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2014年10月22日 (水)

ハリケーン・ゴンザーロ

まつこです。

台風一過の青空です!

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[トリニティ・カレッジの正面。昨日の嵐ですっかり葉が落ちています]

イギリスに台風なんかないのかと思っていたら、フロリダ沖で発生したハリケーンが、大西洋を北上してイギリスまで到達することが、時々あるのですね。今回はハリケーン・ゴンザーロ(Hurricane Gonzalo)。

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[ゴンザーロの進路。図はオンライン版のMirrorより]

イギリスに達した時点で「ハリケーン」とは呼ばれず「元ハリケーン(ex-hurricane)」と呼ばれていました。

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[台風が過ぎ去ったあとの景色は清々しい]

8月にも同じようなコースでハリケーンが来ましたが、そのときの名前は「ハリケーン・バーサ(Hurricane Bertha)」。

大西洋で発生するハリケーンについては、毎年アルファベット順にAから名前がつけられるようです。バーサ(Bertha)は2個目、ゴンザーロ(Gonzalo)は7つ目です。別に女の人やメキシコ人みたいな名前ばかりではなく、ひとつ目にArthur、3つ目にChrisというようなのもあるし、年ごとに変わるのだそうです。

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[昨日は猛烈な風で柳の枝は吹き流しのように真横になっていました。一夜明けたら別の景色・・・でも急に寒くなりました]

昨日は猛烈な嵐の中、自転車はムリだったので、バスにのって絵画教室に行きました。一緒の教室の生徒さんに、日本ではハリケーンをどんなふうに呼ぶのかと聞かれたので、番号つけるだけと答えたら、「あら、つまんないわね」というようなことを言われました。台風やハリケーンというのは、ちょっと不謹慎ですが、わくわくするスリルもあるので、人名を与えた方が悪役としてイメージが鮮明になるのだと思います。

絵画教室は1回ごとに与えられる課題が地味になり、今回は「遠近法」の練習。できるだけ数学的な形の物(立方体、円柱など)を持って来るようにと言われていたのを朝になって思い出し、とっさに目の前にあったオードトワレ(Chloe)のビンとマスカラ(Clinique)を持って行きました。

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[第3回目の成果はきわめて地味]

Eye levelとかvanishing pointについて説明してもらって、補助線みたいのを引きながら、いろんな角度でクロエのトワレのビンを描く・・・。「つまらないかもしれないけれど、このトレーニングはあとで役に立つ」と先生はおっしゃっています。もうちょっとこの基礎練習で我慢します。

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コメント

まつこさま こんにちは

夏に来たバーサ、覚えてます。カリブ海からはるばるハリケーンが英国まで来るのか〜と感心(?)しました。
数年前のカトリナも、史上最悪の被害をもたらした大ハリケーンでしたね。学生たちに、ハリケーンは女性名をつけるのだと話すと、必ず「なんで?」と不思議がられます。無味乾燥な番号制の日本の台風に欧米人が「なんで?」と不思議がるのと同じで、面白いですね。

英国の絵画教室、最初に遠近法なんですね。やっぱり王道を行けということでしょうか。たまたま、BBCの The Private Life of a Masterpiece というシリーズのフェルメールの回を授業で使っているところなんですが、フェルメールが正しい遠近法で描くために使ったのが、カメラ・オブスキュラではなくて、画鋲+ヒモという伝統的な職人の技だったという話が展開します。ヨーロッパの美的感覚のすべての根底に正しい遠近法があるのでしょうね。是非これをマスターして自由自在にケンブリッジに風景を絵に残してきてください。

「元ハリケーン」っていうのが面白いですね。写真がとても上手なまつこさま、絵もきっと上手いに違いありません。ケンブリッジには絵心を誘う場所も多いことですし、戸外でキャンバス立ててというのが楽しみですね。けど、早くしないと寒くなっちゃいますけど。

ショウガネコさん、コメントありがとうございます。

今回、少し興味を持って調べてみたら、実は太平洋で発生する台風にも名前がつけられているのだそうです。ただこちらは東南アジア、北太平洋諸国で共有する名前なので、いろんな言語の名前が混在しています。「ダムレイ」「ハイクイ」「キロギー」・・・って、ちっともわからないでしょう?「ハト」「ヤギ」という日本語の名前も混じっていて、全部で140個の登録名を順番に使っていくのだそうです。この複雑な登録名一覧を見て番号制度になっている理由を納得しました。

「腕をまっすぐに伸ばし、鉛筆を腕に対して90度の角度に固定し、鉛筆をかざして長さの比率を目分量で割り出す」と教えられ、頭では理解したものの、鉛筆握ったまま固まってしまった私・・・。実は「トレース紙で写真をなぞり、それを転写して下絵を描いて、色をつける」という程度の軽いノリで水彩画を楽しむ心づもりだったんですけどねえ。鉛筆の代わりに定規でやろうとしたら「ダメ」、消しゴム使おうとしても「ダメ」・・・。なかなかきびしい先生です。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

日本なら「熱帯低気圧」と呼ぶところですが、こちらではex-hurricane。そういえば先週、受講した「ギリシア悲劇」の講義で、「外部」と「内部」、「他者」と「自己」の関係に着眼して自己が外部化された状態が狂気である・・・というような話をした先生がいました。その流れでex-がつく言葉と悲劇の関係を説明しようとして、「たとえばex-wife」というジョークを言ったのですが、若い学生は誰も笑いませんでした。私はコーラスとして笑ってあげました。

こんばんは、
つい最近元ハリケーンという台風がありました。台風13号ジェヌヴィーヴ。ハリケーンから台風になっても名前は変えないようです。たまにあるそうです。
台風の日本語名は星座から取っているそうです。

白玉さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

ジェヌヴィーヴは日付変更線の東側で発生したんですね。ハリケーンや台風は、ずいぶん長い距離を移動するものなのですね。

日本の台風被害はイギリスでも報道されることがあります。「日本=とても小さな国」というイメージが強いので、「オキナワでハリケーンの被害が出ているらしいが、あなたの東京の家は大丈夫か?」というようなことを聞かれます。「イギリスとスペインくらいの離れている」と答えると安心した表情になりますが、カリブ海で被害を出したハリケーンがイギリスで洪水を起こすこともあるので、油断大敵ですね。

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