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2013年7月16日 (火)

宵宵宵山

まつこです。

先週の土曜日は、私は都内で会議の後、京都へ移動。うめぞうはこの日は朝から京都で研究会です。

京都でも猛暑を覚悟して出かけたところ、新幹線を降りると爽やかな夕暮れの風が吹いていました。激しい嵐の直後だったそうです。

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[雨上がりの京都の夜]

今年は翌日の7月14日が宵山の一日目ということで、この日は雨上がりの京都の街の各所で山鉾の組み立てが行われていました。雨に濡れた道に提灯の灯りが映っていっそう風情があります。

翌日も、高槻市の老人ホームの母を訪ねた後、京都に戻り、少しだけ市内観光を楽しみました。

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[宵宵宵山の日の京都]

細い道にも露天が並び始め、日曜日とあって浴衣姿の人々も目立ちます。ときどき祇園囃子も聞こえてきて、お祭り気分で街が活気づいていました。

以前から京町家を見たいと思っていましたが、ちょうど大店の杉本家の公開日にあたっていたので、見学することにしました。

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[公開時間まで列を作って待つ人々。うめぞうもこの中にいます(iPadで囲碁をやっている)。]

内部の写真は撮れませんでしたが、この日も雨で、雨に濡れた庭がとてもきれいでした。夏のしつらえや屏風、扁額など、どれも高い美意識に支えられていることは一目瞭然でした。知識があれば、細かな意匠などの面白さももっと理解できることでしょう。次回はもう少し勉強してから見学に行きます。

京都のタクシーの運転手さんは、おしなべて話し好きな方が多いように思います。今回も「この祇園祭りが終われば、あとは8月の五山送り火だけど、高い建物が増えて、五山いっぺんに見ることができるところがなくなってしまった」と残念そうに話してくれました。

確かに、京都の街並はまだらに近代化が進み、祇園祭の風情も雑然とした都市風景の中でしか味わえません。お祭りの伝統や古い町家など、これだけの文化遺産があるのですからもう少しうまく活用すれば、もっとずっと魅力的な古都になることでしょう。「古都京都の文化財」は1994年にユネスコの世界遺産に登録され、そこに17の神社仏閣などが含まれているそうですが、街並みは世界遺産に入っていません。フィレンツェやプラハと同じように京都の「歴史地区」が世界遺産となるような街の再生はできないものか、とやや惜しまれるところです。

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コメント

一度しっかり祇園祭を見たいと思うものの、暑さに負けて、それに、年々人ごみが辛くなり、ついつい行かずじまいになってしまいます。杉本家では、暮れの大掃除では、坪庭の石も一つ一つ水で洗うと聞いたことがあります。日本ならではの美意識ですね。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

山鉾巡行の様子をテレビでちょっと見ましたが、すごい人ごみですね。杉本家や、土曜日の夜にちょっとだけ見た屏風は、日本の伝統文化の良さを思い出させてくれて、良い経験でした。京都駅の前で「コンチキチン」をやっていました。初めて聞きましたが、なんだかユーモラスなお囃子ですね。(あれを聞きながら出勤では勤労意欲がそがれそう・・・。)

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