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2014年6月 1日 (日)

NVS

まつこです。

このしわくちゃな楽譜は何かというと・・・

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[半日練習、午後から本番で、すっかりしわくちゃになった楽譜]

今日、私が合唱(!)で使った楽譜です。エルガーの"As Torrents in Summer"と、サリヴァンの"The Long Day Closes"の2曲。いずれも混成四部の合唱曲です。

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[コーパス・クリスティ・カレッジのチャペルが今日の会場]

この楽譜の真ん中あたりに印刷されているNVSはNewcomers and Visiting Scholarsの頭文字です。このNVSというのは、国内外からケンブリッジ大学に来ている研究者やその家族がケンブリッジで安心して暮らすためのサポートをしてくれる組織です。

毎週定例の交流会のほか、英会話のレッスン、講演会、小旅行、読書会、編み物クラブや料理教室まで、多彩なプログラムが提供されています。子供たちが参加できるイベントもたくさんあります。

どちらかというと研究者本人よりも、夫(または妻)の研究のためにケンブリッジに長期滞在することになった家族が、不慣れな土地で孤立しないように、ネットワークを作って精神的サポートをするという趣旨のように思えます。

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[朝、練習が始まるところ]

私はあまり参加していなくて、今日が2回目でした。コーパス・クリスティ・カレッジのチャペルが会場と聞いていたので、「カレッジが見物できる!有名な曲を楽しく歌う会でしょう」と気軽に参加したのですが、これがなかなか、本格的な合唱ワークショップでした。朝の準備運動から始まって、午前中みっちり練習があり、なんと午後からはコンサートまでありました。

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[コンサートでは合唱以外に、ピアノやオルガンや独唱の曲も演奏されました]

2曲とも聞いたこともない曲で、変イ長調とか変ホ町長とか、フラットのたくさんついている楽譜で、しかもアルトのパートを選んだら時々不協和音が出てくるので音程はとりにくいし、楽譜を握りしめて真剣そのものの一日を過ごすことになってしまいました。でもどちらもきれいな曲で、久しぶりに合唱に参加して楽しかったです。

休憩時間や終了後はマスターズ・ロッジ(学寮長の住居部分)でお茶や軽食が用意されます。日頃は入れないマスターズ・ガーデンでワインまでいただき、なかなか充実した一日でした。

こうしたイベントを支えてくれている人たちは、ケンブリッジ市民のボランティアの人たちです。その多くが自ら在外経験があるのだそうです。異国で研究やビジネスをする際に、地域のコミュニティにつながることがいかに大切かを身をもって感じているからこそ、こうしてケンブリッジに来ている人たちを支える活動をしているのだとか。世界から研究者を集めるケンブリッジ大学の国際化は、このような組織にも支えられています。

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[おまけの一枚。マスターズ・ロッジのトイレ]

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