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2014年7月

2014年7月31日 (木)

バスク滞在2日目

まつこです。

バスク滞在2日目です。宿泊しているサン・ジャン・ド・リュズはニヴェル川が大西洋に注ぎ込む河口の町です。

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[ニヴェル川]

河口の港は漁業や海賊業で17世紀に最も繁栄したそうです。ニヴェル川の反対はシブールという町。今日の午前中はシブールまで散歩に行きました。

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[二言語併記の標識]

町を歩いていると標識はフランス語とバスク語の併記になっています。日頃フランス語を話している人たちも、学校ではバスク語も習うそうです。
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[シブールのSaint Vincent教会]

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[木製のギャラリー]

16世紀に建てられたシブールの教会の内部は木製で2階、3階はギャラリーがぐるりと取り囲んでいます。サン・ジャン・ド・リュズの教会も同じような構造だったので、これもバスク流なのかもしれません。

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[六角形の鐘楼]

鐘楼も独特な形をしています。

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[典型的なバスク風の建物が並ぶ街並み]

町を歩くと、バスク独特の白い壁と赤い窓の家が建ち並んでいます。

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[バスク料理の店ではフランス語の電子辞書もあまり役に立たない]

パリではフランス語ができなくても、英語で不自由は感じませんが、バスクまで来ると英語を話す人がぐっと減ります。レストランのメニューも英語のものはありません。電子辞書を片手にメニューを読もうとしても、料理もバスク風なので、フランス語の辞書にのっていないものもあります。スペイン語の料理もあります。

隣のテーブルのお客さんと店員さんが、手振り身振りもあわせてメニューを説明してくれて、なんとか注文できました。

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[今日は午前中は曇り、午後から晴れ。夕日の沈んだ大西洋を眺めて、今日も楽しかったねと一日を振り返りました]

英語さえ話せれば世界中どこに行っても大丈夫・・・というわけにはいかない、ということを実感したバスク滞在2日目でした。こういう不自由を体験するのも旅のおもしろさです。

2014年7月30日 (水)

海と山と太陽と

まつこです。

ロンドンとケンブリッジの真ん中あたりにあるスタンステッド空港から飛行機で2時間弱。

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[海水は冷たい]

海です!

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[山も見えます]

ここから見えるのはピレネー山脈の一部です。

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[白と赤の建物が立ち並んでいます]

白い壁に赤い窓枠がこの地方の建物の特徴です。

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[サン・ジャン・ド・リュズ]

今夏の旅はバスク地方です。美食で有名なフランスとスペインにまたがる地域です。まずは高級リゾート地ビアリッツの空港から車で20分ほどの街サン・ジャン・ド・リュズにやってきました。海辺のリゾート地なのでビキニ姿の女性が子供からおばあさんまでいます。

力強い南欧の太陽と、おいしいものと、女性たちの陽気な笑顔があふれるバスクで、1週間ほどの夏休みを過ごします。

Pukiさん、コメントありがとうございました。今のホテルからではコメントの書き込みができないので、こちらで失礼します。「イタリアかスペイン」というご推測は正解です。Sport MaxのワンピースとJosephのタンクトップ。両方ともリゾート地でなければ着る機会がありません。たまにこれを着たいというのもバカンスに出かける動機かもしれません。

2014年7月29日 (火)

夏休み!

まつこです。

明日から夏休みの旅行に出かけます。

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[バカンス用の服装も準備万端]

行き先を決める際、いちおう、うめぞうにも希望を聞いてみました。

まつこ:「ねえねえ、夏休み、どこに行きたい?」
うめぞう:「僕ね、女の人がピチピチしているところに行きたい。だってケンブリッジだと、女の人たち、話すと優しいんだけど、あんまりピチピチしていないでしょう・・・(最後はだんだん声が小さくなる)

私の希望は「食べ物がおいしいところ」。

このような話し合いの結果、行き先はどこに決まったでしょうか?

