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2013年5月

2013年5月31日 (金)

古着処理

まつこです。

気がつけば5月も終わり。そして気がつけば梅雨入り。

気候が不安定だった今年の4月、5月。きちんと衣替えもしないまま、とりあえずその日のお天気に合わせて服装を決める毎日。いつしかクローゼットの中はノースリーブのブラウスとタートルネックのセーターがごちゃまぜに重なりあい、カオス状態・・・。

あ〜、なんとかしなければー。

そんなときネットで古着の買い取りサービスがあることを知りました。クラウンジュエルという会社がやっています。

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[あとは取りにきてもらうだけ]

ネット上で申し込むと段ボールが届き、それに古着を入れて、申込書に記入して、集荷日を決めて取りにきてもらうだけ。とっても簡単。その後、査定され、その金額が振り込まれるのだそうです。

着なくなった洋服の処理はいつも悩みの種でした。クリーニングの袋に入ったまま、2年以上たったものを、えいっと思い切ってゴミ袋に入れる時の気分は複雑です。断捨離の爽快感とともにまだ使えるものを捨てる自分への慚愧の念も禁じ得ず。

査定額がたとえ「0円」だったとしても、自分の目の届かないところでこれらの洋服が処分されるのであれば、精神衛生上まことに結構。

しかしこれだけ段ボールに詰め込んでもクローゼットにたいした隙間はできませんでした。いかに今までスペース以上のものを無理に詰め込んであふれかえっていたかを再認識しました。「もうちょっと捨てないと新しいの買えないな・・・」と、次に処分するものを見つくろっています。

2013年5月26日 (日)

白い花

まつこです。

今日も新潟は快晴!

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[玄関の前のこでまりの花]

新潟の留守宅に関する悩みのタネは「庭」です。田舎なので庭がやたらと広く、手入れをし始めればきりがありません。年に数日しか過ごさない家の庭にお金をかける余裕もないので、だんだん庭が荒れてきています。冬の雪つりもこの数年しておらず、植木屋さんに剪定もしてもらっていないので、庭木の形が崩れてしまっているのです。

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[花びらが散って絨毯のよう]

庭にだんだん野趣というか野性味が出てきています。そんな荒れた庭で、木々や好き放題に伸びてつやつやと輝く緑の葉をいっぱいに広げています。

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[庭の片隅に白い花がいっぱいに咲いています]

この季節は白い花が何種類か咲いています。ひっそりと人気のない庭で、木々はそれぞれに季節のうつり変わりに忠実に、確実に芽を出し、花を咲かせ、荒れた庭を憂う人間の感傷などおかまいましに、生命力を誇示しているようです。

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[これも白い花。うめぞうも私も花の名前がぜんぜんわかりません]

田舎に来て自然に触れると、その力強さの前におのずと謙虚な気分になります。次回、新潟に来る頃は、夏の濃い緑の葉で庭はますますうっそうとしていることでしょう。

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[今日も海の幸やおいしい野菜がいっぱい]

お天気が良くて、おいしいものもたくさん食べて、充実した田舎での週末でした。さて、たっぷり充電できたので、さあ、また月曜からがんばりましょう。

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[散歩の途中で見つけたカモ。稲の苗の間をすいすい泳いでいました]

2013年5月24日 (金)

薫風の季節

まつこです。

久しぶりに新潟に来ています。草ぼうぼうの空き家ではご近所の方にも迷惑なので、シルバー人材センターにお願いして草取りもしてもらいました。留守宅の管理もなかなか大変です。

でも田舎に来ると空気がおいしい!今日はうめぞうとずいぶん長い距離をウォーキングしました。

まずは山と川のある景色―

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[家からバスに乗って少し行くとこんな景色です]

まさに薫風の季節。うめぞうはきれいな空気を吸うとキューっとお腹がすくそうです。川を見れば「魚いるかな」、畑を見れば「あれは何の野菜かな」、田んぼを見れば「これだけの広さでどのくらいお米とれるのかな」と、食べ物の話ばかり。あらゆる景色が食物を連想させるようです。

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[魚いるかな?]

