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2014年8月31日 (日)

20年前の指輪、今年の指輪

まつこです。

1年間の英国滞在が終わる時には、記念になるものを一つ買おうかと思っていました。何か心引かれるものに出会えたらいいな・・・

と思っていたのですが、滞在期間1ヶ月ほどですでに記念品を買ってしまいました。

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[Fulham RoadのArgentaは小さな店ですが、SW3の洗練された顧客を誇っています]

チェルシーのフラム・ロードは閑静な住宅街の中に、洗練されたお店がいくつかある素敵な通りです。今から20年ほど前、その通りで指輪を買ったことがありました。カメオの小さな指輪なのですが、気に入っていて、今も普段使いで毎日使っています。

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[今から20年以上前、30代になったばかりの頃買ったカメオの指輪]

Argentaという小さなジュエリー店です。デンマーク出身のご主人がデザインをしたモダンなアクセサリーを売っています。いかにもチェルシーの洗練されたマダム御用達のお店です。どぎまぎしながら入り口のカギを開けてもらって店内に足を踏み入れた時の高揚感を今もよく覚えています。まだ若かった頃、お金もそんなになかったので、このカメオの小さな指輪が唯一私に買えるものでした。

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[50代になって買ったサファイアの指輪]

5月にこの店の前を通りかかったら「閉店セール」と書かれていました。その直前にパリの学会に参加していたとき、いつもサファイアの指輪をしている女性研究者がいて、もうかなりな高齢だと思うのですが、クールでかっこ良くて、「私もあんなおばあちゃんになりたいなあ・・・決めてはサファイアの指輪かな・・・」と思っていたところでした。そのイメージも残っているときに、この店のウィンドウにイメージ通りの指輪を見つけてしまったのです。1年間の在外研究の記念品はこの時、決まりました。

このArgentaは、ご主人が引退するので店を閉めるのだそうです。サイズ直してケンブリッジまで郵送してもらったのですが、「私の息子二人もケンブリッジ大学ですよ」と誇らしげに話してくれました。デンマークからロンドンにやってきてデザインの勉強をし、1960年代に開いたお店を成功させあとは悠々自適ですが、閉店はちょっと寂しそうでもありました。

20年前も、今回も、思い出に残る買い物になりました。20年後にもこのサファイアの指輪をして、さっそうとしたおばあちゃんとして、チェルシーやケンブリッジを訪れたいものだと思っています。

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コメント

まつこさま

素敵なお話ですね〜! 
二つの指輪、どちらも品が良くてスタイリッシュ。
閉店してしまう時にこんな素敵な品に出会うなんて、これは運命。
素敵なジュエリーを身につけていると、それだけで気分も良くなりますよね。
今度お目にかかる時に、私にも拝ませてくださいね。

ショウガネコさん、コメントありがとうございます。

そうなんです、こちらのお店のジュエリーはスタイリッシュなんだけど、デザインが先鋭的すぎないので、長く使えるんです。円も安く、消費税の還付もない滞在時にこんな買い物するなんてもったいない・・・と、頭の片隅では思ったのですが、「出会い・思い出」はプライスレス!(カードのコマーシャルみたいですが。)えいっ、と買ってしまいました。

とても素敵ですし、まつこさまにぴったり。こういう色石はやはりとてもヨーロッパ的ですね。時計もそうですが、指輪って、毎日使うもので始終目に入るだけに、何とも言えない活力を与えてくれる気がします。

とても素敵!ぜひ拝見したいです。これからお洒落して社交のシーズン。報告を楽しみにしています。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

色石は今までぜんぜん興味なかったんですけど、やはり年齢ですかね・・・。こういうのは若い子よりおばあちゃんの方が似合いますよね。末永くお守り代わりに使いたいと思っています。

mochaさん、コメントありがとうございます。

ケンブリッジの場合は「お洒落して社交のシーズン」というよりも、「実り豊かなハーベスト・シーズン」。お洒落する機会、これがぜんぜんないんですよね・・・。

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