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2014年8月 7日 (木)

エドワード七世通り

まつこです。

ビアリッツの目抜き通りは「エドワード七世通り」(Ave. Edouard VII)という名前です。市役所もエルメスもこの通りにあります。おしゃれなブティックが並んでいる通りです。

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[皇太子時代が長いこの二人。顔も似ている。Daily Mail(2009.11.3)より]

ヴィクトリア女王の息子エドワード七世は厳格すぎる帝王教育の反動で、数多くの女性と浮き名を流す奔放な遊び人になりました。その一方で、ヨーロッパの社交界で要人たちと親しい関係を築き、イギリスと各国の平和的な外交関係を維持するのに多いに貢献したそうです。

そのエドワード七世が愛したリゾート地がビアリッツでした。毎年、1ヶ月以上滞在し、アスキスはわざわざビアリッツまで国王を訪ねて、首相に任命してもらったそうです。

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[ココ・シャネルが1915年にお店を開いたのも、このエドワード七世通り]

ロシアから亡命してきた貴族のドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフとシャネルが出会ったのもビアリッツ。王冠を捨てた恋のエドワード八世、サラ・ベルナール、チャップリン、シナトラなどなど、数多くのセレブリティが、このリゾート地に集い、華やかな歴史を作ってきました。

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[ソミュールの貧困の中からはい上がって来たココと、ロマノフ王朝の血筋を引くドミトリー]

今はサーファーが波にのり、若者たちが明け方まで飲み騒ぎ、観光客がワイワイと集うリゾート地のひとつになっています。それでもアール・ヌーヴォーやアール・デコの様式で作られた建物には、古い時代の華やぎの記憶がかすかに染み込んでいるように感じられます。

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[エルメスで買物・・・はあきらめ、その隣のカシミア製品の店Repeatで買物]

そんなセピア色の記憶が漂うリゾート地では、ちょっと大人っぽい雰囲気のものを買いたい気分になり、スイス製カシミア製品の店Repeatでベージュのニット・アンサンブルを買いました。60歳過ぎても着れそうなスタンダードなデザインです。

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[ベージュのニット・アンサンブル]

おばあちゃんになってから、このニットを着て、秋口のビアリッツを再訪してみるのもいいな・・・などと、少しセンチメンタルでノスタルジックな気分を気取ってみたくなる、ビアリッツの街でした。

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コメント

王室好きのワタクシとしたことが、ビアリッツ知らなくて、勉強になりました。そうですか、エドワード八世もここにしけこんだりしていたのですか。それにしても、ココとドミトリーの写真、素敵~。男も女も美しい時代ですね。まつこさまのグレーのカシミアアンサンブルもいいお色!

Pukiさん、コメントありがとうございます。

そうそう、古き良き時代のビアリッツは王侯貴族が「しけこむ」ゴージャスなリゾート地だったようです。濃厚な恋愛文化の名残が、妙に装飾的な建物に残っているようでした。シャネルの恋愛遍歴もなかなかのものですが、ロシア貴族の方もかなりなプレイボーイだったようですよ。

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