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2013年4月

2013年4月27日 (土)

シアバター

まつこです。

海外から小包が届くのは、うれしいものです。包装の段ボールがちょっとへこんでいたりすると、いかにも航空便で長旅をした感じが出ていて、「ご苦労様」と箱に向かって言いたくなります。

先日届いたのはこちら。

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[フランスから届いた小包]

Institut Karite(アンスティテュ・カリテ)というフランスのメーカーのスキンケア製品です。Institut Kariteは「シアバター研究所」という意味。シアバターを使ったスキンケア、ヘアケアを開発販売しているメーカーです。数年前にたまたま使ってみたらなかなか良い感じなので、以来、使い続けています。

あれこれ悩み多い50代の肌。ノン・ケミカルの自然派化粧品を使ってみたり、ランコムやコスメデコルテなどの高機能美容液を使ってみたり、どうせ何を使っても大した変化はないかと投げやりな気分になったり・・・。その試行錯誤、暗中模索の間も、このアンスティテュ・カリテのクリームやクレンジング・クリームはずっと使い続けてきました。

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[今回まとめ買いしたのは、デイ・クリーム、ナイト・クリーム、クレンジング・ミルク、ハンド・クリーム、スクラブ・マスク]

劇的な変化はないけれど、なんとなく肌が落ち着く安心感があります。ブルーと白のパッケージのデザインもちょっとレトロっぽくてオシャレ感があります。ちょっとミルクっぽいほのかな匂いも「舶来品」らしい懐かしさを感じます。

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[古代エジプトの王妃ネフェルティティもシアバターを使っていたらしい]

クレオパトラとともに古代エジプトを代表する美女ネフェルティティの美しさの秘密もこのシアバターだったとか。30年ほど前、ベルリンのエジプト博物館でこのネフェルティティの胸像を見たとき、その幾何学的な優美さに目を奪われました。あのときの息を飲むほどの衝撃は今もよく覚えています。この紀元前14世紀のエジプト王妃が使っていたのが、アフリカ奥地の聖なる木から採れたシアバター。

3千年以上の時を経て、その効用に少しでもあやかりたい!そう願いつつアンスティテュ・カリテのオンライン・ショップでお買い上げ。英語のページがあるので、フランス語が出来なくても買えます。注文してから1週間程度で届きます。

2013年4月24日 (水)

晩柑

まつこです。

九州にお住まいの知人から「晩柑」を送っていただきました。私は晩柑は初めてです。みずみずしくてすごくおいしい!

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[箱いっぱいの晩柑]

おいしいけれど、すごくジューシーなので、皮を剥く時に果汁が流れ出してちょっと食べにくい・・・と思っていたら、「晩柑の食べ方」のページを見つけました。房の背に切り込みを入れることがポイントのようです。この食べ方を習得したらますますおいしい!

美容と二日酔い対策にビタミンC。晩柑をたっぷりいただいて快調な日々です。

2013年4月22日 (月)

老人ホームの音楽事情

まつこです。

週末は日曜日に大阪の老人ホームの母を訪ねました。老人ホームにはときどきボランティアの方たちが来て、楽器の演奏や歌を聞かせてくれます。この日はバイオリン演奏会。

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[老人ホームの音楽会]

ボランティアでいらっしゃるのは、必ずしも技術的に高い方ばかりではありません。アマチュアで一生懸命練習している人が発表会をかねていらっしゃることもあります。

この日のバイオリンの方たちも、人前で演奏した経験がほとんどないそうで、50人ほどの聴衆を前にコチコチに緊張しておられる様子が微笑ましかったです。

高齢者の聴衆の皆さんのために、良く知られているアイルランド民謡やヨハン・シュトラウスのポルカなどを弾いてくれました。でも老人たちに一番ウケるのは何と言っても小学唱歌です。『春の小川』、『春が来た』、『花(春のうららの隅田川)』などが流れると、自然と「はーるがきーた、はーるがきーた、どこにきた〜」とおばあちゃん達が声を合わせ始めます。

そしてこういう音楽関連のイベントのたび、最後の曲はほぼ決まって『ふるさと』。「うさぎおーいし、かのやーまー、こぶなつーりし、かのかーわー」

高齢者の方達が少し震える声と少し外れた音程で声を合わせてこの歌を歌っているのを聞くと、いつもちょっとウルっときます。ほとんどの人が戦前戦中の少年少女。その多くが日本各地の田園風景の中で育ったことでしょう。都会でも風景ははるかにのどかだったはず。それから70年、あるいは80年を経て、すっかり変わった日本の景色の中の四角いビルの一つで最後の日々を過ごしている。「夢は今もめぐりて」と歌いながら、この老人たちはどんな風景を思い浮かべているのかしら・・・。

