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2014年12月20日 (土)

ボローニャ最終日

まつこです。

ボローニャ滞在最終日も快晴!

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[イタリア式朝ご飯]

朝ご飯はバールでカプチーノとクリーム入りのクロワッサン。カウンターで立ったまま食べると、少しだけ地元の人に溶け込んだ気分になります。

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[ファサードの上半分の工事が中断したサン・ペトローニオ聖堂]

今日はまずはマッジョーレ広場のサン・ペトローニオ聖堂を拝観。この聖堂は300メートル以上の長さがあるそうです。あまりの大きさにサン・ピエトロ寺院の影が薄くなってしまうと、法王が工事の中断を求めたせいで、ファサードの上の方が未完成になっているのだそうです。

外側は「中途半端」な感じですが、中に入ると堂々たる大聖堂。高い窓を通して入る日ざしが反対側の壁にあたって、ああ、きれい・・・と眺めていたら、明るい音色のオルガンの演奏が始まりました。威容を誇っていても、決して重厚にならない大聖堂という印象をうけました。

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[サンタ・マリア・デッラ・ヴィータ教会のテラコッタの彫像]

市場に行くつもりで歩いていたら正面扉が大きく開いていたので、吸い込まれるように入ったのがサンタ・マリア・デッラ・ヴィータ教会。祭壇の横にテラコッタの群像がありました。イエスの死を悲しむ人たちの像です。15世紀の作品だそうですが、ドラマティックな動きがあり、表情もリアル。迫力に気圧された気分になりました。

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[解剖学劇場(テアトロ・アナトミコ)。正面の説教台みたいなところが教壇]

次に行ったのはボローニャ大学の古い解剖(アナトミー)の教室。テアトロ・アナトミコという呼び方通り、すりばち式の階段教室で中央に解剖台があります。ここがヨーロッパで最初に解剖が行われた場所だそうです。

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[天井も凝った彫刻がほどこされています]

ここは大理石の解剖台以外はすべて木造です。第二次世界大戦で空襲を受け、このボローニャ大学の旧学舎も大きく壊れてしまったのだそうです。その時の写真も展示されていました。それでもひとつひとつ使える木像を拾い集め、失われたものを再製してこのように修復したのだそうです。

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[ボローニャ大学旧学舎の中庭。ここも戦争直後は廃墟同然でした]

第二次世界大戦中、ボローニャはドイツ軍の拠点だったため激しい空襲を受けたのだそうです。それを修復して、中世の面影を残す美しい景観の街になっていま す。その古く美しい街に現代的な洗練されたセンスで飾り付けられたウィンドウがいくつもあって、いくら歩いても飽きない街でした。

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[ポルティコ(アーケード)は街全体でのべ40キロメートルにもなるとか]

旅の終わりはいつもちょっと寂しい気持ちになります。ああ、この街にもう一度来ることはあるのかな・・・この景色をもう一度見ることがあるのかな・・・。夕暮れがせまるボローニャをあとにするときには、ちょっと胸がキュンとする気分になりました。

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[霧のボローニャ空港]

到着した日以外はお天気の良かったボローニャですが、タクシーで空港に向かううちにすっぽりと霧に包まれました。冬のボローニャは霧が多いのだそうです。霧で何も見えない窓の外を眺めながら、また来てみたい・・そう思いながら帰路につきました。

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コメント

わーボローニャ大学の解剖教室、こんなに重厚感があるのですか。教会といい、イタリアを訪れた当時のイギリス人は豪華さにびっくりしたでしょうね。私はクロワッサンはバター臭くてダメなのですが、デニッシュなど甘い系は大好きです。朝食もフランスよりもイタリアが好みです。ボローニャ、俄然行ってみたくなりました。旅はまだ続くのですよね。楽しみ、楽しみ♪(→とヒトの旅で盛り上がるワタシ)

Pukiさん、コメントありがとうございます。

ヴェニスやフィレンツェのような有名な文化財がボローニャにはなくて、そのぶん観光客も少なく、日常の雰囲気を楽しむことができるように思いました。そういう普段の生活のおしゃれ度がイギリスとはだいぶ違いますね・・・。ケンブリッジで着膨れしている我が身をしばし反省しました。

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