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2012年12月14日 (金)

有田町

まつこです。

先週末の九州旅行は、福岡在住の先生を訪ねたり、若い友人夫妻と会ったり、久留米の大学に移った元同僚夫婦と再会したり、盛りだくさんのスケジュールでした。その合間に、私は元同僚の奥さんのKさんに案内してもらって有田を訪ねました。

「まずは有田焼の歴史を見てみましょう。ちょっとびっくりするような建物よ・・・」と連れていってもらったのが有田ポーセリン・パークです。

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[ドレスデンの陶器美術館に有田古陶器の大コレクションがあったことから、有田とマイセンは姉妹都市になったそうです。ドレスデンのツヴィンガー宮殿をそっくりに再現した博物館]

バロック様式の壮麗な建物を、忠実に再現した宮殿の中に、江戸時代や明治時代の有田焼の名品の数々が展示されていて、有田焼の歴史や様式の変化を概観することができます。

秀吉が朝鮮出兵で連れ帰った陶工たち、鍋島藩の支配、オランダ東インド会社を介してのヨーロッパへの輸出、明治期の殖産興業の重要な輸出品目・・・。世界の交易ネットワークの中に組み込まれた有田焼の歴史がわかって、たいへん興味深い博物館でした。

テーマパークを出れば、有田は窯の煙突がいくつも立ち並んでいる山あいの小さな町です。冬になると観光客もわずかで、ひっそりとしています。柿右衛門窯はそんな山里の景色にとけこんでいました。

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[柿右衛門窯]

こちらでは現在の14代目に至るまでの名作の数々が展示されています。同じような色や花柄を使いながらも作家の個性がはっきりと現れているのが興味深かったです。

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[柿右衛門の柿。青空、茅葺き、白壁、そして柿。素敵な景色です]

製品を買うこともできます。大きな壷は、何度もゼロを数え直して確かめましたが、630万円でした。小さな「ぐい呑」でも繊細な花柄と華やかな色がいかにも柿右衛門。「ぐい呑一つだけなら無理すれば買えなくもない・・・」とじっと見つめていたら、「まつこさん、買い物するならこのあとアウトレットに行くわよ」というKさんの声で、現実に戻りました。

お昼ご飯は、有田駅近くの「保名」という日本料理のお店に連れていってもらいました。アンティークの家具や食器が趣味良く配された素敵なお店です。「ごどうふ」という有田の名物をいただきました。豆乳とくずで作ったお豆腐です。ババロアみたいな口当たりで優しい味でした。

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[ごどうふ。食器も素敵]

ごどうふ、お刺身、吸い物のほかに、陶器の箱に入ったお弁当をいただきました。
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[陶箱弁当]

最後に深川製磁のチャイナ・オン・ザ・パークに連れていってもらいました。こちらのカフェでは当然ながら深川製磁の食器で、おいしいコーヒーが頂けます。

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[有田を案内してくれたKさん]

もちろん買い物もできます。アウトレットもあります。私もちょっとだけ買い物しました。

有田焼の歴史も少しわかりかけて、がぜん興味がわいてきました。有田というのは、知識欲、食欲、そして物欲を多いに刺激する町でした。ぜひ再訪したいと思っています。

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コメント

まつこさま お久しぶりです。

有田旅行、良いですね〜〜! 私もポーセリン・パーク行ってみたいです。
陶磁器の魅力って、侮りがたいです。値段も侮りがたいです。ハマると大変なことになります。。。

佐賀へ今度お越しの際は、是非鍋島焼の里、大川内山にもお寄りください。朝鮮から来た陶工たちを閉じ込めて陶器制作に励ませていた場所です。今もかなりの数の窯元が居を構えています。ここにある畑萬陶苑の陶器は本当に素晴らしいですよ。

アウトレットで何かお求めになりましたか? 新しい陶器でお正月を彩る、、、いいですねぇ。

ショウガネコさま、コメントありがとうございます。

ポーセリン・パークはオフ・シーズンで閑散としていたので、印象が良かったのかもしれません。周囲にはオランダ式の建物、チューダー様式の建物、日本の蔵風な建物、中国語やハングルの看板などあり、かなり遊園地風なテーマパークです。

陶器の歴史、興味深いですね。深川正の有田焼の本を読み始めたところです。次はぜひ大川内山も訪ねてみたいと思っています。和食器、ちょっとはまりそうで怖いです・・・。(置き場も予算も不足気味。)

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