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2013年11月

2013年11月30日 (土)

ネット・ショッピング

まつこです。

買物好きなのに、このところデパートに行っていません。ついつい仕事の合間や夜中にネット・ショッピングにはまりがち。毎日、毎日、宅急便でなにかしら届きます。届いた時には、「あれ、なんでこんなの頼んだんだろ?」というものの。

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[このまま1時間待つ]

使用した人のレビューを見て買ったのがこちら。冬、乾燥してカチカチになった足の裏の角質をきれいにとってくれる"Baby Foot"なる商品。靴下形のビニールに薬剤(フルーツ酸らしい)が入っていて、そこに足を入れて待つこと1時間。

ビニールの音をガサガサいわせながらすり足で歩いている私を見て、「またヘンな新興宗教にはまっているね」とうめぞうに言われました。

「君は科学的合理性の信奉者かと思ったけれど、こと美容関係になると、なんで無批判に口コミを信じるんだ?」

わかっちゃいるけどやめられない、というのが欲望を支配する資本主義のワナ。夫の冷ややかなコメントと、ショッピング・サイトの口コミ、カスタマー・レビュー、星の数と、ま、あれこれ参考にしながら、今日もついついネット・ショッピングしてしまいそうです。

ちなみに上記の『ベイビー・フット』、直後には何の変化もなかったものの、3日目くらいから足の裏の皮がはがれ出しました。でも、まあ、表面の皮が剥がれるだけなので、きれいな足裏を保ちたかったら、やっぱり毎日クリームでマメなお手入れが必要だということを再確認しました。

2013年11月26日 (火)

プチ観光

まつこです。

先週の週末は土日とも出勤。せっかく紅葉がきれいな季節ですが、行楽とは無縁の生活です。

でもあまりにもお天気の良い土曜日、午後の仕事と仕事の間のすきまに、うめぞうと近所の根津神社を散歩してみました。

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[根津神社]

この日は七五三のお祝いをしてもらっている晴れ着の女の子が何人かいて、紅葉と着物とで神社の境内も華やかでした。

神社の裏門を出たところにあるお蕎麦屋さんで、遅い昼食。

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[民芸調の店内が落ち着く夢境庵]

お店の人に「久しぶりですね〜」と言われてしまいました。このところ忙しくて、こちらのお蕎麦屋さんにも、ずっと顔を出していませんでした。たまには近所をゆったり散歩し、昼下がりに蕎麦屋で一杯日本酒など楽しんでみたいものです。この日は残念ながら、この後も仕事があったのでざるそば一杯のみ。

しめて所要30分のご近所観光。でも晩秋の景色の美しさに触れてプチ行楽気分でした。

2013年11月22日 (金)

銀杏

まつこです。

前傾15度くらいの体勢でカッカッとヒールの音をたてながら歩いていると、周囲に立ち止まってカメラを構えている人が多い事に気づきました。「あれ?」と思って立ち止まると・・・

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[ご近所の大学の中の銀杏並木]

ああ、きれい!

忙しすぎると周りの景色もなかなか目に入らないことがあります。でも青い空、白い富士山、黄色い銀杏。11月の東京はとても美しい。ふと、足をとめて晩秋の景色にしばし心遊ばせた瞬間でした。

2013年11月19日 (火)

虫なく夜

まつこです。

母の老人ホームに行ってみると、エントランスのロビーのところでクラブ活動の展示会をやっていました。書道、折り紙、絵手紙などなど。老人ホームの文化祭です。

母に会う前に、まずは母の作品をチェック。見たとたん、思わず笑ってしまいました。

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[おおー、これはまた大胆な!]

太々とした字で「虫なく夜」。なんだか見ていると朗らかな気分になります。

母に会って、「階下で書道展やっているよ」と言ったら、「あら、そうなの?見てみたいわ」とのこと。

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[老人ホームの小さな小さな文化祭]

母に「これがママの作品だよ」と指差したら、「え、これが私の? ま〜、いやね〜、ホホホ・・・」と自分でも笑っていました。

母にはもう、うまい字を書こう、きれいに書こうなどという意識はなくなっています。無邪気に書いた文字は、おおらかで愉快です。母も下手で恥ずかしいという気持ちもなく、一緒に笑っています。最近は、「あなた・・・誰だったかしら?」と私のことも時折わからないことがあります。それでもこうして時々一緒に笑える瞬間があればそれでいい、と思えた秋の日でした。

2013年11月16日 (土)

クリスマス・ツリー

まつこです。

久しぶりに美容院で髪をカット。美容師さんが丹念に切りそろえてくれるアンシンメトリーのボブなのに、2ヶ月ほど放っておいたら髪型がだいぶ崩れてしまっていました。もう20年以上、ずっと私の髪をカットしてくれている職人気質の美容師さんに、「まつこさん、仕事が忙しいと来てくれないから、先に次の予約を入れておいてください」と頼まれてしまいました。で、さっそく入れた予約は12月30日。2013年もそろそろ終わりが見えてきました。

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[自分へのクリスマス・プレゼント。いつも茶系のサングラスなので、今回はきっぱり黒]

帰り道、ふと目にはいったサングラスを衝動買い。この季節になると、ボーナス先取り気分で、どうも財布の紐がゆるんでいけません。

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[ツルの部分にツイードの布がデザインしてあります。ちょっと個性的なデザインで思わず衝動買い]

ちょっとクリスマス気分になりかけたところで、ツリーも出しました。飾りつけ終わってイルミネーションを点灯した瞬間に地震!