演奏会の後、私と同世代の介護職員の方とおしゃべりをしました。「やっぱり小学唱歌が一番ウケますね。でも私たちが老人になった時は、小学唱歌じゃないわよね。30年後の老人ホームではどんな歌を歌うのかしらね?」と私が言うと、その職員の方は「そりゃ、聖子ちゃんとかじゃないですか。みんなで『赤いスイートピー』とか歌うんでしょう」と笑っていました。「I will follow you...」と声を張り上げながら、「あーあ、あの頃は景気も良かったし、オシャレも楽しかったなあ〜」と回想をめぐらせるのかもしれません。

でもその前に、まずは団塊の世代が老人ホームに大量入居。あっちこっちの老人ホームでビートルズやタイガースの歌が聞かれる時代が来るんでしょうね。

2013年4月15日 (月)

スズラン

まつこです。

いろんな花が咲き乱れる季節。花屋の店先も色とりどりの花が並んで華やかです。派手な花の間に、ふと、みつけたスズラン。清楚な様子が可愛い。

しかし・・・

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[清潔な印象の白い花なので洗面台に飾ってみましたが・・・]

スズランは有毒植物だそうです。

スズランを活けておいた水を飲んで死んだ事例もあるとか。可愛い顔をしていて、油断すると危ないタイプです。(いるよね〜、そういう若い子。)

みなさんもご注意ください。

2013年4月13日 (土)

Downton Abbeyを語りあう夜

まつこです。

青山のビストロに熟女3人が集まり、「Downton Abbeyについて語り合う会」を催しました。

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[壮麗なる館Downton Abbey。写真はDaily Mailより]

Downton Abbeyはイギリスのテレビ局ITV製作のドラマ・シリーズで、2010年から続いています。第一次世界大戦前後の時代、イギリス貴族の館を舞台とする時代劇です。遺産相続、階級社会、アイルランドの独立といった歴史的問題あり、階級を超えた恋愛ロマンスありの波乱万丈の展開で視聴者を毎回ドキドキさせ、ゴージャスな衣装の数々、壮麗なるインテリア、イギリスのカントリー・ライフの美しさで目を釘付けにして、大ヒットとなりました。

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[ゴージャスなセットが一つの魅力。写真はDaily Mailより]

イギリス、アメリカのみならず、中東やアジアでも膨大な数の視聴者を得て、その世界的成功たるやニューヨーク・タイムズ紙が「太陽の没することなき大英帝国のかけら」(A Bit of Britain Where the Sun Still Never Sets)と呼ぶほどです。日本でもスター・チャンネルで放映されているようです。

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[それぞれ個性の強い三人姉妹。写真はDaily Mailより]

こういうドラマはたっぷり感情移入して見る方が断然楽しめます。「三人姉妹の長女の婿マシューと三女の婿トムのどちらがよりカッコいいか」「美人で気の強い姉を持つ次女はいかに大変か」「三女が亡くなったエピソードでどれほどの涙を流したか」など、それぞれの熱中ぶりを遠慮なく語り合い、同好の士を得た喜びを存分に味わった夜でした。

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[召使いの間でも恋愛あり、愛憎のもつれあり、ドラマがいっぱい。写真はTelegraphより]

このドラマの大きな魅力の一つはマギー・スミス演じる貴族の老婦人の、寸鉄人を刺す鋭い毒舌です。"What is a weekend?"「週末って何ですの?」は最初のエピソードに出てきた有名なセリフ。平日とか仕事という概念をそもそも持たない貴族と、週日に弁護士の仕事をし週末に館の管理をしようとするアッパー・ミドルクラスの生活感覚の違いを、たった一言で際立たせました。

[What is a weekend?]

