしょうか。

ラジオを聞いていたら、キムには自分の戸惑いや弱さをまっすぐに見つめる潔い知性が感じられました。

仕事中毒から脱却しする決意をし、何もしない時間も大切だと気がついたそうです。「無駄な時間を過ごすのは時間の無駄じゃないわ」「ベッドに電子機器を持ち込んじゃダメ。ベッドではセックスするか眠るだけにしないと」「眠れなかったら夢もみれない」。そんなふうにキレの良い言葉で語る口調は、あの若き日のサマンサのまま。

ロイヤル・コートの舞台に立てなかったのは残念だろうけれど、自分の人生を一つのドラマとして語ってみせたキム・キャトラルの女優根性はあっぱれです。またいつかスクリーンかステージで姿を見せてくれることでしょう。

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