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2012年9月 4日 (火)

ロンドンで散歩

まつこです。

今回のロンドン滞在はうめぞうの腰痛のために、グラインドボーンとケンブリッジを訪ねた二日以外は、ほとんど「家事+読書+散歩」で終わりました。

でも宿泊先のケンジントン、チェルシー方面は公園やきれいな住宅地が多く、散歩するのが楽しい地域です。うめぞうは毎日リハビリ代わりにケンジントン・ガーデンズに行って、ラウンド・ポンドを一周して来ました。

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[ケンジントン・ガーデンズの池にはたくさんの水鳥がいます]

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[鳥の真似をするうめぞう]

滞在の終わり近くには腰痛もだいぶ良くなりました。テムズ川が見たいというので、チェルシーまで散歩。チェイニー・ウォークあたりからテムズ川を眺めます。

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[背後に見えるのはアルバート・ブリッジ]

このチェイニー・ウォークにはチェルシー・オールド・チャーチという小さな教会があります。小さいけれど、12世紀に始まる古い歴史を持つ教会です。

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[チェルシー・オールド・チャーチ]

『ユートピア』を書いた人文主義者トマス・モアはこの近くに居を構え、このチェルシー・オールド・チャーチにプライヴェット・チャペルを作ったそうです。その一部はホルバインのデザインと言われ・・・

というような説明を、教会の中にいたガイドさんにうかがいました。この教区の教会員の方が日曜日の礼拝のあとにボランティアでガイドをやっておられるようでした。ものすごく上品なおばあちゃまです。豪華なパールのネックレス、きれいにマニキュアを塗った指、仕立ての良さそうなスーツに、そして美しいイギリス英語。たぶんチェルシー界隈のお金持ちの奥様でしょう。

「18世紀には大英博物館の基礎を作ったハンス・スローンがこの教会に『ヴィネガー・バイブル」を寄贈し、それはここに飾ってあるのよ。聖書の言葉で『ヴィニヤード』とするべきところを『ヴィネガー』と間違えた部分があるから『ヴィネガー・バイブル』って呼ばれるのよ。おかしいでしょう。オホホホ・・・」お話好きなおばあちゃまの説明は止まりません。私たちへの説明が終わる前に他の見学客が出て行こうとしたら、「お待ちなさい!」と強い口調で命令していました。あまりの説明の長さに、終わった時には思わず5ポンドの献金をしてしまいました。

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[トマス・モアとうめぞう]

チェルシーまで来たなら、私も寄るべきところがあります。それはいつものここ。

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[スローン・アヴェニューのジョセフが私のお気に入り]

ヴィネガー・バイブルについても学んだし、あれこれ収穫のあった散歩でした。

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コメント

まつこさま

ロンドンも、こうやってお散歩すると再発見がいっぱいありますよね。
どこに行っても人が多いことを除けば、ぶらぶら歩きをするのが大好きになる町です。
帰って来たばっかりだと言うのに、また行きたくなります。(今週はとりわけ夏の再来とかで、ずっとお天気だそうです。くやしい)

チェルシー・オールド・チャーチのおばあちゃま。英国は多いですよね〜、こうやってヴォランティア活動に熱心な方たち。こういう人々のおかげで、英国のヘリテージが守られているんでしょうね。

ショウガネコさま、コメントありがとうございます。

イギリスから戻った直後って、イギリス熱あがっていますよね〜。私も昨晩はDownton Abbeyなど見てしまいました(仕事あるのにそっちのけで)。

チェルシー・オールド・チャーチはHPを見たらガイド・ボランティアを募集していました。しかし今の若い世代の人は、退職しても教会のボランティアなんてやらないでしょうね。それにあのイギリスの山の手マダムみたいな話し方もできないでしょうし。言葉もヘリテージとして保護したらいいのに。

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