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2014年9月14日 (日)

コンカー

まつこです。

ケンブリッジのいたるところに、今、茶色い木の実が落ちています。栗のように見えますが、j弱毒性で食べられません。マロニエ(セイヨウトチトノキとも呼ぶそうです)の実です。英語ではホース・チェストナッツ(Horse Chestnut)といいますが、多くの人はこの木をコンカー・ツリー(Conker tree)と呼んでいます。

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[きれいなので拾ってきて飾ってみました]

コンカー(Conker)はこの木の実を使ったゲームのことです。同じ発音の'conquer' (征服)という言葉からゲームの名前は派生したようです。マロニエの実にヒモを通して、ぶつけ合い、相手の実を割ったら勝ち。実の固さとコントロールを競うゲームのようです。毎年、10月に「ワールド・コンカー・チャンピオンシップ」が、イギリスで開催され、世界中から参加者が集まるそうです。

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[相手の実を割ったら勝ち。写真はTelegraphの9月14日版より]

今年は8月に雨が多く、気温が高かったため、マロニエの実が例年より早く落ち始めてしまい主催者が困っています。大会までに実が乾燥してしまうと割れやすくなってしまうのだそうです。

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[本当はまだ枯れる時期ではないのに、葉が茶色くなってしまったマロニエの木。ジーザス・グリーンという市内の大きな公園の木です]

もう一つの悩みは、このマロニエの木が将来イギリスからなくなってしまいそうなことです。外来の蛾の一種が害虫となり、猛烈な勢いでイギリス中のマロニエの木を病気にしているのだそうです。この病気が広がったせいで、マロニエの木は8月中から葉が茶色くなってしまい、実も小さくなっています。

ニレの木(elm)も同じような病気にかかり、今ではイギリスにはほとんどニレの木は残っていないそうです。今のままだとマロニエの木も早晩イギリスからなくなってしまうと、コンカー好きのイギリス人はやきもきしています。

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コメント

まつこさま

マロニエの早枯れは心配ですが、秋の景色は美しいでしょうね〜! 木の実や果物にキノコ、きっと楽しいイベントもたくさんあるでしょう。でも野生のものを召し上がる時はお気をつけて。
あー、酸っぱいイギリスのリンゴやアップルパイが食べたいー。

ショウガネコさん、コメントありがとうございます。

コンカーのツヤツヤした実を見たときは、すぐさま「おいしそう!」と思ってしまいました。あぶない、あぶない。晴れるとこの上なく美しいイングランドの秋。毎日、天気予報を気にしながら暮らしています。

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