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2013年3月 7日 (木)

安田邸見学

まつこです。

ようやく暖かくなりました。陽射しに誘われて、近所の散歩に出かけました。

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[梅も満開。こちらは家のすぐそばのお寺の白壁]

ご近所にもいろいろ見るべきものはあります。今回、目指したのは・・・

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[旧安田邸]

1918年に建てられた日本建築のお宅です。安田財閥の親族の方が住んでいらした私邸ですが、今は日本ナショナル・トラストのものになっていて、水曜日と土曜日に公開されています。

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[光の射し込む畳廊下]

今から100年近く前の和風建物ですが、屋内に光がたっぷり入ってモダンな感じがします。最初の所有者の藤田好三郎氏(豊島園の創設者だそうです)がガラスを多用するのが好きで、特注のガラスがたくさん使われているのだそうです。

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[サンルーム]

古いガラスにはゆがんでいるところがあるため、光が曲がってムラになります。それが光の印象を柔らかくして、古い家にいっそうの味わいを与えていました。

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[台所]

北側の台所も曇りガラスの天窓がつけられているため、明るい印象です。1990年代までは実際に使われていた台所です。

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[ボランティアの人から二階の和室の説明を聞くうめぞう]

週2回の公開日にはボランティアの人たちがガイドをしてくれます。荷物を壁にあててしまうことのないように預け、畳を痛めないようズボンの裾を折り上げるようにと頼まれます。古い建物の保存のためには見学者も協力しなければなりません。

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[欄間が美しい書院]

庭には大きなしだれ桜の木があります。2階の和室から桜の花が目の前いっぱいに見えるそうです。

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[桜の季節にも訪れてみたいものです]

絹の壁紙や大理石のマントルピースが重厚な洋間も一つあります。日本の伝統的な家屋の美しさが存分に堪能できるお宅でした。

この古い邸宅は、関東大震災も第二次世界大戦の戦火も東日本大震災の揺れもくぐり抜けてこうして立ち続けています。地震にも戦災でも大丈夫だった家が、相続税にはかなわず、一部を取り壊して売却し、残りをナショナルトラストに寄贈することでなんとか存続できたのだそうです。

古い物を残す、という積極的な努力の必要性を改めて認識した散歩でした。

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