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2015年5月

2015年5月17日 (日)

明石町再訪

まつこです。

うーむ、不本意ながらクレジット・カードよりも、病院の診察券の枚数の方が多くなってしまいました。お買い物は大好きだけれど、ドクター・ショッピングなんてする気はないのですが・・・。

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[どんどん増える診察券]

歯科、耳鼻科、婦人科、さらには帰国後、職場で義務付けられている検診でちょっとひっかかって精密検査、さらに芋づる式に検査があって、このところ毎週、2カ所以上の病院に足を運ぶハメに。

先週、紹介されてさらに1カ所増え、こちらの病院にも行きました。

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[聖路加国際病院の十字架だけが30年前と変わらず]

元気で長寿の「権化」、日野原翁はすでに103歳。それでもこちらの名誉院長をまだ務めておられます。この機会に、ぜひご利益に預かりたい、と祈願しながら聖路加詣で。

今は昔、30年近く前、学生時代に私はこのすぐそばの学習塾でアルバイトしていました。聖路加周辺の明石町、築地界隈ならよく知っている、と思って出かけたものの、地下鉄の出口を出てみると見知らぬ風景が広がっていました。

以前と変わらないのは、この聖路加の十字架のある尖塔部分のみ。かつての外人居留地の面影をとどめていた聖路加の古い建物は、高層ビルに建て替えられ、通りに並んでいた青いのれんの下がった小さなお店はもう一軒もなくなっていました。築地川にかかっていた暁橋もなく、川だったとおぼしきあたりは公園に。

四半世紀を経れば街の風景も一変していても仕方ありません。あの頃、私も20代前半。毎週、何回か夕刻にこの街の学習塾にやってきて、築地の老舗や銀座でお店を経営する家庭の子弟に勉強を教えていました。ああ、はるかに遠い記憶!

ま、これだけ年月が経てば、こちらの身体も古くなっていてあたりまえ。いろいろ不具合が出る年頃ですが、こまめに医療機関も利用しながら元気に過ごしたいものです。日野原翁の103歳は無理でも、まだまだ人生後半を大いに謳歌したいと、もう一度、十字架を見上げて健康維持を祈念しました。

2015年5月 9日 (土)

それぞれの妻

まつこです。

今回から任期固定制が導入されたため、これまでよりはるかに長い選挙戦となったイギリス総選挙。選挙民も候補も長〜いキャンペーン期間に、いささかくたびれ気味になったところで、ようやく投票日。

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[開票日がヨーロッパ戦勝記念日-VE Day(Victory of Europe)-にあたっていました。選挙結果が出たあとに、それぞれの選挙区から大急ぎでロンドンに戻り式典に参加。その間にキャメロンは女王に面談、あとの二人は辞任。大忙しの3人。このスリー・ショットもこれが最後になるでしょう]

「僅差」「連立政権」が予測されていたにもかかわらず、ふたを開けてみれば、まさかの保守党過半数獲得。出口調査での予測まで大幅にはずれていました。即日、労働党のミリバンドと自由民主党のクレッグは党首を辞任。3人の党首のうち残ったのはキャメロン一人。

・・・と、明暗をわけた3人の政治家ですが、「やっぱり僅差だった」と評価されているのはこの3人。

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[サマンサ・キャメロン、ジャスティン・ソーントン、ミリアム・ゴンザレス・デュランテス]

キャメロン、ミリバンド、クレッグの妻たち3人です。投票日から翌日にかけては彼女たちのファッションにも注目も集まりました。女性読者が多くDaily Femaleとも呼ばれている大衆紙Daily Mail。保守系のタブロイドですが、ミリバンドとクレッグの妻の健闘も称えています。

それでは今回の選挙での3人の妻たちのスタイルを見てみましょう。

まずはサマンサ・キャメロン。貴族の娘で、イギリスの老舗革小物メーカーであるスマイソンのクリエイティブ・ディレクター。ほっそりとしたスタイルの良さを生かした、現代的なファッション・センスで、選ぶドレスについてはキャサリン妃の次に注目を集めています。「サム・キャム(Sam Cam)」というニックネームで呼ばれる人気は、保守党の支持層の基盤固めに貢献していることは確実。