また旅先から様子を報告します。

2014年7月27日 (日)

夏の夕暮れ

まつこです。

特に何も予定のない日は、二人ともそれぞれ机に向かって仕事して、食事して、一日が終わりますが、最近の楽しみは夕食後の散歩。昼の長いこの季節、夕食後、夕日の見える8時から9時頃、涼しい風を楽しみながらの散歩は爽快です。

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[宿舎の前は農学部のパドックになっています。馬や牛がいます]

生き物好きのうめぞうは、馬に向かって「お〜い、馬!」と呼びかけましたが、反応なし。うめぞうの観察によれば、馬は周囲の変化に関心なし。牛の方がまだしも好奇心が強いそうです。

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[マディングリー・ライズも緑豊かなキャンパスで、その中に天文学の関連施設が作られています]

マディングリー・ロードという大きな道をはさんで反対側は、マディングリー・ライズと呼ばれる地域で天文学研究所があります。このあたりはケンブリッジの街の中心部から2、3キロ離れているだけですが、緑が豊かで、その中に大学の施設がぽつぽつと配置されています。

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[マディングリー・ライズの中の遊歩道]

自転車と歩行者のための遊歩道も作られていて、散歩している人や帰宅途中の人とよくすれ違います。

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[閑静なストーリーズ・ウェイ]

この遊歩道を通り抜けるとストーリーズ・ウェイという、チャーチル・カレッジの裏の道に出ます。立派なお屋敷もある静かな通りです。

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[フィッツウィリアム・カレッジ]

しばらくするとフィッツウィリアム・カレッジがあります。その他にもトリニティ・ホールの建物などがあります。

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[こちらはフィッツウィリアム・カレッジのマスターズ・ロッジ]

個人の立派な邸宅も並んでいて、たわわに実ったスモモや大きく咲いたバラの花がとてもきれいです。

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[プラークに書き込まれた言葉を読んでいるうめぞう]

そんな家の一軒に青いプラークが掲げられています。

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[ヴィトゲンシュタインの住んでいた家です]

ヴィトゲンシュタインのお墓もこのすぐ近くにあるそうです。そのうち行ってみましょう。

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[チャーチル・カレッジはマディングリー・ロード沿いに広々と広がっています]

ヴィトゲンシュタインについてのうめぞうの講義を聞きながら、チャーチル・カレッジの中を通り抜けて、もとのマディングリー・ライズに戻ります。

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[今の時期の日の入りは夜9時頃]

40分程度の散歩が終わる頃には、長い夏の日も翳り始めていて、夕日が木々の向こうに消えていきます。

今日も一日、いい日だったね・・・と言いながら、夕暮れの散歩を終えます。ごく普通の夏の日の幸せな夕暮れです。

2014年7月25日 (金)

セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊

まつこです。

ここ数日、イギリスも真夏の天気が続いています。気温も30度近くにまで上がっています。そんな暑さも忘れるようなひとときを、こちらで過ごしました。

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[セント・ジョンズ・カッレジのチャペル]

キングズ・カレッジの聖歌隊とともに長い伝統と高いレベルを誇るのがセント・ジョンズ・カレッジの聖歌隊です。今回は「ケンブリッジ・サマー・ミュージック・フェスティヴァル」の一環として開かれたコンサートを聞きに行きました。

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[ステンド・グラスから射し込む光が美しいチャペルの内部]

トーマス・タリス、ヘンリー・パーセルといった古いイギリスの作曲家から始まり、メンデルスゾーンやラフマニノフをはさんで、ジョナサン・ハーヴェイの現代音楽まで、幅広い時代の曲が組み合わされたプログラムでした。美しい歌声が教会の内部を満たすと、まさに天上の音楽が聞いている気持ちになります。

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[強烈な日差しの夏も、石の建物の作る影に入るとひんやりとして気持ち良い]

演奏を終えたばかりの聖歌隊の青年や少年が、ガウンをひるがえして中庭を歩いて行きます。その光景はE. M. フォースターの映画の一場面のようでした。

2014年7月23日 (水)

オーチャード・ティー・ガーデン

まつこです。

あまりのお天気の良さに、今日はグランチェスターまでウォーキングに出かけました。

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[どこまでも続く緑と青い空]

腰痛を長引かせているうめぞうは、メレルのウォーキング・シューズを購入。私も同じようなのをこちらで買いましたが、軽くて、靴底にクッション性があり、とても歩きやすい靴です。

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[グランチェスター・メドウズには牛が放牧されています。牛の間を分け入って進まなければならなくなり、私はビビりまくり。うめぞうはへっちゃら]

ケム川では川遊びをしている人がたくさんいました。泳いでいる人、魚釣りをしている人、パントに乗っている人。

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[簡単なものでも戸外で食べるとおいしい!]

