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2012年11月11日 (日)

ブリジットが帰ってくる!

まつこです。

日本でも人気を集めた『ブリジット・ジョーンズの日記』の原型となるコラムが日刊紙『インデペンデント』に掲載され始めたのは1995年のこと。それが翌年に単行本化されると、各国語に次々と翻訳され、世界的ミリオン・セラーとなり、映画化、ミュージカル化、さらに1998年には続編も出版されました。

体重の増減、タバコの本数、ワインの量、留守電のメッセージ数、そしてセックスの回数を、日記に記録する独身ワーキング・ウーマン。その本音満載の日記に共感する女性たちの間で、「ブリジョン」は一大現象でした。

そのブリジッド・ジョーンズの日記の第3作目が、来年、出版されるそうです。

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[ヘレン・フィールディング近影。チャーミングなインテリ女性という印象は10年前と変わりませんが、しかし顔には確かに過ぎて行った10余年の年月が刻まれています。「ああ、あなたもいろいろあったのね〜」、と思わず声をかけたくなりました]

作者ヘレン・フィールディング(Helen Fielding)は1958年生まれ。オックスフォード大学を卒業後、BBCやテムズTVで働いた後、インデペンデント紙やテレグラフ紙にコラムや記事を書くジャーナリストとなりました。『ブリジッド・ジョーンズ』第1作が映画化される頃からロサンジェルスに移り住み、『シンプソンズ』のプロデューサーと結婚し、二児の母となりました。(注:大学時代は同じオックスフォード大のリチャード・カーティスと付き合っていたとか。)

学歴、キャリア、恋愛、結婚、出産、いずれにおいても「勝ち組」のヘレンでしたが、21世紀のサクセスフル・ウーマンは離婚、シングル・マザーという苦境も力強く乗り越えて行きます。2年ほど前に、子供をつれてロンドンに戻ってきて、子育てしながら現在、第三作目を鋭意執筆中とのことです。

BBCのインタビューでは第三作目の内容についてほんのちょっとヒントを語っていましたが、ブリジットは今でもダイエットと禁煙、節酒という目標に向け、相も変わらず苦闘中だそうです。「でも彼女も成長しているのよ」とのこと。最初に単行本化されたとき、夢中になって一夜にして読み切ってしまった同世代の元シングルトンとしては、その成長ぶりを読むのが今から楽しみです。

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コメント

ヒースローで一作目を手に取り、機内で読み耽ったことを思い出しました。恥ずかしながら、第二作目があったことも露知らず。己の欲望と虚栄心との果てしない死闘のリングから降りることを許されない現代女性(よよ、涙)。だから、ブリジョンはシリーズ化するのですね。

Pukiさん、コメントありがとうございます。

リングサイドには白タオルを今にも投げ入れようとしているセコンド(=夫)がいるのですが、我らファイターは闘いあるのみ!

この手の「女性の欲望小説」(chick lit)は、自己アイロニーがあることによって、それ以前の通俗ロマンス(Harlequin)とは一線を画していると言われます。自らの欲望を相対化するアイロニカルな視点を、「開き直り」とも言いますが・・・。

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