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[マギー・スミス対シャーリー・マクレーン。英米横綱対決の趣あり。息子の妻はアメリカ人、その母がアメリカからやってくることになり、マギー・スミス演じる貴婦人はこう言い放ちます。"When I am with her, I'm reminded of the virtues of the English."(あの方といるとイギリス人の良さがわかるわ)]

高飛車な上流階級を演じさせたら右に出るものがいないマギー・スミス。でもこの名女優も78歳。心臓疾患や癌など健康問題のせいで、Downton Abbeyの次のシーズンに出演できるかどうかまだ決まっていないようで、世界中のファンをやきもきさせています。

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[やっと結ばれたマシューとメアリーなのに・・・]

また幾多の障壁を乗り越えて長女メアリーと結婚しDownton Abbeyの若き当主となったマシューもファンの多い役でしたが、それを演じたダン・スティーブンズがこの世界的人気に押されアメリカ進出をしたせいで忙しくなり、作者ジュリアン・フェローズも筋の展開で苦心したようです。

そんなあれやこれやも含め、ファンをハラハラさせて4年目のシーズンの製作が目下進んでいます。DVDの発売が今から待ち遠しいことです。次のシーズンを見終わったら、また3人で集まって泣いたり笑ったりしながらエピソードの数々について語り合うことにしましょう。

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[Downton Abbeyについて熱く語り合う会。よく語り、よく飲み、家についたら真夜中。そのままソファに座り込んで眠り、うめぞうがいくら呼びかけてもピクリとも動かなかったそうです。ちょっと飲み過ぎました。反省]

2013年4月10日 (水)

春の挨拶

まつこです。

新学期が始まりました。

重い鞄を持って、ハイヒールでカツカツ音をたてながら、大急ぎで駅に向かう朝。前のめりで歩いていたのに、この景色が目に入って、思わず立ち止まってしまいました。

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[朝日を浴びた銀杏の木]

柔らかな淡い緑色の小さな葉がたくさんついています。

また今年も春が来た。

そう実感する瞬間です。

キラキラと輝いている木に向かって、「行ってきま〜す」と挨拶しました。さあ、今年度もがんばりましょう!

2013年4月 7日 (日)

母の服装チェック

まつこです。

週末は母を訪問。今回は京都出張中のうめぞうも一緒。

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[あら、これいいわね〜]

最近の母は、色のきれいなものに敏感に反応します。なので母を訪ねるときは、できるだけ色味のある服を選ぶようにしています。

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[ネックレスという言葉を忘れた母は「ここのこれもいいわ」とジェスチャーまじりで話します。「ああ、この真珠のネックレス?昔、ママにもらったものだよ」]

今回は買ったばかりのウィム・ガゼットのジャケットを着ていきました。ペイズリーの模様でちょっとピンクが入っています。

「あら、これいいわね〜。どこで作ったの?」
「買ったのよ。」
「どこで」
「東京で」
「あら、いいわね〜。どこで作ったの?」
(以下リピート)

この会話を50回くらい繰り返しました。

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[ここ、とめた方がいいんじゃない?]

以前の母は、ツイードで襟のない「シャネル風」ジャケットを好んで良く着ていました。既製服がそれほど多くなかった時代には、スーツやワンピースは仕立ててもらっていました。「どこで作ったの?」と繰り返し問うのは、そんな「注文服」の時代の記憶が残っているからでしょう。

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[久しぶりにムコ殿にも再会]

うめぞうもセーターの下に着ていたストライプのシャツを「これいいわ〜」とほめてもらっていました。

今日も母はにこやかでした。雨の合間にベランダに出てみると、強い風で桜の花びらが舞い上がります。灰色の空に白い花びらが舞う様子を見て、「まあ〜」と母は笑顔で歓声をあげます。良い日曜日でした。

2013年4月 5日 (金)

スリルの味

まつこです。

「ねえ、うめぞう、今日のお夕飯、なに食べたい?」と聞いたら、「たまにはドーンとしたステーキなんか食べたいね」という返事。それではドーンといってみましょう!

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[ドーン!一人分250グラムくらいはゆうにあります]

職場の近くに、肉の目利きを自認する店主のやっている肉屋があります。ステーキ用のお肉はオーダーを聞いてからカットします。

ここで買えば確かにおいしいお肉が食べられます。

しかし・・・

値段の表示がないのです。

「赤身のおいしのと、脂身のおいしのと、どっちにしますか?」と聞かれるだけ。「厚さは?」と聞かれ、「このくらい」とおおよその厚さを指で示します。頭の中に「たまにはドーンとしたステーキ」といううめぞうのリクエストの声が聞こえると、その指がちょっとだけ広がります。