しばらく歩いたところでサンドイッチでお昼ご飯。家にあるパンにチーズとハムをはさんで持っていけば、それだけで楽しいピクニックになります。緑と青空を眺めながら、涼しい風に吹かれて食べると特別に美味しく感じます。

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[牛が逃げていかないように設けられているスタイル(stile)を乗り越えて進みます]

うめぞうはグランチェスターは初めてだったので、ルーパート・ブルックの名前も刻み込まれている戦没者記念碑のある村の教会にも立ち寄りました。

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[グランチェスターの小さな古い教会]

そのあとはとても有名なオーチャード・ティー・ガーデンへ。

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[リンゴの木の下でお茶にしましょう]

19世紀末にこの果樹園を訪れたケンブリッジの学生一行が、リンゴの花の下でお茶を飲ませてほしいと果樹園の女主人に頼んだのがこのティー・ガーデンの始まり。以来、川遊びやサイクリングをするケンブリッジの学生たちが立ち寄る人気の場所になったそうです。

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[血糖値の気になるうめぞうはこわごわ少量のジャムをつける]

1909年からルーパート・ブルックがこの果樹園の家に移り住み、彼の周囲にウルフ、ラッセル、ケインズ、ヴィトゲンシュタインらが集まるようになって、グランチェスター・グループと呼ばれるようになりました。

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[やっぱりスコーンはクリームとジャムをたっぷりつけて食べるもの。ジャムを追加して笑顔で食べるうめぞう]

今も時は午後3時10分前で止まっているだろうか?
紅茶に入れる蜂蜜はまだあるだろうか?
Yet/ Stands the Church clock at ten to three?
And is there honey still for tea?

ブルックは異国を旅しながら、このようにグランチェスターを懐かしんだそうです。確かに昼下がりのグランチェスターは陽光にあふれ、木陰には心地良い風がふき、まるで時の止まった楽園のようでした。

2014年7月20日 (日)

ノース・ノーフォーク

まつこです。

土曜日はトムとジュディに誘われて、ノース・ノーフォクまでドライブに行きました。トムとジュディの息子一家および親戚が浜辺の家で週末を過ごしているので、そこに合流。大人8名、子供3名、犬一匹で過ごす土曜日です。

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[ケンブリッジから車で2時間ほどのバーナムマーケットは観光の中心]

ノーフォークの北側は入り江や砂浜が長く続く海岸で、自然保護区にもなっています。古いコテッジの多くが、都会から来て週末を過ごす人たちの別荘になっています。

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[バーナム・マーケットの帽子専門店]

バーナム・マーケット(Burnham Market)はその中心地で、「ノーフォークのチェルシー」とも呼ばれ、都会的なお店が立ち並んでいます。

前日の暑さの影響か、朝から土砂降りだったのですが、海に近づく頃には曇り空になっていました。こんな曇り空では砂浜に出てもあまり人はいないだろう・・・と思うのは日本人の発想。

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[後ろに見えるのはゴルフ場のクラブ・ハウス]

イギリス人にとってはこの程度の曇天は「良い天気」。たくさんの人たちが砂浜で遊んだり、その横のゴルフ場でプレイをしていました。

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[波打ち際で遊ぶ犬とジュディ。それを眺めているのはジュディの息子さんのロビン]

泳いでいる人もいました。犬のフランクも海に入って気持ち良さそうに遊んでいます。

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[波打ち際で楽しそうにハイハイして遊ぶあかちゃん]

我々一行の中には生後13ヶ月の赤ちゃんもいたのですが、その赤ちゃんも波打ち際で遊んでいます。濡れたら途中からはすっぽんぽん。多少、波をかぶっても泣くわけでもなく、へっちゃらで楽しそうです。親もさほど神経質に心配したりはしません。このあたりの骨太な子育てが、アングロサクソン的のたくましさの基盤なのかもしれません。

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[トムと孫のベラと一緒に記念写真。ベラも服を着たまま平気で海に入ったのでびしょぬれ]

トムのもう一人の孫パディはコツコツと砂の城を作っていました。

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[パディが作った砂の城]

