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2012年9月

2012年9月29日 (土)

ドライチェリー入りサラダ

まつこです。

アメリカに出張した同僚のぽにょからお土産にもらったドライチェリー。「サラダに入れるとおいしいらしい」とのこと。ふむ・・・

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[ドライチェリー入りサラダ]

仕事から帰って大急ぎで作ることが多いので、私の料理はいつも勘がたより。冷蔵庫にあったもので適当にサラダ、作ってみました。

ドライチェリーはオレンジの果汁に浸して柔らかくします。松の実、リンゴ、赤玉ねぎのスライス、レタスやベビーリーフなどの野菜。以上をドレッシングであえて、上にカッテージチーズをのせて、はい、出来上がり。

甘酸っぱくておいしいサラダになりました。チェリーが甘いので、もうちょっと酸味の強いリンゴの方が良かったかなと思いました。

松の実はフライパンで軽く煎って香ばしくし、リンゴはレモン汁をかけて色が変わらないようにします。こういう一手間で美味しくなります。

忙しい時こそ、ちょっと一手間かける、心の余裕を持ちたいものです。

2012年9月25日 (火)

さけか?とめて!

まつこです。

新学期が始まりました。

玄関ドアの忘れ物防止ポスターも新しくなっていました。

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[うめぞう作]

いふ
いたい

けい
がね
ちょう

うーむ、よくできている気もしますが、これじゃまるで「忘れ物が多い上に飲んだくれの女房」への警告みたいです。

でも、このポスターになってから、まだ忘れ物はありません。帰宅途中の「ちょっと一杯だけ」という寄り道もまだしていません。

2012年9月18日 (火)

ギニョールと温度計

まつこです。

まだ蒸し暑い日が続いています。暑いなあ、と思って温度計を見ると・・・

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[リヨンのサン・テグジュペリ空港で買ったお土産]

摂氏34度!

でもこの温度計、いつ見ても34度なんです。まるで不正確。

リヨンの空港で免税店でお買い物する時に使える5ユーロのバウチャーを配っていました。ワインを買って使おうと思ったら、買い物金額があと50セント不足していると言われました。よく見ると、(当たり前ですが)一定金額以上の買い物をしないと使えないという趣旨のことが書いてあります。

日頃の私なら、「500円の得をするために余分な買い物をするのは損だ」という冷静な計算が一瞬にして働くのですが、フランス語とぎっくり腰という二重苦を背負った旅のさなか、冷静さを欠いてしまいました。

あわててその辺に並んでいるものの中から、リヨン名物の人形劇の登場人物ギニョールがついている温度計を選び、「これで5ユーロのバウチャーが使える!」と喜んでしまったのです。

こういう観光地っぽいお土産品は、日頃、まず買うことはありません。しかも買うときからすでに「あれ、この温度計、くるってるみたい」とちらりと不安が胸をよぎりました。

ちなみにこのギニョールつきの温度計、4.5ユーロでした。5ユーロのバウチャーが使えたのでタダでもらったようなものですが・・・。

キッチンの冷蔵庫にぶら下げたこの温度計が常に34度を指しているのを見るたびに、なんでこんなの買っちゃったのかなあ、と自分に呆れながらも、ギニョールの間抜けな顔に、ちょっとずつ愛着を感じ始めてもいるのでした。

2012年9月17日 (月)

敬老の日!

まつこです。

三連休の最終日、ジムに出かけたうめぞうが、元気なく帰宅しました。「ボク、傷ついちゃった・・・」としょんぼりしています。理由を尋ねると・・・

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[小さなかわいいお饅頭]

ジムの受付でいつも通りに会員証を出したところ、受付の若い女の子がニッコリ笑顔で「スポーツを楽しんでいつまでもお元気でいてくださいね」と言いながら、プレゼントをさし出してくれたのだそうです。

えっ、敬老の日のプレゼント、ボクに・・・?ガーン!!!