「了解!」と肉屋のおじさんはうれしそうに店の奥に消えて行きます。

待つことしばし。

「これでどう?」と言いながら見せられるステーキ肉は、私の指示よりさらに厚めになっています。そして誇らし気な肉屋のおじさんの顔。

この時、私の頭の中では、「いったい、これ100グラムいくらのお肉かな? 財布の中のお金で足りるかな? この店でクレジット・カード使えるかな? しかし、思い切って厚く切ったわね、このおじさん。やられたわ・・・」と目まぐるしく思考が交錯します。

こうしてハラハラ、ドキドキしながら買ったお肉、たいへん美味しかったです。

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[付け合わせはグリーンピースの煮たの]

ま、一年に一度くらいは、このおじさんの肉屋でスリルを味わってみるのもいいでしょう。

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[デザートはイチゴとカステラと生クリーム。これって実質的にはショートケーキと同じこと。黄金の組み合わせ]

2013年4月 3日 (水)

初めての・・・

まつこです。

今日で3日目なのに、職場で誰にも気づいてもらえなかった・・・(涙)。

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[ここに注目]

52歳にして初めてのピアス。

若い頃、母から「土人みたいだからやめなさい」と言われ、後に夫からは「身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり」と言われ、これまでピアスの穴は開けずにきました。

しかし次第にゆるむフェイスライン、白髪もシワも増えてきました。ある日、鏡を見て決意。ピアスにしよう!

やっぱり年取ってくると印象が地味になりがち。ここは光り物で多少の華やかさを付け加えた方が良さそうだと判断したわけです。

というわけで、先週末、わざわざ青山の美容皮膚科まで出かけて開けてきました。

ピアスなら落とす心配が少ないので、高価なダイヤモンドのでも大丈夫(まだ持っていないけど)。おばあちゃんになったらジャラジャラしたフェイクの派手なのをつけるのも良いかも、とあれこれ思いめぐらしています。

2013年4月 1日 (月)

メロドラマ2本

まつこです。

先週、今週と2本の映画を見ました。両方とも「よろめく人妻」を描いた世界文学の傑作、モーパッサンの『ベラミ』とトルストイの『アンナ・カレーニナ』、それぞれをもとにした文芸映画です。

美貌とセックスを武器に上流階級の人妻を次から次へと籠絡して貧困から這い上がる男、その名も「ベラミ」(美しき友)。翻弄される熟女をクリスティーン・スコット・トーマスやユマ・サーマンが熱演しているのですが、私はどうももうひとつ物語世界に入り込めない。その理由は・・・

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[『ベラミ』のポスター]

私にはこのロバート・パティンソンが美しく見えない!

『トワイライト』のヴァンパイア役で日本でも熱狂的なファンがたくさんいるらしいのですが、(世代の違いのせいか)私にはただの野卑な若者に見えてしまいます。「やっぱりこういう役柄ならジュード・ロウよね」とついつい頭の中でベラミをジュード・ロウに置き換えてしまいます。

そのジュード・ロウとキーラ・ナイトリーが共演したのが『アンナ・カレーニナ』。今度こそ美男美女の濃厚な恋愛が見れると楽しみにしていたのですが、ジュード・ロウは人妻との激しい恋に溺れる美しく若い将校ではなく、妻を寝取られる夫の方でした。

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[『アンナ・カレーニナ』のポスター]

ジュード・ロウも40歳を超えました。確かにどんどん後退するヘアラインは、世間体を気にし苦悩する中年男の方にこそふさわしい。ああ、年月って残酷!名声と富を持ちながらもむっつりとふさぎ込む夫カレーニン役のジュード・ロウを見て、一抹の寂しさを感じました。

でも映画はすばらしかったです。『プライドと偏見』、『つぐない』の監督ジョー・ライトと、イギリス現代演劇の大御所トム・ストッパードの組み合わせで、ただの文芸大作ではない、映像美と知的な刺激に富んだ映画でした。

ベテルスブルクの社交界という閉ざされた劇場のような世界で、人々は表面的な人生を演じている。その息苦しさの中で、情熱や嫉妬が深く静かに封じ込められているのがよく表現されていました。

ストレートなリアリズムの手法でやや凡庸な文芸映画になってしまった『ベラミ』と、メタシアターの手法によってメロドラマの新しい面白さを作り出して見せた『アンナ・カレーニナ』。比べて見てみるのも面白いのですが、もしどちらか一本を選ぶならロブ様ファン以外の方はぜひ『アンナ・カレーニナ』をお勧めします。

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