四角い要塞を作ったパディは「これはノルマン風」だと教えられていました。堀に水を入れても吸われていってしまいます。波より標高の低いところに掘らなければ水はたまらないということに途中から気づいたようです。子供は遊びながらいろんなことを学びます。

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[入り組んだ入り江。ボートやヨットもたくさん係留されていました]

遊んでいる間に次第に雲がなくなり、やがて晴天に。

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[海岸沿いのフットパスの標識。この標識にあるホワイト・ホースというガストロ・パブでランチ]

ブランカスター(Brancaster)の海岸沿いのフットパスを歩いたり、海を見晴らすガストロ・パブで美味しいお昼ご飯を食べたり、たっぷり遊んだ一日でした。

景色の美しさだけでなく、親戚の集まりに異国からの客人である私たち二人をさりげなく招いて、ごく自然に接してくれる一家のみなさんの気持ちの温かさにも包まれて、とても楽しい土曜日でした。

2014年7月17日 (木)

夏の夜の夢

まつこです。

ここ数日、ケンブリッジも気温が25度を超え、湿度も高めで、暑い日が続いています。そんな夏の夜にぴったりなのはこちら。

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[ケンブリッジ・シェイクスピア・フェスティヴァル]

ケンブリッジでは毎年、夏になると「シェイクスピア・フェスティヴァル」が開催されます。市内のいくつかの会場を使って、シェイクスピア劇の上演がなされるのだそうです。

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[客席は芝生に並べられた椅子。その前方の芝生の上にシートをひいてピクニックを楽しみながら観劇することもできます]

昨晩はキングズ・カレッジのフェローズ・ガーデンに『夏の夜の夢』を見に行きました。よく手入れされた庭には夏の花がたくさん咲いていて、ちょっと湿度のある夏の夕暮れの空気の中に花の匂いが漂っています。

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[夏の花がたくさん咲いている]

庭を取り囲む高い木々はうっそうとしていて、まるで森のよう。野鳩のホー、ホーという鳴き声も夕闇の中に響いています。『夏の夜の夢』にぴったりな雰囲気です。

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[お祭り気分なので、いつもパジャマ代わりに着ているRSCのTシャツを着ていきました]

9人だけの役者さんが、一人二役ずつやって、軽快に楽しそうに演じていました。おバカさん風のライサンダーや、夢から覚めたあと妖精の残していった花を見てちょっと感慨にふけるボトムがおもしろかったです。

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[終演時にはすっかり夜]

終演の10時頃には夜の闇が庭を包んでいます。喜劇が終わり静まりかえった暗い庭を通り抜けて帰路につきました。それも「夢」の一部のような夏の夜でした。

2014年7月16日 (水)

サモトラケのニケ

まつこです。

パリから戻る前日、7月12日にルーブル美術館に行ってみました。1年をかけた修復作業が終了し、この日から再び「サモトラケのニケ」(Winged Victory)を再び見ることができるようになったのです。

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[修復を終えた女神像]

2009年3月にルーブル美術館を訪れたとき、お天気も悪く、朝早かったため、誰もいない美術館にほぼ一番乗りで入場しました。どこに何が展示されているのか下調べもせず、ガランとした館内をあてどなく一人歩いていると、フワリと特別な空気に包まれたような気がして、ふと見上げると大きな階段の上に「サモトラケのニケ」が神々しくそびえていました。

静まりかえった空間の中で、他に誰もおらず、たった一人でこの女神の像を仰ぎ見たときの感動を今も鮮やかに覚えています。

もう一度、行ってみたとしても、不意に天上から女神が舞い降りてくるのを目撃したような、あの気持ちはもう二度と味わえないだろうという気がして、それ以後はルーブル美術館には行っていませんでした。

今回は修復作業で洗浄され元々の大理石の色が見れるようになったというので、それではもう一度見てみようと思いなおし出かけてみました。

しかしガラスのピラミッド前にはいつも長い行列。そこに並ぶのはいささか気が滅入ります。セーヌ側のライオン・ゲートからであれば入りやすいと聞き、前もってチケットを買っておいたのですが、開館時間に行ったら待ち時間ゼロで入場できました。ついでに(?)「モナリザ」もガラガラに空いた状態で見ることができました。

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[やっぱりいいねえ、とうめぞうも改めて感動]