水がはられた水田には、規則正しい列を作って稲の苗が植えられていました。農業用水路から水が流れる音が、あちらこちらでしています。

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[水田に山が映りこむ景色も美しい]

お米作りをしている方から、水の量の調節に気を使うと聞いた時、「え、田んぼに水道ついているんですか?」と、あまりに愚かな質問をしてしまったことがあります(今、思い出しても恥ずかしい・・・)。用水路から水を引き込んだり、逆に田から水を排出したりして、稲の成長とともに田の水の量は変えるのだそうです。

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[「あー、いい景色だな」とまるで自分が田植えをしたかのように胸をはるうめぞう]

母の友人を訪ねたら、とりたてのホウレンソウや茹でたてのタケノコをくださいました。今回も夕食は新潟の野菜や魚がたくさんテーブルに並びました。

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[新潟で夕食の前には、必ずこのポーズ]

緑豊かな風景を眺めながら、「君のママも連れてきてあげたいね~」とうめぞうが言いました。新潟に来て留守宅を見るたびに、本来、ここにいるはずの母が不在であることを考えずにはいられません。すがすがしい風を頬に受け、おいしい食事をするごとに、やっぱりちょっとだけ寂しい新潟滞在です。

2013年5月20日 (月)

訪問スーパー

まつこです。

2週に一度をめどにしている母の訪問。今回は母の症状はあまり良くなく、私と話していてもいつのまにか介護職員の方と区別がつかなくなる状態でした。「ママ、私だよ」と話しかけても、「あら、申し訳ございません。私、何もできないものですから・・・。ありがとうございます」とご丁重に返答されると、寂しい気持ちになります。

ところがこんな調子でも、キラリと母の目が光った瞬間がありました。「訪問スーパー」でお洋服をお買い物したのです。

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[真剣な表情で洋服を見る母。でもママ、それ紳士物なんですけど・・・]

母のお世話になっている老人ホームでは、外に買物に出にくい入居者のために、時折、「訪問スーパー」と称して、お店の方が商品を持ってきてくれます。今回は衣料品のお店でした。1階の広いコモン・ルームがこの時間だけは衣料品店に早変わり。

「ママ、1階でお洋服売っているんだって。一緒に行ってみようよ」と声をかけた時は、さきほどまでの虚ろなやりとりを忘れたかのように、「あら、いいわね。行ってみましょう!」とうれしそうな表情になりました。で、久しぶりの母娘ショッピングです。

高齢者用の衣類だけを選んで並べてくださっているので、実に選びやすいです。老人ホームでは衛生面も気を使って、しょっちゅう洋服も洗ってくれます。洗濯機で漂白剤入れてガンガン洗うようです。だからあまり高級な服は不適切。

今回の訪問スーパーでは2,000円前後で、ラインがゆったりしたカットソーみたいなのがたくさん並んでいました。「あら〜、これはいいわね〜」と母が言うたびにうれしくなり、あれもこれもと買ってしまい、「ずいぶんたくさん買いましたね〜」と職員の方に笑われてしまいました。

エレベーターで自分の居室に戻った時には、買物したことも忘れてしまった母ですが、わずかな時間でも洋服を選ぶのに母が昔と同じような真剣な表情をしてくれたことがうれしかったです。

2013年5月17日 (金)

幅広い年齢層?

まつこです。

爽やかな初夏の一日。所用があって青山までお出かけ。ふらりと立ち寄ったセレクト・ショップに前から欲しかったルーム・フレグランスがあるのを見つけて購入。

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[Dr. Vranjesのルーム・フレグランス。今回選んだのは爽やかなARIAという香り]

南青山のちょっとモード系のセレクトショップです。静かな緑の多い一角にあるオシャレなお店です。内装も洗練されています。背の高いイケメン君が接客をしてくれました。支払いのとき「今日は暑いので、お水を召し上がってください」とペリエまでくれました。

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[今日はペリエとサングラスがちょうど良い日でした。もう初夏ですね]

「僕たち、洋服だけじゃなくてアートとかライフスタイルに関わるものもいろいろ並べているんです」と楽しそうにお店の説明もしてくれました。なかなかいい感じの好青年だな〜と思っていると・・・

