« ケトルズヤード | トップページ | コヴェント・ガーデンの『椿姫』 »

2014年5月20日 (火)

イーリー

まつこです。

土曜日の晩、前に下宿していたB&Bの家主夫妻、トムとジュディに食事に招かれました。その時、「えっ、イーリーの大聖堂にまだ行っていないの!」とジュディにあきれられてしまいました。素直なうめぞうは「明日行きます・・・」と即答。

というわけで、翌日、日曜日は隣町イーリー(Ely)へ。

Ely
[よく晴れて観光にぴったりの日曜日。背後に見えるのが大聖堂]

まずはツーリスト・インフォーメーションへ。

Photo_4
[ツーリスト・インフォーメーション]

実はこのツーリスト・インフォーメーションは、ピューリタン革命で軍隊を率い、共和制を樹立したオリヴァー・クロムウェルが暮らした家です。

Photo_5
[クロムウェルはこの地方のジェントリー階級の出身で、ケンブリッジ大学を出て、国会議員に選出されました]

現在、この家は1階の一部が観光案内所となっていて、そのほかの部分では17世紀のジェントリー階級の生活ぶりや、クロムウェルの生涯、清教徒革命の歴史などがわかる展示がなされています。わかりやすい英語の音声ガイドもあって、イギリスの歴史の勉強ができます。

Photo_6
[軍人クロムウェルの肖像画]

すぐれた軍事的指導者か、あるいは政治的野心のために残虐な革命を起こした悪人か、はたまた敬虔なる宗教改革者か、クロムウェルに対する歴史的評価は分かれています。

Photo_7
[うめぞうはクロムウェルをどのように評価しているでしょうか?]

この記念館では展示を見終わった最後に、「英雄か悪人か」というアンケートに答えるコーナーがあります。来館者が"Hero"(英雄)か"Villain"(悪人)か、いずれかのカードを選び、ボードにはりつけるのです。毎日の回答結果が数値で書かれています。クロムウェル記念館なので、若干、肯定的評価の方が多い日が続いているようです。

Photo_8
[11世紀に建築が始まった壮麗な大聖堂]

クロムウェルの家を見た後は、イーリーの大聖堂へ。

Dsc00133
[天井画が圧巻の身廊]

圧倒的な迫力の大聖堂です。「こういうのは民主主義の社会じゃ作れないな」というのがうめぞうの感想でした。

Dsc00131
[八角形の塔の天井を中から見上げる]

宗教的権威を見せつける壮大な聖堂ですが、中では「ビジネス・エキシビション」というのをやっていました。地元の関連企業のブースが作られ、それぞれの企業の特色などをポスター展示で見せています。地元活性化のためにビジネスを成功させよう、というキャンペーンのようです。

Dsc00135_4
[床もとても装飾的]

教会内部がビジネス・メッセとして使われているのです。宗教とビジネスがこんな形で結びつくとは、クロムウェルもびっくり。地元の野菜まで売られていて、観光客もびっくり。

Photo_10
[イーリーはもともと湿地帯にうかぶ島だったそうです。今のウーズ川はマリーナになっていてボートで休日を楽しんでいる人たちがたくさんいました]

大聖堂を見た後は、ウーズ川沿いを散策。川沿いに公園も整備され、気持ちの良い散策が楽しめました。

Photo_9
[川沿いのパブで]

パブも川も芝生も、休日を楽しむ人でいっぱいです。遠くからブラスバンドの奏でる音楽まで聞こえてきます。今回、イギリスに来て初めてのパブ、初めてのビールです。ビールがおいしい初夏のような陽気の日曜日でした。

« ケトルズヤード | トップページ | コヴェント・ガーデンの『椿姫』 »

コメント

そう言えば、亡くなった義父も「イギリスでもいろいろ行ってない名所がある。例えばイーリー。」とよく言ってましたっけ。ケンブリッジのお隣なのに、つい忘れがちな場所なのかもしれません。私もまだ行ったことがなくて、まつこさまの美しい写真を見て、次回こそはと思っています。あー、ヨーロッパ行きたいよ~。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

イギリスでは後半は日も短くなるし、寒くなるので、いろいろ名所を訪ねるなら前半かなと思ってはいるのですが、ケンブリッジでカレッジとケム川を眺めているだけでけっこう観光した気分になってしまいます。せっかくのサバティカルなので、もう少し見聞を広げたいとは思ってはいるのですが・・・。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イーリー:

« ケトルズヤード | トップページ | コヴェント・ガーデンの『椿姫』 »