修復された女神像は前より白く、特に台座の船は純白に輝いていました。不意をつかれたあの感動はないものの、もちろん圧倒的な美しさでそびえ立つ女神を見ると、自然と畏怖の念がわいてきます。特定の宗教には帰依しなくても、超越的なものの前にぬかずき、謙虚な気持ちになることのすがすがしさを改めて感じた気がします。

しかし、このあといろいろ見た後で、うめぞうは「美術の歴史はお尻とおっぱいと権力だな」と、きわめて正直な感想を述べていました。これもまたあたっている気はしますが・・・。

2014年7月13日 (日)

愛の重み

まつこです。

今日の朝早く、セーヌ川にかかるポンデザールを渡ろうとしたら、作業をしているおじさんたちを見かけました。

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[土曜日の朝なのにお仕事、お疲れ様です]

パリを訪れた恋人同士が、永遠の愛を誓って、この欄干の金網に鍵をかけていくというのが数年前から流行になっていました。ラブ・ロック(Love Lock)と言うのだそうです。隙間なく、びっしりとつけられていました。

ところが、先月、錠前のあまりの重みのため欄干が壊れてしまって、この風習の危険が指摘されていました。今日はその危険を回避するため、錠前を外す作業がなされているところでした。

やっぱり重すぎる愛は危険なのです。

ちなみに2009年3月にこの橋の上で撮った写真では、鍵はひとつもついていません。この後に始まった風習のようです。

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[2009年3月の写真。鍵はついていない]

ロマンチックな気分で盛り上がってここに鍵をかけていっても、その後、別れたカップルだってきっとたくさんいるはず・・・。

橋の安全のために、鍵の力にたよらず自分たちの力で愛を守っていってほしいものです。

2014年7月12日 (土)

雨のモンマルトル

まつこです。

今日のパリは残念ながら雨。でもせっかくなので散歩しようということでモンマルトルの丘まで行ってみました。

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[雨なのでサクレ・クール寺院周辺の人ごみも少なめ]

丘から見下ろすパリの街も雨にけむっていました。

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[低い雲に覆われたパリ]

サクレ・クール寺院の裏のブドウ畑のあるあたりは、静まりかえっていて雨の音だけが聞こえます。

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[しっとりと濡れた石畳の上を歩くのもまた一興]

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[芸術家たちが通った酒場ラパン・アジール]

夕方になるとその雨も晴れ、リュクサンブール公園を通って夕食に。

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[雨上がりの公園は芝生の色も鮮やか]

今日は1週間遅れのうめぞうの誕生会をしました。

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[にぎやかなビストロでお祝い]

食事を終えて外に出ると9時半。でもまだまだ明るいのが夏のヨーロッパ。

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[サン・シュルピス教会前の噴水]

雨に洗われたあとの街に夕日がさして、たまらなくきれい。夏の夕暮れには、ときどき胸がちょっとキュンとしめつけられるような切ない気分になることがあります。刻々と夕日の色が変化するのを見ながら、旅愁にひたったひと時でした。

2014年7月11日 (金)

パリまでおむかえ

まつこです。

今回、パリに来たのはこの方の「おむかえ」のため。

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[うめぞう、パリに到着し、ほっと一息]

うめぞうは5月に一人で日本に帰ったとたん、風邪をひき、風邪が治るやいなやぎっくり腰になり、ふんだりけったり。どうやら「ぼっち病」・・・。

というわけで、今日からまた合流。

なぜわざわざパリかというと

1) ヒースローは入国審査に時間がかかる(ひどいときは2時間くらい待たされる)。
2) ヒースローからケンブリッジまでの交通手段が不便(バスだと4時間かかる)。
3) パリからケンブリッジは乗り換え1回、電車で3時間半程度(ユーロスターでパリ→セント・パンクラス、キングズクロス→ケンブリッジ)。
4) うめぞうも「パリまでなら一人で行ける」とのこと。
5) だったらついでに私もパリの美容院に行ける!

4月に行ったパリの美容院Jean-Louis Deforgeのカットが気に入り、今回もまたここでヘアカット。今回は最初から店長のアルノー・デフォルジュさんにカットしてもらいました。だいたんにバシバシ切って、仕上がりはこんなふう。

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[きっぱりショート!]