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[投票所に向かうところ。薄いブルーのシャツドレス。白いエナメルのベルトはWhistles(35ポンド)。Whistlesはシンプルなデザインで、手堅いOL風ファッションを展開するチェーン店]

保守党党首の妻ですから、シンボルカラーの青は外せません。

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[オックスフォードシャーの選挙区からロンドンの首相官邸に戻ったところ。ジャケットの下はPaul Smithのワンピース。295ポンドだそうです]

サム・キャム、イギリス人デザイナーの服を着ることが多いのは、やはり英国首相の妻の役目なのでしょう。

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[勝利を確認してからバッキンガム宮殿に向かうことろ。ソーントンとブルガッジという二人のデザイナーが立ち上げた高級ブランドPreenのドレス。882ポンド]

今回、話題になったのがこちらのPreenのドレスです。前から見ると保守党の青を基調にしたワンピースですが、後ろ姿が大胆なデザイン。

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[おお、背中が鮮やなイエロー。もはや黄色は後ろに回った色ということか・・・]

黄色は自由民主党の色。安定的多数を獲得し、もはや連立を組む必要がなくなった保守党。たった8議席しか獲得できなかった自由民主党。このサム・キャムのドレスは背中越しに、自由民主党に別れを告げているようにも見えます。

その自由民主党の党首ニック・クレッグ。悲痛な面持ちで、「不安と不満の時代だからこそリベラリズムが重要なのに」と訴えながら辞任しました。(実は私はひそかにちょっとだけ応援していたので、今回の惨敗は残念・・・。)

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[投票所に向かうクレッグ夫妻。連立政権の黄色(Lib Dem)と青(Conservative)を組み合わせている副首相の妻。でもイギリスの市民権を持っていないので、ミリアムは国政選挙には投票できない。ヨーロッパ議会と地方選挙の投票権は持っているけれど]

クレッグの妻、ミリアム・ゴンザレス・デュランテスは名前からわかるようにスペイン人。ベルギーに拠点を置く国際弁護士事務所のパートナーでEUの通商関係法の専門家。3人の息子の母でもあります。

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[自由民主党の惨敗が確実になった深夜。シェフィールドの選挙区で]

ばりばりのスーパー・ウーマン。サム・キャムほど夫の政治活動には協力しなかったものの、「ニックが首相になれば仕事を辞める」と言っていたミリアムですが、その必要もなくなりました。

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[選挙区からロンドンに戻ったところ。コートの黄色はまだ自由民主党の色ですが、フランスのブランドPetit Bateauのものだそうです]

クレッグ自身もロシア、オランダの血を引く家系で、仏、独、西などを操るマルチ・リンガル。ミリアムもいかにもヨーロピアンな風貌。EUに対する不信感がむやみと強まっている今のイギリスでは、やや息苦しいかも。夫が党首を辞任したあとロンドンに戻った時には、ミニアムの表情がむしろ清々しているように見えるのは気のせい?

ミリアムと同様、「夫は夫、私は私」という姿勢だったのが、エド・ミリバンドの妻ジャスティン・ソーントン。ケンブリッジ卒の環境問題専門の法律家です。

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[投票所に向かうミリバンド夫妻。ジャスティンの「ピンク」のジャケットは、党首の妻だからと言って労働党の色「赤」を着る必要はないというメッセージかしら。このジャケットM&Sのものだそうです。あまり高価なものを着ないあたりに、政治家の妻としての配慮は見えるかも]

子供の頃に子役でテレビに出演したこともある明朗闊達なジャスティン。選挙戦後半、労働党内ではミリバンドの「変わり者」「ダサイ」というイメージを払拭する「秘密兵器」はジャスティンしかないという声もあったようですが、年収が日本円でおよそ四千万円というサクセスフルな妻を、夫の「兵器」とみなすような古臭い男中心の発想がそもそもイカン!という批判も出ました。

