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2014年4月27日 (日)

コメディー・フランセーズ

まつこです。

学会のイベントのひとつでコメディ・フランセーズのバック・ステージ・ツアーがあったので参加しました。

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[パレ・ロワイヤルに隣接する劇場]

元女優さんかなと思われるきれいな女性が身振り手振り大きく説明してくれたのですが、17世紀の歴史から語り出し、これが長いの長くないのって・・・。楽屋の入り口にある18世紀の俳優タルマの像の説明ですでに30分経過。

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[この彫像の説明だけで30分]

フランスではこういうガイドつきのツアーに参加すると、どうも説明がやや冗長な気がします。18世紀までで1時間かかると、革命、ナポレオン、世界大戦と続く歴史にはたっぷり3時間はかかってしまいます。「時間がゆっくり流れ話が長い」というのがフランス文化のひとつの側面なのでしょうか?

11時に終わるツアーの予定が、実際に終わったのは13時。別会場で行われていた日本から来ていた研究者仲間の発表を聞きそびれてしまいました。このあたりの時間感覚は、日頃、いつでもセカセカしている日本人は少し見習ってもいいのかもしれませんが、フランス人ももうちょっと時間に正確になった方がよろしいでしょう。

別の日の夜には、このコメディー・フランセーズの第二劇場のヴィユ・コロンビエ劇場に『オセロー』を見に行きました。

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[フランス語の『オセロー』]

すっきりしたデザインの舞台に役者が立ち、あまりアクションがなくてひたすらしゃべるという舞台でした。(イアゴーだけはちょこまか動き回っていましたが。)古典的伝統を守るだけでなく、改革もしているとツアーでは説明されましたが、静止したタブローとして完成している舞台で、延々と言葉が流れ続けるというスタイルは、伝統とはそんなに容易には変わらないものだということの証左のように思えました。

ここ2、3日、パリは雨まじりのお天気です。

街角で見かけた雨具着てキックボードしていた少年が何か指差しています。

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[ほら、見て!]

そちらを見ると、大きな虹がかかっていました。

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[パリの空の虹]

灰色に曇ったパリ、雨のパリ、虹のかかるパリ・・・喧噪の巷をパリの空は時代を超えて見下ろし続けているのだな、と感じた瞬間でした。

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コメント

昨日が最終日ですね。思えば、シェイクスピア生誕450年を記念する学会がパリで盛大に開催されるというのも、時代は変わったというか感慨深いです。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

450年なので「シェイクスピアを記念する」ことの意味をテーマにした講演や発表が目立った学会でした。「作者」でも「テクスト」でもなく「現象」に焦点がシフトしている時代なのでしょうね。

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