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2013年12月21日 (土)

眠る母

まつこです。

今日は日帰りで関西へ。年内最後の母のお見舞いです。今日も白い富士山がきれいでした。

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[白く雪化粧した富士山]

2週間前に訪ねたばかりなのですが、母の様子はだいぶ変わっていました。食事をしていても、私と一緒にいても、目を閉じてウトウトとしてしまいます。職員の方からこの数日、急に傾眠傾向が強まったと聞かされました。立ちあがることもままならず、歩行の状態もだいぶ悪くなっています。

「ママ、眠いの? がんばって食べてね」と、母を覚醒させながら食事を促してはみましたが、はたしてこうして無理矢理起こして食べさせるべきなのか確信が持てませんでした。生きることへの意欲が薄れていく肉体を、叱咤激励しているような気もします。ソファに座った母の手をさすっていると、母はその手を握ったまま静かに眠っていました。

小さな居室には弟も来ていました。無口で、日頃あまり感情を言葉にすることのない弟が、「80才過ぎても元気な人もたくさんいるのに・・・」と寂しそうに、ポツリと言いました。

介護をすべて施設にお願いしている私たちには、もうできることはあまり残っていません。母の元気だった日々を思い出し、母から受けた愛情に感謝し、ただ静かに見守る。これから先はそんな時間になるのでしょう。

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[母と母を見守る弟。今日、一番はっきと母の目が覚めたのは、クリスマスツリーを見に階下のロビーに降りたときです。「きれいね〜」と目を一瞬、輝かせました。写真を撮るわよと言ったら、こんな服じゃいやだわ〜、と言って服を整えようとします。おしゃれ心が傾眠傾向に勝った瞬間でした。しかしその数分後にはまた目を閉じてウトウトしはじめました。]

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コメント

渡辺和子さんが、看護の看は見守る眼差しと優しい手というようなことを仰っていました。まつこさまのブログを読んで、本当にそうだなあと思いました。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

弟や私が優しい気持ちで手を握って見守っていられるのは、食事、入浴、排泄などをすべて施設の職員の方達がやってくださっているからです。病院でも老人施設でも、患者や被介護者だけではなく、家族も一緒に看てもらっているのだと実感しています。

お元気ですか?ムーンです。
シンデレラエクスプレス(2013年10月)のところで、顔を出したものです。もう、あれから、3か月が経過しましたね。秋から冬を超えようとしてますね。早く春が来てほしいですね。まつこ様、お母様の介護ご苦労さまです。お顔を見ることしかできないでしょうけど、頑張って下さい。

ムーンさん、コメントありがとうございます。

そうですか、あれからもう3ヶ月なのですね。先週の土曜日、大阪に向かう新幹線から富士山を眺めている時に、少し霞んだ風景の中に春の気配が感じられました。ムーンさんは今も単身赴任をしていらっしゃるのですか。離れている時間や距離があるからこそ、強くなる絆もあるように感じます。まだまだ寒い日もありますが、どうぞお身体に気をつけて頑張ってください。

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