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[敗戦の将とその妻]

ジャスティンも一夜明けたら、なんだかさっぱりした表情。自立して成功し、夫の選挙結果がどうであれ、カメラに笑顔を向けられる。これが現代的な政治家の妻なのかもしれません。今頃、「あ〜、あと5年も・・・」とため息をついているのは、ダウニング10番地で完璧な妻の役を演じてるサム・キャムなんじゃないでしょうか。

2015年5月 3日 (日)

海の幸、山の幸

まつこです。

農家をやっている母の旧友を訪ねたところ、帰路は軽トラックの荷台で送ってもらいました。うめぞうも私も、軽トラの荷台に乗せてもらうのは初めてです。「楽しいね〜」と、うめぞう、おおはしゃぎ!

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[軽トラの荷台から眺める水田風景。頬にあたる風もさわやか]

水のはられた水田、残雪が残る山、若葉の緑色がやわらかな里山・・・。ところどころ打ち捨てられた工場跡や、コンビニの看板が目に入るのが残念ですが、それでも5月の田園風景は美しい。

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[一昨日はまだ白かった山が、初夏のような日ざしをあびて、どんどん雪が消えています]

とても良いお天気だったので、庭の木の剪定をしました。うめぞうが切って、私がその後を掃除します。1時間も働くと、汗まみれ。

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[伸び放題になっていた生け垣を剪定]

今日は近所の方から、「山うど」をいただきました。

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[うっかり写真を撮る前に葉の部分をだいぶ切ってしまいました]

芽と葉の部分は天ぷらに・・・

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[香り高いウドの天ぷら。塩でいただきます]

白い部分は酢みそ和えに・・・

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[酢みそは簡単に作ったので、つぶつぶが残っています。お味噌も新潟の田舎味噌]

その他の部分はきんぴらに・・・

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[苦みと風味がおいしいウドのきんぴら]

地元の山の幸にくわえ、海の幸もいただきました。

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[地元の漁港にあがったカレイの煮付け]

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[佐渡のカニのむき身は酢の物に]

ウドは皮をむいたり、アクをぬいたり、ちょっと手間がかかりますが、採りたての野生のウドをいただけるなんて、贅沢なことです。

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[青空の下で働いたあとの食事はおいしい]

田舎らしいスローライフを楽しんだ一日でした。

2015年5月 1日 (金)

薫風

まつこです。

仕事を終えてから夕刻の新幹線で久しぶりの駅弁。

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[東京駅で売っていた「たん熊北店」のお弁当。薄味で量が少なめ。我々世代にはちょうど良い]

ほぼ1年半ぶりの新潟帰省です。

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[ムコ殿、ひさしぶりの妻の実家]

到着した夜には見えなかったものの、一夜明けて庭を見ると・・・

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[ありゃま・・・]

庭の真ん中にある楠の大枝が折れていました。今年の冬は雪はそれほど多くなかったものの、強い風が吹いたそうです。かなり大きな枝がメキメキッと引き裂かれたほどですから、たいへんな風だったのでしょう。

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[荒れ果てた庭でも咲く花もある]

昨夏、一度だけ弟が家を見に来たそうですが、ずっと誰も使っていなかった家は、ホコリがつもり、カビがはえ、クモの巣がはり、庭は荒れ果て。台所の給湯器も不具合。朝から業者さんやシルバー人材センターに連絡して、対応をお願いしました。

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[さわやかな5月、花も葉も生き生きとしています]

昔は、「別荘と庭と妾は欲しくてもお金と手間がかかる」と言われていましたが、現代において愛着と負担の板挟みになる問題は「年老いた親と田舎の家」かもしれません。でも、久しぶりに田舎のきれいな空気を吸って、その清々しさが心身にしみこむ気分を味わっています。

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