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[飾りつけおわった瞬間にグラリと地震]

東北の震災や原発事故からの復興もなかなか進まないうちに、伊豆の大島やフィリピンで立て続けに大規模災害。今年は中央ヨーロッパの洪水や中国の地震もありました。カリフォルニアの山火事やオクラホマの竜巻も今年のことでした。

自然の大きな力の前では人間はやはり非力だと、繰り返し思い知らされた1年でした。震度3の揺れでゆらゆらと揺れるツリーの飾りを見ながら、大地に鎮まれと祈ったところで自然は聞く耳を持たず。せめて不測の事態への備えと、被災した人々への支援を惜しまぬ気持ちを持つくらいしかできることはないのだと、改めて思いました。

のんきに衝動買いを楽しんだ自分への一抹の反省気分もこめて、ボランティア団体にちょっとだけ寄付。プラン・ジャパンでは書き損じや未使用の古い年賀状・はがきを回収して役立ててくれるキャンペーンをやっています。年賀状を作る時に、古いはがきが出てきたら下記のページに出ている住所に送ってみてはいかがでしょうか。

書き損じはがき・未使用はがきキャンペーン2014

2013年11月 9日 (土)

いとこ煮

まつこです。

今日の新潟は晴れ。

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[秋の里山の景色が美しい]

いつも帰省のたびに訪ねる母の友人のところに、散歩がてら立ち寄ったら、たくさん野菜やお惣菜をいただきました。キャベツ、大根、里芋・・・すべて無農薬です。

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[青空にすすき]

里芋やレンコンがどっさり入ったお煮染めや、炊きたてで温かいお赤飯ももらいました。レンコンと小豆を一緒に煮た新潟の郷土料理「いとこ煮」もいただきました。

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[母の友人にもらったお惣菜と地元で採れたヒラメのお刺身が今日のお夕飯。左上が郷土料理の「いとこ煮」]

たくさんお土産をもらって恐縮していると、「こうやって若い人たちが帰省してくれるのがうれしいのよ。息子たちも忙しいからめったに来れないし」と、本当にうれしそうに笑ってくれました。

若い世代が都会に出てしまい、老人夫婦だけの世帯がたくさんあります。仕事や子供の教育など、日々の暮らしに追われて、遠く離れた親の様子を気にしながらも、なかなか帰省できないという人たちがほとんどです。老人たちはのどかな田舎の暮らしを楽しみながらも、高齢化していく農村地域の寂しさを感じているようです。

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[田舎の秋は美しい]

私たちが空き家の管理のために、比較的しばしば帰省すると、ご近所の方たちはみな一様にうれしそうな表情を見せてくれます。その笑顔には、なかなか会えない子供たち世代への思いが込められているような気がします。

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[田舎の秋は美味しい。多くの人たちが田舎の生活の良さを実感できる余裕ある社会へと転換してほしい!]

田舎のスローライフの良さを、折々に、若い人たちも楽しめる、そんな余裕のある社会に変えていくためには、労働時間の短縮や高速料金の値下げなどが必要でしょうし、人々の生活意識の変化も必要です。都会に出て行って、猛烈に働き続け、お盆の帰省ラッシュでくたびれ果てる、というような高度経済成長期と同じ生活モデルは、もう変えるべき時がきているはずです。

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[この人はスローライフを満喫しています]

経済が低成長の高齢化社会でも、多くの人がお金をあまり使わずに、時間のゆとりを楽しめるような、そんなスローライフを楽しめる社会になればいいのになあ、と何度も思った今回の帰省でした。

2013年11月 8日 (金)

燗酒ちびちび

まつこです。

昨晩、遅くに新潟にやってきました。途中、暴風で列車ダイヤが乱れ、昨晩から朝にかけては雷鳴が轟きました。北陸に冬の到来を告げる雷鳴です。

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[低く雲がたちこめた灰色の景色]

雨も降っているし、寒いけれど、この荒寥とした景色に、胸をつかれるような哀愁を感じるのは、うめぞうも私も日本海側で育ったからかもしれません。

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[庭の紅葉もそろそろ散りかけています]

灰色の空の下、紅葉の赤い色が雨に濡れて鮮やかです。

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[寒さの中で咲く白い山茶花]

冬枯れした庭に咲く山茶花を手折っては、玄関先の一輪挿しに母はよく活けていた、などと雨に濡れた庭を眺めながら感傷にひたっていると・・・

「新潟にくるとお腹がすくね〜」という声がして、晩秋の愁はあっけなく吹き消されます。

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[小雨の中でも柿をとるうめぞう]