「洋服は若い人のだけじゃなくて、幅広い年齢層の方にも着てもらえると思うんで、ゆっくり見ていってください。」

一瞬、たじろいだ後、心の中で苦笑してしまいました。「そうだよね、この若者から見たら私は立派に年配のお客だよね〜。そこにあるレザーでカットワークがされたショートパンツなんて可愛いけど、ぜったい着れないもんね。あっちのミニのサマー・ドレスもムリだし・・・」と、頭の中では様々な感慨がわき起こりました。

でも青山界隈が洗練された雰囲気を持つのは、街が若い人たちに占拠されていないからです。このあたりを歩くとゴージャスなブルジョアっぽいおばあちゃまや、ちょっととんがったオシャレを取り入れたモード系中年女性を、しばしば見かけます。そう、経験と貫禄のあるおしゃれな中高年女性がいてこそ、街の風景は洗練されるのです!

「幅広い年齢層」という言葉に過敏に傷つく必要はありません。おのれの弱点も強みもわかっている中高年女性こそが、自分の魅力を最大限に引き出すオシャレを知っているのです。

そう自分を鼓舞し、「また寄らせていただくわ〜」とイケメン君に微笑みかけて店を後にした初夏の午後でした。

2013年5月15日 (水)

ほどほどに

まつこです。

お酒は嫌いではない、いや、正直に言うと好きである。しかし40代の半ばを過ぎた頃から、飲んだ翌日に若干不調を覚えるようになってしまった・・・。

こういう中高年のために二日酔い軽減のための様々な商品が開発されているようです。先日、同僚のぽにょさんから「まつこさん、これいいわよ」と渡されたのがこちら。

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[沖縄県保健食品開発組合が琉球大学と共同開発したそうです]

「琉球酒豪伝説」です。アルコールの代謝をうながすウコンと、糖の吸収を遅らせるハーブが入っているそうです。「これは効く」と、ちまたですでに話題の商品。

ここまでして飲まなくても、酒量や飲む機会を減らす方が良いのでしょうが、「これで沖縄県の地域経済活性化に貢献できるわね」と理屈までつけてしまうのは、お酒好きの証拠。

琉球特産のウコンの助けを借りながら、美味しいお酒をほどよく楽しみたいものです。

2013年5月13日 (月)

名優コズモ:『人生はビギナーズ』

まつこです。

数日前の会話
まつ:「ねえねえ、何か軽いコメディでも観たいね」
うめ:「ゲイだとわかって親子がもめる映画の予告編あったよね。あれ観たいな」
まつ:「ああ、あれね。了解、TSUTAYAで借りとくわ」

そして今日
まつ:「あの映画のDVD届いたわよ」
うめ:「じゃ、さっそく観よう」

しかし映画が始まってみると、あれ・・・これ・・・違うんじゃない???

私たち二人が観ようと思っていたのは『あしたのパスタはアルデンテ』というイタリア映画です。「笑って泣けるとびきりの感動作」とのこと。息子がゲイと知って頑固おやじが激怒して・・・という騒動を映画いたコメディのはず。

ところが私がうっかり間違えて注文したのはアメリカ映画『人生はビギナーズ』でした。こちら75歳の父親が、実はゲイだったと告白する映画。心の痛みや家族愛を静かに描いた映画でした。

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[間違えて頼んだDVDだけど面白かった『人生はビギナーズ』]

父と母との関係、父の闘病と死など、複雑な家族を背負ったために極端に内省的になって、女性と継続的な関係を築くことができない主人公。その30代後半の男性主人公を、ユアン・マクレガーが抑制のきいた演技でうまく表現しています。過去のフラッシュ・バックと現在が交錯しながら、心理の断片が少しずつ明らかにされる叙情詩のような映画でした。

主人公のユアン・マクレガーだけではなく、父親役でアカデミー・助演俳優賞を獲得したクリストファー・プラマーなど、どの役者も細やかな演技で、大人がじっくり楽しめる完成度の高い映画です。

そしてこの映画の忘れてはいけない名脇役は・・・

Cosmo
[本名はコズモ。役の名前はアーサーです]

生きることに不器用な人間達をそっと見守ってくれる犬のアーサーです。コズモという名前のワンちゃん俳優で、すでにハリウッドでの出演作もいくつかあるようです。この映画でもほのぼのした表情で見る人の心をぐっとつかむ名優ぶりを発揮しています。

ユアン・マクレガーファンの人のみならず、犬好きな人にもぜひお勧めしたい映画でした。

2013年5月 7日 (火)

祝初勝利

まつこです。

連休、終わってしまいましたね。今年のGWの成果はなんと言ってもこれ!

