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2012年10月21日 (日)

静かな時間

まつこです。

今日は久しぶりに大阪の母を訪ねました。先回、行こうと思った日にちょうど台風が来てしまい、それ以降、どうしてもスケジュールが調整できず、間が空いてしまいました。

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[きれいになった東京駅から出発!]

その間、母は電話の呼び出し音が認識できなくなってしまいました。弟や義妹が行った時にあちらから電話をかけてもらうようにしていたのですが、それ以外は声を聞く機会も減ってしまい心配でした。

久しぶりに会った母は、やはり症状は少しずつ進んでいますが、表情も声も穏やかで安心しました。いつも明るく接してくださる職員の方たちのおかげだと思います。

お天気が良いので、老人ホームの周囲を散歩してみましたが、足腰が弱っていて、あまり長くは歩けません。運動能力や認知能力の低下はやむを得ないことです。けれど本人が不安や苦痛を感じていなければ、それだけで良いと思うようになりました。さわやかな秋風を頬に感じて気持ち良さそうにしている様子や、植栽の花をうれしそうに眺める様子を見ると、会いに来て良かったなと実感します。

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[久しぶりに戸外に出た母。こちらの老人ホームは社長さんの趣味でアジア・リゾートっぽいコーナーが作られています]

出張で京都に来ていたうめぞうも立ち寄ってくれました。うめぞうの顔を見ると、母は「あら、誰だったかしら・・・」と、とまどいながらも、うれしそうな顔をしています。その人が誰かはもうわからないけれど、自分のことを思ってくれる人だということはわかっているようです。様々な情報が消えていってしまっても、優しさや楽しさを感じる心は残っているのですね。

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[久しぶりにうめぞうと再会してうれしそうな母]

会話の内容もとぼしくなり、母は私たちの世界から少しずつ遠ざかっているようにも思えます。それでも穏やかな表情を浮かべて、静かな老後の時間を過ごしていてくれる母に感謝しています。

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コメント

まつこさん、こんにちは

東京駅、きれいになっていろい新しいお店も沢山できて、でも、とっても混雑していますね^^;;;

お母様、穏やかにお過ごしのご様子で、良かったです。

母が私のこともだんだんと分からなくなって、でも、自分の味方だと認識してくれている様子に、それで良いのだ・・・と自分を言い聞かせたことを思い出します。

言葉は少なくても、母娘2人で同じ景色を眺める穏やかな時間、大切にしたいですね。

翡翠さん、コメントありがとうございます。

母はかろうじて私のことはわかるのですが、普通に話している間にいつのまにか敬語に変わっている時があって、そういう時はたぶん職員の方とごちゃごちゃになっているのかなと思います。「どうもありがとうございます」と他人行儀にお礼を言われると寂しい気持ちになり、「またきてね〜」と手を振りながら見送ってくれるのを見るとうれしくなります。あまり一喜一憂せず、いろいろなことが失われていくのを、自然な老いの形と受け止めようと思ってはいるのですが。

それにしても東京駅の混雑はすごいですね〜。最近は紀伊国屋のサンドイッチとドリップマニアのコーヒーを買って新幹線に乗り込むというのが、大阪に向かう朝の定番です。

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