裏庭の柿の木からデザート用の柿をとり、お隣のお家に挨拶にいって、畑の野菜をいただき、スーパーに行ってお魚や地酒を選んできて、今日もおいしい新潟の夕食を楽しみました。

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[新潟にくるといつもにもまして食欲旺盛なうめぞう]

外はまだ冷たい雨が降り続いていますが、ぬるめにお燗した〆張鶴などちびちびと飲みながら、静かな晩秋の夜を過ごしています。

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[鯵のおさしみ、ブリのかまの塩焼き、里芋の煮物など]

2013年11月 3日 (日)

Bridget Jones: Mad about the Boy

まつこです。

今日は久しぶりのオフ。『ブリジット・ジョーンズ』の第3作目(Bridget Jones: Mad About the Boy) を読み終えました。

イギリスでの書評はイマイチ・・・。50才過ぎのシングル・マザーの悪戦苦闘、若い恋人に自ら別れを告げる大人の態度、母親との確執と和解など、ちょっとホロリとする場面もあるのですが、筋の展開に意外性が欠けている感じは否めません。それでも発売初日にイギリスだけで5万部売れ、Amazonでもベスト・セラーになっているようです。

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[左がcreme de menthe、右はFairy liquid。どんなに酔っぱらっても間違えてはいけません]

映画化はまだ決定していないそうですが、もし映画化されれば中年ダメ男"Dirty Bastard"ダニエル(Daniel Cleaver)としてヒュー・グラントが再登場することは必須です。若くてゴージャスな女にふられたやけ酒で、ミントのリキュールを一本飲み干したら、実は台所用の洗剤。泡を吹いて倒れて救急搬送されるという場面は、ぜひともヒュー・グラントに演じてもらいたい。

病院にお見舞いに行ったブリジットは、口から泡を出すダニエルを見て、次のように考えます。

"You could see exactly what had happened. It's like when you run out of dishwasher tablets, and think it would be a good idea to put washing-up liquid in instead and it all froths up inside."(食洗機用洗剤がなくて、液体洗剤で大丈夫だろうと思っていれたら、中が泡だらけになっちゃうけど、まさにあれと同じね。)

ドジなブリジットならではの発想ですが、実は私も経験者です。泡だらけの食洗機。今年の夏、ロンドンのアパートでのことでした。

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[泡だらけで中の食器が見えない・・・]

短期間の滞在に食洗機用洗剤まで買うのは面倒だからと、液体洗剤を少なめに入れてみたのですが、ハッと気がつくとキッチンの床が泡だらけになっていました。食洗機のドアのすきまから絶え間なく泡が流れ出続けています。

あわててスイッチを切ってドアをあけると、中から熱い湯気と泡がうわーっとあふれ出てきました。急いでバスタオルで床をふき、泡をボウルでかき出している最中に、「こんな大量の泡はめったに見られないから写真に撮ってうめぞうに送ってあげよう!」と、カメラに収めた一枚です。

この失敗、作者ヘレン・フィールディングもやったことがあるに違いありません。親近感を感じます。第3作目は若干期待はずれだったけど、やがて老後のブリジットもぜひとも小説にしてもらいたいと思いました。消費と恋愛を謳歌していたブリジットが、70代を迎えてどんなおばあちゃんになるのかー。同世代としてぜひとともおばあちゃん同士で再会したいと願っています。

2013年11月 1日 (金)

78才

まつこです。

今日は母の78才の誕生日。仕事が空けられる日だったので、大阪まで会いに行ってきました。

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[花束を持って記念撮影]

ほとんど記憶力がなくなった母は、今言ったことを、1分後に言っても覚えていません。この記憶障害を逆手にとって、意外な祝い方ができます。

まつこ:「今日は11月1日よ。ママの誕生日よ。」
母:「あら、そうだったの?」
まつこ:「おめでとう!これ、お祝いの花束よ」
母:「あら、まあ〜、きれいね〜。ありがとう。」

5分後。

まつこ:「今日は11月1日よ。ママの誕生日よ。」
母:「あら、そうだったの?」
まつこ:「おめでとう!これ、お祝いの花束よ」
母:「あら、まあ〜、きれいね〜。ありがとう。」

10分後。

まつこ:「今日は11月1日よ。ママの誕生日よ。」
母:「あら、そうだったの?」
まつこ:「おめでとう!これ、お祝いの花束よ」
母:「あら、まあ〜、きれいね〜。ありがとう。」

なんどでも繰り返せます。毎回、うれしそうに喜んでくれます。

なんだか赤ちゃんと遊んでいるみたいだな、と思いながら、今日の午後はこれを20回くらい繰り返しました。不条理だわ、切ないわ、滑稽だわ・・・。そう感じる一方、母は「お誕生日よ。おめでとう」と言うたびごとに、本当に喜んでくれます。

微分で切り刻んだような、うれしい一瞬の連続。記憶力がないと時間がつながらないけれど、そのぶん瞬間がすべて。「瞬間は永遠でもある」と哲学者のようなことを考えながら、認知症の母と過ごした午後でした。

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