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2015年2月13日 (金)

RAのルーベンス展

まつこです。

先週、ロンドンに行った際にロイヤル・アカデミーで開催されているルーベンス展(Rubens and His Legacy)を見に行きました。

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[ピカデリーのロイヤル・アカデミー。正式にはRoyal Academy of Artsですが、RAと略されることが多い]

ルーベンスと言えば『フランダースの犬』。ルーベンスの祭壇画の前で、パトラッシュを抱きかかえて死んでいたネロの物語の悲しい結末は、日本の少年少女の心に深く刻み込まれています。そのせいで、私などはケンブリッジのキングズ・カレッジの「三博士の礼拝」の絵を見ても「ああ、パトラッシュ・・・」と切なくなります。

という調子で、ルーベンスには特別に強い関心はこれまでなかったのですが、そんなド素人の私にもルーベンスの影響力がとてもよくわかる展示でした。編年的 にルーベンスの絵を並べるのではなく、「詩」「優美」「権力」「暴力」「欲望」・・・などテーマ別に部屋を分け、それぞれ風景画、肖像画、裸体画・・・と ジャンルごとにルーベンスの絵と、その影響がはっきりと出ている他の作家の絵を並べているのです。

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[無料のリーフレットにも十分な情報量が書かれています]

たとえば風景画ではコンスタブルやターナー、女性のヌードを描いた部屋ではルノアールやセザンヌなど、ルーベンスの影響が時代を超えて、どのようにそれぞれの作家の個性の中に吸収されていったかがわかるように配置されています。音声ガイドも非常に明快でわかりやすく、ただ漫然と見ているだけではわからないことを教えてくれます。

なかなか面白くて勉強になる展示でした。4月10日まで開催しているそうです。

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コメント

日本もそうですが、最近の企画展は本当に面白いですね。しっかりテーマ別になっていて、なんか授業を受けている気分になってきたりなんかして。それが嫌という人もいるのですが、なるほどと思うことが多くて、私は好きです。だから、食わず嫌いの画家ほど、企画展で見てみるに限ります。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

うーん、授業もこのくらい面白くできるといいですね〜。Pukiさん同様、私も素直な性格なので、エクスパートの手ほどきで知識を吸収するの好きな方です。日本の美術館・博物館の企画展は混んでいるという先入観があり、あまり行っていないのですが、いろいろ面白い企画があるようですね。自宅も上野から遠くないし、今度行ってみようかしら。

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