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2014年11月 8日 (土)

チャールコート

まつこです。

先週末、ストラットフォードに行った際、Love's Labour's LostとLove's Labour's Wonの舞台のセットとして使われたチャールコート(Charlecote)まで行ってみました。ストラットフォードから4マイル程度の距離です。

Photo
[ゲートハウスはチューダー朝から変わっていません]

エリザベス一世も滞在したことのある館ですが、ゲート以外は19世紀に大規模改装されたので、本館の内部はヴィクトリア朝の貴族の邸宅です。今回のRSCの演出が1914年〜1918年に設定されているのは、現存する館のインテリアにも合っています。

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[ゲートを入ると見えてくる邸宅]

大広間の隣にはビリヤード室がありました。Love's Labour's Wonでドン・ジョンが悪事を企むのはこのビリヤード室ということになっています。演出の細かい工夫です。

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[エイヴォン川沿いの邸宅と庭]

邸宅も庭も、イギリス貴族の館としてはこじんまりしている方だと思いますが、周囲は広大なパーク(狩猟園)です。Love's Labour's Lostでは原作でもフランス王女たちとナヴァール王たちはパークで出会うことなっていますが、これもうまく実物のチャールコートに合っています。

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[広々としたパークの中をエイヴォン川が流れています]

ストラットフォード生まれのシェイクスピアがどういうきっかけでロンドンに出て劇作家になったのかは謎です。いくつかある伝説のひとつによれば、シェイクスピアがこのチャールコートの鹿を盗んだことが発覚したため、故郷にいられなくなって出て行ったそうです。

ここが鹿を盗んだパークなのね・・・

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[今も鹿が飼われています]

と思って眺めていたら立派な角の鹿が、のんびり草を食んでいました。

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[悠然とパークを散策する鹿。真ん中に小さく写っているのが鹿です]

風は冷たかったけれど、空が澄みきって気持ちの良い日曜日でした。

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[色も形もさまざまなスクウォッシュ]

見学客用の駐車場や受付の建物は館から数百メートル離れたところにあります。近隣で採れた農作物やガーデニング用の植物を売る一画もありました。でも決して景観を崩さないような作りになっています。

貴族の邸宅、庭、パーク、村、教会・・・晩秋の美しいウォリックシャーの田舎の風景を楽しんだ半日でした。

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コメント

イギリスらしいカントリーハウスですね。影の長さにも秋を感じます。なんかね、空気感まで伝わる写真ですよ。まつこさま、ますます写真の腕をあげているのではないかしら。革のジャケットもすごくお似合いで素敵です。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

そして小さな村と教会を抱え込むようにして広がる荘園というのは、本当にイギリスらしい風景ですね。シェイクスピアが眺めたのと、さほど違っていない風景なのかな・・・と思いながら写真を撮りました。風が強くて、雲がちぎれてあっというまに流れていく、イギリスの空。眺めていて飽きません。

まつこさま

11月に入ると、とたんに忙しさが倍増しますね。紅葉を愛でる精神的余裕もないまま過ごしていますが、英国の美しい田舎風景にちょっと癒されます。写真を見つめながら深呼吸。

今回のストラトフォード行きはお天気も芝居もチャーコートも、すべて満喫できたようで本当に良かったですね!

ショウガネコさん、コメントありがとうございます。

こちらはだんだん暗くて寒い日が増えてきましたよ〜。風景も1週間ごとに、ぐんぐん冬らしくなって、落葉樹はほぼ裸木になってしまいました。

こんな暗い季節は、芝居や映画を楽しもうと、せっせと劇場や映画館に通っています。カンバービッチの新作映画も楽しみです。

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