7:3くらいに分けていたアンシンメトリーのボブを、今回は大胆に9:1くらいに分けてカット。なんかちょっとパリっぽい雰囲気になったような気もします。

うめぞうはちゃんと散髪してから出かけないと、パリかケンブリッジの床屋に行かされてしまうと危機感を持ち、出発前日に東京の床屋に行ってきたそうです。

二人ともこざっぱりした頭で、2日間ほどパリで過ごす予定です。

2014年7月10日 (木)

雨のパリ

まつこです。

一昨日、ユーロスターがトンネル内で停電し、乗客は車両から降りてトンネルの中で救援を待つはめになったそうです。ちょっと、しっかりしてよね、ユーロスター!と思いながら、列車に揺られること2時間半でパリに到着。

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[今日のパリは雨。気温15度くらい。先日買ったばかりのレザー・ジャケットが活躍中]

残念ながら今日のパリは冷たい雨。北駅は白タクやスリが多く、道路は渋滞、運転も交通ルールもいいかげん、街中にはホームレスがうつろな表情でたたずみ、ホテルは高くて狭い・・・

それでもパリに来ると、解放感があるのはなぜかしら?あれこれ欠点だらけなのに、それでも魅力的な女の人ってこういう感じなのかな・・・と思いながら、雨のパリに滞在しています。

2014年7月 9日 (水)

巾着袋

まつこです。

可愛いものがイメージ的に似合わないと自覚しているので、乙女心を満たすのはこっそり見えないところで。

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[お気に入りの巾着袋。高島屋の通販で買えます ]

こちらにいる間に旅行することが多いと思い、日本で買って来た旅行用の巾着袋。すでに何度か使っていますが、これを出して旅支度をすると、ぐっと気分が上がります。

明日からちょっと小旅行。フフフ・・・。行ってきま〜す。

2014年7月 6日 (日)

Swinging Londonから半世紀を経て

まつこです。

ケンブリッジでは今、毎年恒例の「ケンブリッジ・オープン・スタジオ」というフェスティヴァルをやっています。地元の300人ほどのアーティストたちがそれぞれのスタジオを解放したり、あるいは展示場を借りたりして、作品を公開するというものです。

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[Cambridge Open StudiosのパンフレットとSue Moultさんの水彩画のカード]

ジュディとトムのお友達のスーがグランチェスターの公民館で作品を展示しているというので、昨日は一緒に見に行きました。

スーの作品は、優しい色合いの繊細な水彩画で、イングランドの風景を穏やかに描いたものが多かったです。キングズ・カレッジを描いた絵を使ったカードを記念に買ってきました。

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[グランチェスターからジュディと二人で歩いてニューナムに帰ってきました。多少、雨が降りそうでも、傘を持参でウォーキングするのがイギリス流]

夕刻からはスーの家に、仲間が集まってバーベキューをするというので、そちらにも参加させてもらいました。60代後半から70代前半のご夫婦が3組、先日の教会のバザーでも一緒だった人たち。そこに私が一人加えてもらうという、顔ぶれです。みんながワイワイ、おしゃべりしているのを聞いていたら、イギリス老人映画「マリーゴールド・ホテル」みたいな感じでした。

Mr. A: このあいだPCのFace Timeをかまっていたら、知らない間に息子のところに僕たちの動画が送られていっていたんだよ。
Mrs. A: パソコンもスマホも、ほんとやっかいだわ〜。
Mrs. B: Face Timeってなに?
Mr. C: パソコンで動画が送れるのか?
Mrs. C: 知らないうちに動画が送られるんじゃ、いつもちゃんとした服着てなくちゃいけないわね。
Mr. B: そんなことより、息子の嫁の悪口を言っているところをうっかり送らないように気をつけないといけないぞ。

ひとしきり義理の息子、義理の娘とのつきあい方で話はもりあがり、そのあとはウィンブルドンやクリケットやワールド・カップで、いずれもイギリスのアスリートがもうひとつぱっとしなかったことへの不満が続き・・・。

「1966年は良かったな〜。あの決勝戦、どこで見ていた?」と、イングランドが地元開催で優勝した半世紀前のワールド・カップを語り合い、なにやら懐古的な空気に包まれているうちに、気がつけば夜の11時をまわっていました。

