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2014年2月

2014年2月22日 (土)

最後の子育て

まつこです。

目下、締め切りかかえて不眠不休・・・というのは大げさですが、ちょいと忙しい日々がもう3週間ほど続きます。そんな中でも母のことが気になり、先週、大阪まで出かけました。

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[この日は山梨県では豪雪で被害がでていました。こんなに美しい富士山ですが、この山の向こう側ではたいへんな思いをしていた方たちがたくさんいました]

先回、「次に来る時にはもう寝たきりになっているのかも」、と思っていたのですが、弟がしょっちゅう出かけて立つ練習や歩く練習をさせたそうで、母はトボトボではありますが歩けるようになっていました。

ここにきての弟の熱意には頭が下がるものがあります。何か手に握るものがあった方がいいからと、突起付きのゴムボールみたいなのとか、お腹を押すと「ハロ〜」と挨拶する小さなお人形とか、いろんなものを買ってきて効果を試しています。母に対する息子の思いというのは、これは娘とはちょっと違うもののようです。

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[今年もおひな様が飾られました。母と弟夫婦と私で集合写真。もはや一日一日が貴重で、訪問のたびに記念写真です]

母は新潟、弟一家は大阪、私たちは東京と、長い間、遠い所で一人ぽつんと暮らしていた母ですが、こうして老人ホームに入ってから、しばしば家族に囲まれるようになりました。親の老いを受け入れるのは難しいことですが、その苦労を分かち合うことで家族のつながりが強くなっているような気がします。

母を見てつらそうにしていた弟が、最近は笑顔で介護している様子を見ると、なんだか母が最後の子育てをしているような気もします。「がんばれママ! がんばれ弟!」と思いながら東京に帰りました。

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[うめぞうも協力してくれています。これは当日の朝、うめぞうが作ってもたせてくれた朝ご飯。新幹線の中で富士山見ながら食べました]

2014年2月13日 (木)

Rom-Comの終焉

まつこです。

ヴァレンタイン・デーを前にしてこんなクイズを見つけました。

問:映画『フォー・ウェディング』は何年前の作品か?

これはBBCのウェッブサイトの「ロマンティック・コメディは終わったのか?」"Is the romantic comedy over?"という記事にあったクイズです。

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[ロマンティック・コメディと言えばヒュー・グラント。この人も今や53才、三児の父・・・]

この記事によればロマンティック・コメディ、略してrom-comの最盛期は2000年くらいまでで、ここ10年ほどはこのジャンルではヒット作が出ていないとのこと。

最近、興行成績が良いのは、男の子同士の友情を描くbromance、あるいはそれの女の子版や、恋愛が副筋になっている作品なのだそうです。ロマンティック・コメディは観客層が細分化され、女性専用の『幸せになるための27のドレス』とか、ちょっとマッチョ(?)な『40才の童貞男』とか、男女ともが楽しめるというよりは、どちらかにターゲットを絞ったコメディの方が多いと分析されています。

中年ロマンティック・コメディには比較的佳作があり、たとえば『マンマ・ミーア』、『恋愛適齢期』、『新しい人生のはじめかた』、『恋するベーカリー』などなど。しかしこれらは「ロマンティック・コメディ」というよりは、人生第2回戦に向けての「リューマティック・コメディ」と呼ぶべきであろうと、やや自虐的な解説。(たぶんこの記事を書いた記者は、ヒュー・グラントの活躍を懐かしむ我らが同世代でしょう。)

答え:20年

『フォー・ウェディング』が世界的ヒットしてからすでに20年がたっているそうですが、シニカルな現代の男女の前に、ロマンティック・コメディというジャンルがもはや絶滅寸前に瀕していることを思えば、200年前の古典に思えるというのが、この記事の結論です。

ちなみに古き良きロマンティック・コメディの大スター、ヒュー・グラントですが、中国人のガール・フレンドとの間に二人目の子供ができた・・・と同時に、別のスェーデン人のガール・フレンドとの間にも子供ができた。要は二人の女性をほぼ同時期に妊娠させた、15ヶ月で3人の子供の父親になった、というのでイギリスのタブロイド紙をにぎわせました。

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[離婚の傷もなんのその。直後に大昔に別れたボーイフレンドと息子と一緒にスイスでスキー。あっぱれエリザベス・ハーレイ!]

でもって、さらに長年のパートナーだったエリザベス・ハーレイが離婚したあと、彼女の子供もまじえ三人でスイスにスキーに行ったりもしています。1回も結婚しないまま、実子が3人に名付け子が1人・・・。ロマンティック・コメディはもはや古いジャンルになったようですが、ヒュー・グラントは実生活でロマンティック・コメディそのままの人生を送っているようです。

2014年2月10日 (月)

外から見ると・・・

まつこです。

このところちょっと取り込んでいて、ブログを書いている時間がなかなかとれません。でも、昨日は朝早くにちゃんと投票してきましたよ。

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[ちょっと気分転換の写真。ゼミの学生からもらった花束]

でも・・・

投票した人、落ちちゃった。国政選挙、地方選挙、あるいは職場の役職を決める選挙、ほとんどいつも選挙で私が投票する人は落選します。投票行動がいつも多数派の人たちと違うというのは、私の性格がへそまがりであまのじゃくなせいかもしれません。

しかし、今回の都知事選挙の結果がイギリスのメディアで速報されているのを見たら、改めて考え込んでしまいました。BBCとガーディアンはほとんど同じ表現で伝えています。"Pro-nuclear candidate wins Tokyo governor vote"(原子力容認派の勝利)。いずれの記事も原発反対派が候補者選びで合意できず、人々は安倍政権の原発再開を受け入れたと見ています。

数日前から両方とも"Tokyo women call for sex strike over sexist candidate"(女性差別主義者の候補者に対し、東京の女性たちがセックス・ストライキ!)と報道していました。

原発推進派の女性差別主義者(Pro-nuclear sexist)が世界最大の都市の知事に選ばれた。それがここ数日のBBC、ガーディアンで伝わる日本のイメージです。外国語を通して語られているものに接する方が、日本語のメディアを見ているよりも、事態がはっきり認識できるという面があります。外からの評判に振り回される必要はないけれど、たまには外部からどう見られているか気にしてみるのもいいかもしれません。

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続報

アメリカのTIMEのオンライン版が2月7日付けで、NHKの経営委員の選挙応援演説について"Japanese Broadcast Official: We Didn’t Commit War Crimes, the U.S. Just Made That Up"という記事を掲載しました。「確信的保守派首相」(The staunchly conservative Abe)が委員に任命した取り巻きの一人で、日本の政治リーダーの右傾化をアメリカはきわめて危惧してるとの内容。TIMEだから影響力大きいし、実際あっというまに760もコメントついてていました。

いままでのほほんと生きてきた世代の一人としては、こんなふうに英米のメディアから危険視される国は、どこか別のぜんぜん違う遠い国だと思っていました。まさか・・・っていう感じです。

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