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[祝優勝]

うめぞう、アマチュアの卓球大会で初勝利。おまけにチームは優勝したそうで、私にはよくわからないけど、第5部から第4部への昇進が決まったそうです。

いつも試合のたびに、「今日も負けた」としょんぼり帰ってきていたうめぞうが、「勝った!」と喜色満面で帰宅しました。

優勝商品は6,000円分の商品券でした。うめぞうがそれを現金と交換して、チームの5人で祝杯あげたそうです。6,000円の商品券は結果として私のものに。何を買おうかなあ、と思いめぐらせています。

2013年5月 5日 (日)

田舎の嫁

まつこです。

今週の土日はうめぞうの両親が老人ホームから一時帰宅をすることになり、私も家事協力のため一泊してきました。

入居して二ヶ月半。二人とも新生活に慣れたようですが、お義母さんが暇を持て余しがちとのこと。先週、ホームを訪ねたうめぞうは「だったらせっかく持ち込んだミシンを使ってみたら?まつこにエプロンでも作ってあげたら喜ぶよ」と提案したそうです。お義母さん、さっそく張り切って作ってくれました。

しかし・・・

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[お義母さんお手製の割烹着]

それはうめぞうが想像していたような可愛い「エプロン」ではなく、絣っぽい布で作ったしぶ〜い「割烹着」でした。

「まつこさん、エプロン作ったわ。着てみて〜」と差し出された絣の割烹着を見て、一瞬、たじろぐ私。うめぞうの目は「頼む、母親を喜ばせるために着てくれ!」と訴えています。「よしきた、了解!」と目で合図を送り着てみました。

しかしそのとたん、うめぞうが爆笑しました。

「田舎の嫁って感じだな!」

でもお義母さんは、「丈もちょうど良かったわね〜」と満足げでした。

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[正面から見た田舎の嫁スタイル]

この田舎の嫁スタイルで、一泊二日、がんばりました。老人ホームの食事は管理栄養士さんが献立を作ってくれるので栄養は過不足ないのですが、あまり食べられないものもあります。そういう老人ホームであまり出されないものを中心に作ってみました。

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[筍入りのすきやき]

1日目の夕食はすき焼き、2日目は朝食は洋風(スクランブルド・エッグ、ハム、サラダなど)、昼食はきしめん(義父母は長年名古屋在住でした)、夕食は筍の煮物やお刺身などの和食(老人ホームではお刺身は滅多に出ません)。99歳のうめパパ、88歳のうめママが、おいしいと言ってたくさん食べてくれました。

実母の老人ホーム訪問と、義父母の一時帰宅で3連休が終わり、ゴールデン・ウィークというよりシルバー・ウィークという感じでしたが、でも喜んでもらえたので、これはこれでよし。あの田舎の嫁スタイル割烹着を着て親孝行をしたという功績を讃えて、うめぞうは近所のコンビニでファッション雑誌を買ってくれました。おさんどんの合間に割烹着姿で「大草直子の提案するおしゃれ小革命」などという記事を食い入るように読んでしまいました。

(注:「田舎の嫁」という表現が頻出しますが、田舎のお嫁さん、ごめんなさい。本当の田舎のお嫁さんはもっとオシャレなエプロンしてますよね。)

2013年5月 4日 (土)

加齢とハイヒール

まつこです。

先日、夕刻に東京駅に隣接した大丸デパートに立ち寄ったら、帰宅途中とおぼしき若い女性たちが靴売り場にあふれかえっていました。いつもよりはるかに混んでいます。デパートのポイント・アップ期間中とか。なるほど・・・。ポイント・アップ期間を狙ってショッピングするしっかり者の女性たちです。