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[1966年のロンドン。スウィンギング・ロンドンと呼ばれるファッションや若者文化がもりあがった時代。トムもジュディもまさにこの世代。写真はwikipediaより」

今は退職してゆったりした時間を楽しんでいるこの世代も、若い頃は、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、フェミニズム、ミニ・スカート・・・と新しい若者文化を牽引していました。いわゆる「スウィンギング・ロンドン」と呼ばれるカルチャー・シーンを支えたのはまさにこの世代です。いろんな思い出を共有しながら、深夜までワイワイ盛り上がるおじいちゃん、おばあちゃん・・・いや、おにいさん、おねえさん達を見ていると、60代、70代も楽しそうだなと思えてきました。

うめぞうも数日前に65歳の誕生日を迎え、「介護保険保険証」が送られてきたとそうですが、あんまり早くに老けこんでしまわず、元気でワイワイ楽しんでもらいたいものです。

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[ケム川で見つけた白鳥の一家。くちばしの色が濃く、額のところにコブがあるのが雄の白鳥だそうです]

2014年7月 5日 (土)

What To Wear Over 50(続き)

まつこです。

BA50

これはブリティッシュ・エアウェイズのフライト番号ではありません。先日、"what to wear over 50"で検索したら、"BA50(Better After 50)"というサイトからHaffington Postに転載された記事がヒットしました。(The Number 1 Accessory Every Middle-Aged Woman Needs to Wear")

その記事によれば、"Better After 50"ー50歳を過ぎてますます美しくなることを目指すために、今年必須のアイテムは「革ジャン」だそうです。でも「昔、着ていたのを引っ張りだしてはダメ」だそうで、「丈が短く」、「黒にこだわらない」ことが今年のレザー・ジャケットのポイントだそうです。

先日、ロンドンでお買い物熱がにわかに高まった私。ボンド・ストリートを足早に歩き去り、向かうはコンデュィットのニコル・ファリ。そこで出会ってしまったのがこれ。

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[黒のように見えますが、実際は濃紺。丈も短く、着こなしのバランスが取りやすい]

ただ、店内全品30%オフのはずなのに、このレザー・ジャケットのみフル・プライスとのこと。迷う・・・迷う・・・迷う・・・。

結局、買わずに店を出てしまいました。

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[ここ数年、経営不振が伝えられるニコル・ファリ。チェルシーのフラム・ロードのお店も閉じてしまいました。90年代からのお気に入りブランドなので、がんばってほしい。ちなみにニコル・ファリの現在の夫は劇作家のデイヴィッド・ヘア]

しかし翌日になっても、このレザー・ジャケットが頭の中から消えず、「うーん、このままじゃ学問に集中できない!」

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[たまに都会に出ると血中のアドレナリン濃度が上がります。ケンブリッジもいいけど、やっぱりロンドンもいいわ〜]

というわけで、お店に電話をして取り置いてもらい、昨日、ケンブリッジからロンドンまで出かけて買ってきました。フフフ、満足、満足と満面の笑みを浮かべながら、夏の日差しのまぶしいロンドンを闊歩してきました。

2014年7月 3日 (木)

What To Wear Over 50

まつこです。

どうも最近、着るものが決まらない・・・。理由のひとつはケンブリッジにいて、生活スタイルが東京と異なるので、持って来た洋服がもうひとつなじまないということがあります。石造りの大学と緑あふれるケンブリッジの風景の中でもおしゃれだと思えるような、50代女性にふさわしいファッションとはどのようなものか? これはかなり難問です。

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[下記の記事を読んでからセールに出かけよう]

そこで"what to wear over 50"という言葉でネット検索してみたところ、こんなヒントが見つかりました。

50歳過ぎたらやってはいけないこと
1. やせ過ぎてはいけない、太り過ぎてもいけない
2. ダブダブの服はダメ
3. ゴチャゴチャした小花柄はダメ
4. 細部が凝り過ぎている服はダメ(例:金ボタン、ゴールドの縁取りなどは老けて見える)
5. スカートのスーツで安心するな(パンツ・スーツの方が若々しく見える)
6. 全身黒をためらうな(レザー、クロコ、エナメル、ファーなどを交えればかっこいい)
7. 二の腕と首は目立たせるな
8. 短すぎるスカートはやめろ
9. 髪型、爪、メイクは作りこみすぎるな(ガチガチにセットした髪、きっちり赤でそろえた爪とリップは老けて見える)
10. おばさんになったらショートヘアという先入観を持つな(シックなポニーテールは若々しく見える)
11. ヒラヒラのドレスは着るな
12. ショールを羽織るな(おばあちゃんぽくなる)
13. 光り物を取り込みすぎるな(クリスマスツリーみたいになる)

