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2013年8月20日 (火)

フランソワーズ

まつこです。

モンソロー村での1週間の夏休みも終わってしまいました。今回も泊まったのはシャンブル・ドット(民宿)です。部屋が3つしかない小さな宿です。

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[La Forgeというのが宿の名前]

このシャンブル・ドットはフランソワーズという60代後半の女性がやっています。南仏出身で、パリでロシア系の二世と結婚し、アメリカ企業で働いていたけれど、早くに夫を亡くし、60歳になったときパリからこのロワールの村に引っ越して来て宿を始めたそうです。

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[宿の主のフランソワーズと一緒に]

・・・こんな話まで聞けたのは、滞在の前半はお客が私たち一組だけで、宿の主のフランソワーズと親しくなったから。

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[部屋の内装は素朴ですが、まだ新しいので清潔感があります。お風呂にも熱いお湯がじゃんじゃん出て、バスタブの他にシャワーブースもあり快適でした。Wifiも使えました]

3人の娘はいるけれど、それぞれの生活がある。でも誰かと毎日、話をしたい。パリの生活は慌ただしくてくたびれた。英語が話せるからそれを活かせないか・・・というわけで、決心してロワールのこの村を選び、岩をくりぬいた鍛冶屋跡の古い家を買って、大改装して宿を始めたのだそうです。

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[フランソワーズが毎朝おいしい朝食を用意してくれます。絞りたてのオレンジジュースと焼きたてのパンとたっぷりのコーヒー。近所の農園で採れたイチゴとヨーグルト]

世話好きで、私たちが小さな村で退屈しないかと心配し、毎日、あれこれ提案してくれました。ボートに乗ってみたら? フォントヴローには行かないの? ロワールには見るものがたくさんあるのよ。はるばる日本から来て村にばかりいちゃダメよ・・・。

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[おいしすぎてやめられない・・・と言ったら、フランソワーズから「休暇だもの。たっぷり食べなさい」と笑われました]

私たちは村でのんびりするだけでも十分楽しい夏休みだったのですが、フランソワーズに会うたびに、「どこに行くの? 車で送ろうか?」と聞かれるので、ちょっと苦笑いしてしまいました。

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[毎朝、朝食には手作りのケーキが用意されていました]

若い頃、合気道をやっていたそうで、日本にも来たことがあるそうです。

このように闊達なフランソワーズですが、ぽつりと弱音をはくこともありました。「年をとるとパリの生活も大変だけど、村の生活も大変よ。この村には医者は一人いるけれど、薬屋もないし・・・。寂しいし・・・。」

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[フランソワーズは娘さんの犬を夏の間預かっています。うめぞうは大の犬好きなので、すっかり犬とお友達になりました]

寂しさを感じながらも、子供に頼らず、やれるところまで自分の力でやってみようという意思を持っているフランソワーズ。観光客が少なくなった秋には、家族や友人に会いに旅に出かけるそうです。

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[車で送ると言い張るフランソワーズ。必ずまた来ますと、挨拶するうめぞう]

最終日にタクシーを呼んでと頼んだら、自分の車ででソミュールまで送ると言い張ったフランソワーズ。ソミュールの駅で、何度も何度も手を振りながら去って行く車を見て、「絶対また来ようね」とうめぞうと約束しました。

追記:ここだけの秘密

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[この瞬間接着剤はよくくっつきました]

うめぞうは部屋の鍵についていた大きなキーホルーダーを靴べら代わりに使おうとして割ってしまいました。あ〜!割れちゃった・・・。うめぞうは村で唯一の小さいスーパーで瞬間接着剤を買って直しました。フランソワーズには内緒です。

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コメント

まつこさま こんにちは

とっても素敵なホリデーになりましたね!
お城も、宿も、マーケットも、どれも素敵。
いつもながら、的を外さないまつこさまの調査力/計画力に脱帽です。

昨夕ロンドン到着しました。晴れてます! あったかいです! 
正気に戻れる空気、これだけでもう十分。
お目にかかるのを楽しみにしています。

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