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[今回は一気に2色大人買い、ではありません]

ひときわ多く女性たちが集まっているところをのぞいてみると、「歩きやすいヒール靴」の売り場で、下着メーカー、ワコールの製品「サクセス・ウォーク」のコーナーでした。

つられて試し履きしてみると確かに歩きやすそうです。特に気に入ったのは型押しの7センチ・ヒール。ベージュ、ピンク・ベージュ、グレー、ブラックなど使いやすそうな色がそろっています。しかしあまりの混雑。急いでいたので、いったん諦め、翌日改めて行ってみると・・・

ない!

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[とりあえず一足確保]

ほとんどの色が売れてしまっていて、私のサイズはベージュしか残っていませんでした。あわてて即決で購入。一日掃いていても確かに疲れにくく歩きやすいので、さらに翌日、在庫があることを確認して新宿高島屋まで行き、色違いを購入。

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[こちらも合わせやすい色です]

ワコールは敗戦翌年、1946年、京都で小さな個人事業として始まった会社です。女性の社会進出と軌を一にして成長。肉体的にも精神的にも女性が胸をはって生きることを応援するのが企業理念とか。近年では「美しいエイジング」がマーケット拡充のキー・ワードのようです。

ハイヒールのキリリとした姿は確かに働く女性らしいイメージはあるのですが、一日はいていても疲れないハイヒールというのはなかなかありません。さらに40歳を過ぎたあたりから、土踏まずやふくらはぎの筋肉の力も落ちてくるので、だんだんハイヒールが億劫になりがちです。

しかし今はやりのクロップト・パンツ、これを一定年齢以上の女性が着こなそうとするとハイヒールなしではなかなか難しい。ペタンコなバレエ・シューズで可愛く、というのは若い子か身長165センチ以上のスタイルの良い人でないと、お尻が下がって見えるから危険です。ボーイフレンド・デニムもフラット・シューズをあわせるときはよほど注意しないと田舎のおばちゃんスタイルになってしまいます。でもきれいめなハイヒールと組み合わせれば、このあたりのリスクが回避できます。

日本女性の胸の形の研究をして半世紀。その三次元の解析力を靴づくりにも生かしたらしく、ワコールのハイヒールはなかなか優秀です。加齢に抵抗し、今しばしハイヒールをはき続けたいと思う中年ワーキング・ウーマンとしては、その企業努力をさらに継続して、70歳でも快適にはけるハイヒールの開発をしてもらいたいと切に願っています。

2013年5月 3日 (金)

ハナミズキ

まつこです。

先週末は仕事で連休なし。今年は後半のみ連休のゴールデン・ウィークです。今日は老人ホームの母を訪問。

老人ホームでは外に出られない人が多いため、なんとか屋内で季節感を出そうと職員の方がいろいろ工夫してくれます。今月は鯉のぼり。

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[天井につるされた鯉のぼりを見ながら「うちも昔は庭に鯉のぼり飾ったよね」と言ったら、「そうそう、そうだったわね」と母の記憶の回路が一瞬つながりました]

ほんとうは青空にはためく鯉のぼりを眺めたいところですが、仕方ありません。でもせっかくの晴天なので、せめて外気にふれるためにベランダに出てみました。

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[ベランダから遠くの山を食い入るように見つめる母]

認知症の患者には、さわやかな風とか暖かい陽射しとか、身体が気持ち感じる経験をさせてあげると気持ちが落ち着くと読んだことがあります。たしかに言葉よりも笑顔のほうが、音楽よりもそよ風のほうが、母の心を落ち着かせます。

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[ベランダから下を見下ろすと、ハナミズキやツツジが咲いています]

少し冷たい風に吹かれながらも、母は飽きることなくやわらかな新緑を眺めていました。そして「不思議ね・・・何が起きるかわからないものね」と、おだやかな声で母はポツリと言いました。自分の老いも認知症も静かに受け入れているような表情の母を見て、私も穏やかな気持ちになりました。

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