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2015年11月 5日 (木)

昭和の花嫁たち

まつこです。

最近、休日にジムでヨガのクラスに参加しています。血行が良くなり、リラックスもできてなかなか良いようです。今日はヨガのクラスがなかったので、代わりに「青竹体操」に参加。

「足裏を刺激し、心身をリラックスさせるクラス」と書いてあるので、ヨガみたいなものだろうと思って出かけたところ・・・

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[私が通っているのは後楽園のラクーアの中にあるジム。ラクーアはもうクリスマスのデコレーションで飾られています]

「認知症予防」のクラスでした。

プラスチックのイボイボのついている青竹を踏みながら、「グーチョキバー」「はい、今度はグーチョキパーチョキグーチョキパー」「はい、では今度はチョキグーパーチョキグーパーチョキ」と、先生の声に合わせながら手を動かします。体と脳を同時に使って認知症を予防するのだそうです。あら、なかなか難しいのね・・・ううう、ついていけない・・・と、焦り始めるとめちゃくちゃになってしまいます。

周囲はほぼ全員60代から70代の女性。平日昼間のジムはシニア世代が圧倒的多数です。体操に合わせて流れる音楽も昭和のフォークソング。中山千夏「あなたの心に」(1969年)とかシューベルツ「風」(1969年)などなど、団塊の世代の青春ソングがアップテンポにリミックスされて流れるわけです。それにあわせて、青竹踏みながらグーチョキグーパーとやります。

小学生の時によく流れていたヒットソングの数々。手も足も忙しいのに、ついつい聞いてしまいます。「は〜な〜よめは〜、よぎしゃ〜にのぉぉてぇ〜、とつい〜で〜ゆ〜くの〜」。これは1971年のヒット曲「花嫁」。「夜汽車」というのがいかにも昭和だな、と思って聞いていたら、その後の歌詞にびっくり。

かえ〜れない〜、なにが〜あぁっても〜、こころ〜にちか〜うの〜

「なにがあっても帰れない?いやはや、昭和の花嫁は純情だね。何かあったらいったん帰って、場合によっては前向きに一人でやり直すってのもありだよね」などと思いながら、グーチョキパー。

改めて周囲を見渡せば、くたびれて座り込んでいる白髪の女性や、マイペースで適当にやっているおばあちゃまなど。体操が終わればロッカールームでおしゃべり。孫の自慢や嫁への愚痴、ご近所の噂など、いつ終わるともなくにぎやかです。

このシニア世代のマダムたちも、かつてはひたむきな恋をし、ラブソングを聞いて涙を流し、純白のウェディングドレスを身にまとった昭和の花嫁たちだったんだなあ、と思ったら人間が生きていることが愛おしくも、また人生の短さが切なくも感じられました。今、キラキラ若さに輝いている女の子たちも、50年たてばAKB48にあわせて青竹体操していることでしょう。時間はみんなに平等。残酷でもあり、優しくもあります。

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