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2013年9月 5日 (木)

列車の遅れ:日仏英

まつこです。

昨日は大阪の母を訪問。行きの新幹線は地震で一時停車し、帰りの新幹線は西日本から東海にかけての豪雨のため大混乱。散々でしたが、1ヶ月ぶりの母はあまり様子も変わっておらずほっとしました。

それにしても、日本の鉄道会社は正確で丁寧です。新幹線が停止したり、徐行したりするたびに、どこそこで雨量計が何十ミリリットルを超えたとか、現在の遅れは何分とか、ひっきりなしにアナウンスがあって、そのたびに「お急ぎのところたいへん申し訳ありません」と謝罪の言葉まで流れます。

フランスでの夏の休暇でロワールからパリに戻る際に鉄道を乗り継いで帰る予定だったのですが、なんだか理由もわからないまま乗るべき列車が大幅に遅れました。

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[やっと乗れた列車でほっとするうめぞう]

ソミュールの小さな駅で電光掲示に「10分遅れ」と表示され、それがやがて「30分遅れ」に、変わりました。定刻より30分ほど遅れてホームに入って来た列車に乗ったところ、指定席に行くと若い男性がすでに座っています。私たちが切符を見せると、「間違って二重に指定席が売られたのかも」というようなことを言って席を譲ってくれました。

念のため、向かいの席の人にも切符を見せると、「あなたたち、この列車じゃないわよ」と言われました。スーツケースを持って、出発直前の列車からあわてて飛び降りました。危機一髪!やれやれと電電光掲示板を再び見上げると、目的の列車は「1時間30分の遅れ」と出ています。やれやれ・・・。

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[間違えた列車から急いで降りてソミュールの駅のホームで呆然としていたところ、ポロシャツにデニム姿の大学生みたいなお兄ちゃんが、「インターシティ(特急列車)はしばらく来ないから各駅でトゥールまで行った方がいいよ」とたどたどしい英語で教えてくれました。「フランスの若者は親切だな。英語の勉強しているバックパッカーかな?」と思っていたら、胸にSNCF(フランス国鉄)のバッジをつけていました。「駅員なら駅員らしい格好してほしい」と思いましたが、ちゃんと乗り継ぎ列車の時刻も書き込んで、遅延証明のスタンプも押してくれました]

イギリスでも列車の遅れは日常茶飯事です。"Delayed"(遅れ)という掲示を見つめ続けること30分、それが突如"Cancelled"(運休)と表示が変わるなんてことにも慣れっこです。それまで辛抱強く待っていた乗客たちがため息一つつかずに粛々とその場から立ち去るのを見て、初めてイギリスを訪れた時はビックリしました。

モンソロー村で出会ったイギリス人観光客が、"Public transportation is poor here"(フランスの公共交通機関はダメだよね)と言っていましたが、日本人の私たちから見れば、英仏の間にそれほどの差はないと思うけどねえ・・・。

時間に正確で、駅も車両もきれいな日本の列車は、世界に誇れるものです。京都駅の新幹線改札口にあふれかえった膨大な乗客たちに丁寧に対応している駅員さんを見て、「日本も捨てたもんじゃないんだけどね・・・」と改めて思いなおしました。

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コメント

まつこさま こんにちは

本当に日本の鉄道は優秀ですね!
まつこさまたちは、今回はフランスで鉄道難にお会いになったんですね。。。

今年はスコットランド旅行の際に結構鉄道を使いましたが、ものすごく正確で、アナウンスもあり、丁寧でした。ただ、プラットフォームのどこで待っていれば良いのやらが分からない。田舎だから短い車両が来るとは限らず、あるいはその逆も。キャリーを引っ張ってホームを突進しましたよ。
ロンドンの地下鉄も止まらなくなったし。10年前に比べると飛躍的進歩ですね。

パリのメトロは、ピカピカの新路線は良いけれど、古いのには若干閉口します。
車両の中で CD カラオケで歌いまくったり演奏したりするパフォーマーも勘弁してもらいたい。。。

ショウガネコさん、コメントありがとうございます。

本当に、イギリスの鉄道は改善されましたよね〜。今回、驚いたのはあのストラットフォードの小さな駅のホームに、秒単位まで示すデジタルの時計が設置されていて、なんと列車が定刻の15秒前に発車したことです。ただ「列車=遅れるもの」という認識がイギリス人の頭の中にも深く埋め込まれているので、ケンブリッジの友人とロンドンで待ち合わせした時も、「列車が遅れるかもしれないから念のため待ち合わせは到着時刻の20分後にしましょう」と言われました。

そういえば今回、ロンドンの地下鉄内でお化粧している若い女性を見ました。ファンデーション塗って、マスカラ塗って。これって全世界的傾向だったのね・・・。

わかります。海外で痛感するのが日本の列車運行のプロ意識。イギリスに留学していたころ、駅に「列車の慢性的遅延を解消するために、これからは時刻表に記載されている時刻よりも5分早めに出発します」という理解に苦しむ張り紙がしてありました。定時運行という基本的概念がはなからわかっとらんな・・・とため息が出ました。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

ハハハ・・・それはいかにもイギリスらしい。以前、イギリスの新聞に「Tokyoの電車は2分おきに運行していながら、1分の遅れも許されない。これだけ定時運行に固執している運転手の目の前で、ときどき飛び込み自殺する人がいる。神経症の国だ・・・」というようなことが書いてありました。読んで思わず吹き出しちゃいました。

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