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2013年7月31日 (水)

老人ホーム考

まつこです。

週末、私は西へ、うめぞうは北へ、それぞれの親を訪ねました。

私の母がお世話になっているのは、「介護付き有料老人ホーム」です。民間の事業者が運営する有料老人ホームは、入居金や月額利用料も様々です。立地条件によって値段はだいぶ違ってきますが、当然ながら料金の高いところは設備や内装がゴージャスだったり、介護職員の数が多かったりするのだと思います。

Photo
[今週の母。ひまわりの花は入居者の方達が作ったものだそうです]

母の場合は、たまたま弟一家の家から徒歩3分ほどのところにあった老人ホームが、経費の面から見ても母の収入(年金)や貯金にちょうど見合う条件だったので、こちらに決めました。

母に認知症の兆候が見えてから、私はすぐに老人ホームの情報をあれこれ集めたり、いくつか見学に行ったりしたのですが、実際の入居となると、「家族との近さ」×「料金」の2つの条件のかけ合わせで決めるしかないという気がしました。故郷から遠く離れた地の老人ホームに入居せざるを得なくなった母には気の毒でしたが、これ以外には選択肢がなかった気がしています。

一方、うめぞうの両親が住むのは、やはり民間事業者の運営するものですが、「サービス付高齢者向け住宅」というカテゴリーです。こちらは国土交通省が厚生労働省と共同で管轄する施設で、住宅としての基準を国交省が定めています。それまでの高齢者の住まいに関する法律を整備しなおし、2011年から発足した制度による高齢者向け住宅です。

両方とも民間の高齢者向けの住まいですが、基本的な違いはおおざっぱに言って、介護付き有料老人ホームが介護サービスほぼ丸抱えなのに対し、サービス付き高齢者向け住宅の方は、介護保険の範囲でカスタムメイドで希望するサービスを組み合わせます。有料老人ホームの方は「施設」で、居室にサービスが組み込まれている感じですが、サービス付き高齢者向け住宅は、「住まい」の要素が強く、自宅の代わりにこちらに移り住んで、在宅介護サービスを受けるという感じです。

それぞれの良さ、それぞれの限界があるのですが、ここにきてちょっと困ったことが一つ。うめぞうの両親の介護度が下がったのです。うめパパ(99歳)が要介護1から要支援2へ、うめママ(88歳)が要支援2から要支援1へ。こちらの施設に入居して5ヶ月ほどが経過し、食事など規則正しくなって前より元気になったのでしょう。おそるべし白寿と米寿の寿カップル。

ただしそうなると、使える介護サービスが減ってしまうのです。特にサービス付き高齢者向け住宅に住んでいるので、介護認定にそってサービスの総量が決まってくるので、たとえば入浴サービスも要介護1なら週3回お願いできたものが、要支援2だと週2回になってしまうのだそうです。自己負担で追加サービスをお願いできるのかもしれないのですが、施設自体がまだ発足したばかりなので、どうもそのあたりがまだ明瞭ではないのです。

この他にも種々のタイプの老人福祉施設がありますが、その分類はさらに複雑。自分の親がお世話になるまでこうした老人介護制度についての知識を持つ人はあまりいないでしょうし、実際、お世話になっていてもまだよくわからないところがある、というのが現実。多様な需要に合わせて、施設の形態や介護サービスもだんだん複雑に分岐してきたのでしょうけれど、全体を理解するのはほぼ不可能・・・。

普通に働き、きちんと納税して生きてきた人たちが、あまり不安なく老後を迎えられる。そんなごく常識的な水準の社会保障をなんとか実現できる社会にしたいものです。

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コメント

まつこさまのこと、いろいろリサーチして決められたのでしょうね。雰囲気とか、場所とか、そういう要素も入ってきますし、自分の住処でもないし、本当に難しい選択です。それにしても、うめパパ様は99歳なのですか!お達者で何よりです。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

いろいろリサーチはしたのですが、結局は東日本大震災の直後の混乱の中で大慌ての入居でした。関西の方はコミュにカティブな方が多いので、職員も他の入居者さんたちも、いつもにぎやかに母に話しかけてくださり、良かったなと思っています。

うめパパは99歳で要介護から要支援に「降格」ですよ!このままどんどん元気になったら日本記録を塗り替えられるのではないかと思います。うめぞうもきっと長生きでしょうね。

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