50歳過ぎたらやるべきこと
1. 心は若々しく
2. ナチュラルな見た目をめざせ
3. 単色使いを選べ(キャメル、赤、グレー、カーキ、黒、白がおすすめ。迷ったら黒と白の組み合わせが確実)
4. きっぱりしたモノトーンの柄を使え(白黒の千鳥格子、ストライプなどがおすすめ)
5. 昔ながらのスタイルを選べ(シャツドレス、トレンチ、ピーコート、デニム・ジャケット、ジーンズは永遠の味方)
6. シャープでシックなものを選べ(ミニマルかつ機能的なものが良い。例:金ボタンよりファスナー)
7. 脚に自信があればスカート丈は短めにしろ(短すぎてはいけない。膝上程度)
8. 黒のタートルネックは何枚か持て(必須アイテム。誰にでも似合う)
9. 最後にもう一度、若さは気持ちの問題ということを忘れるな

以上、アメリカ版のAll Aboutにあった記事です。いかがでしょうか。まだ40代の方もいずれご参考になさってください。

この記事を読んだ翌日、ロンドンのイズリントンのたまたま立ち寄ったセレクトショップで買ったのは・・・

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[Stefanelのコットンのセーター。30%オフ!]

このセーターはコットンですが、ストライプ柄になるよう、ゴム引きみたいな光る加工がされています。また写真ではわかりにくいのですが、身頃の片側はサイドがジッパー(ファスナー)になっています。これにデニムあるいは黒のパンツを合わせれば、上記のアドバイスをかなり取り入れたことになります。

実は私はロンドンではお買い物する場所は、これまでかなり限られていました。サウスケンジントンのジョセフと、ナイツブリッジのハーヴェイ・ニコルズの中のニコル・ファーリ。この2カ所でしかしばらく買い物したことはありません。

今回はちょっと用事があってイズリントンに立ち寄ったため、サウスケンジントンまで行くには時間がちょっと足りません。しかしいったん勢いがついたお買い物熱はセーター一枚では収まらず。急いで地下鉄で移動してボンド・ストリートのジョセフへ。

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[いつものジョゼフ。いつものVネック。今回は濃紺。これも30%オフ]

こちらは定番の紺のVネックのセーター。これは買うことを決めていたので、迷うことなくお買い上げ。お店に入ってから出るまで、所要時間約5分。

テキパキ買い物して、さあ次へ・・・(続く)

2014年7月 1日 (火)

久々のロンドン

まつこです。

日曜日に久々にロンドンまでお出かけ。

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[相変わらずの曇り空]

今回の目的はこちらの劇場。

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[テムズ川沿いのグローブ座]

ロンドンのグローブ座には新たに屋内劇場が増築されました。今回はここでRead Not Deadという教育プログラムの一環として上演されたEvery Man In His Humourという劇を見にいきました。

Read Not Deadというシリーズは、あまり上演されることのない古い戯曲を読んで、その面白さをよみがえらせてみようという企画です。当日、戯曲を渡された役者たちが、数時間のリハーサルのあと、戯曲を手にしたままステージの上で演じます。セットも衣装もないところで演じるので、当然ながら台詞の内容や語り方に注目が集まります。それによって台詞そのものが持っている面白さが浮かび上がってきます。

今回は、Stanley Wellsという高齢のシェイクスピア学者が役者として登場するというので、見に行ってみました。かなり数多い登場人物が、それぞれの強烈な個性を張り合うというコメディです。Wells先生も老人役で頑張っておられました。

それにしてもせっかくのロンドン。しかも春夏もののセールがいっせいに始まっています。足が向かうのは劇場だけのはずはなく・・・・

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[どのお店にもSale!の文字が並んでいます]

あれこれ戦利品を抱えてロンドンからケンブリッジまで帰りました。

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