というわけで、うめぞう、がっくり。

会員証の生年月日を見てプレゼントを出してくれたのなら、見た目で判断されたわけじゃないからいいじゃない、と慰めたのですが、うめぞうはおじいちゃん扱いされて不本意みたいです。

1949年生まれの63歳。確かに還暦は過ぎていますから、一昔前なら立派なおじいさん。今は65歳から高齢者として扱われるようです。でも映画館では60歳から割引サービスの対象です。どうやら63歳というのは、現役世代と前期高齢者の境目の微妙なお年頃のよう。

ジムでもらったプレゼントはお饅頭でした。血糖値をちょっと気にしているうめじいですが、夕食のデザートに美味しくいただきました。

2012年9月16日 (日)

根津神社の秋祭り

まつこです。

窓の外から、祭り囃子の音が聞こえてきます。根津神社のお祭りです。
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[お参りをする人たちの列]

近所を歩いてみると、あちらこちらに寄合所がもうけられ、町内ごとの御神輿が据えられています。

今は行政区画が整理されていますが、お祭りになると江戸時代以来の町名が復活します追分町、蓬莱町、東片町、肴町など、今は使われていない小さな町内ごとの名前が染め抜かれた提灯や旗が古い町の面影をよみがえらせます。

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[根津神社の唐門]

お祭りが近づくと、住んでいるマンションの郵便受けにも、お祭りへの参加を促すチラシが入ります。高層化したマンションでは地元の行事には無関心な人が多く、御神輿の担ぎ手が不足しているようです。本当はマンションの居住者も地元の様々な行事に参加したほうが、地域の活性化につながるのでしょうけれど。

まるで密閉容器のようなマンションの個室にも、祭り囃子の音は入り込んできます。住んでいる土地への愛着を育てるよう促す音色に聞こえます。

2012年9月12日 (水)

にっぽんの秋

まつこです。

新潟、今日は快晴。さわやかな秋の一日です。

散歩に出かけてみるとこんな景色―

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[にっぽんの秋]

黄金色に色づいた稲の収穫の季節です。広々とした田んぼを、大きな機械がグイグイと進んで、きれいに稲が刈り取られていきます。

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[早く新米食べたいなあ!]

契約している農家を訪ねて発送をお願いしてきました。いつもより暑かった今年の夏ですが、稲は順調に実ったそうです。

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[サンマ(大根おろしの位置が間違ってますか?)、栃尾揚げ(新潟名物の分厚い油揚げ)、地元のお魚のお刺身(イシダイとカンパチ)、なすとキュウリの塩もみ]

散歩してお腹がすいたら、お夕飯。今日はサンマの塩焼き。ああ、にっぽんの秋です。

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[ノン・アルコール・ビールで乾杯]

うめぞうは今日はノン・アルコール・ビール。その訳は・・・

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[我が家の幽玄の間]

夕食後、碁敵がやってくるからです。このKさん、我が家を設計してくださった建築家ですが大の囲碁好き。棋力もうめぞうとちょうと同じくらいなので、二人とも対局を楽しみにしています。うめぞうは新潟に到着すると、まずはこのKさんに電話します。Kさんも仕事を早めに切り上げてイソイソとやってきます。

秋の夜も更けていますが、二人の対局はまだまだ終わりそうもありません。

2012年9月11日 (火)

雨の新潟

まつこです。

3カ月ぶりに新潟に来ています。残念ながら雨ですが、ひんやり涼しくて快適です。

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[今日の新潟は雨です]

お隣に挨拶に行くと、家庭菜園で作ったさつまいものふかしたのをくださいました。ほかほかの湯気があがったさつまいも。ふるさとの温かさを感じます。

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[新潟でのんびりしてうめぞうもごきげん]

いつものように近所のスーパーで、地元のお魚や野菜を買ってきて夕食を作ります。ヒラメとカワハギのおさしみ、茶豆、エゴ(新潟名物の海藻のねりもの)、マイタケとがんもどきの煮物、モロヘイヤのサラダなどなど。久しぶりの和食で、おいしいです。

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[新鮮な海の幸や野菜]

雨があがって庭から虫の音が絶え間なく聞こえてきます。ヨーロッパも素敵だけれど、日本の田舎もやっぱりいいものです。

2012年9月10日 (月)

残暑克服料理

まつこです。

まだ暑い・・・。そうだ、カレーにしよう!リヨンで行ったLe Sudのチキン・タジンの真似してみよう!

リヨンのホテルで最短距離のブラッセリーを予約してもらい、ぎっくり腰のうめぞうが這うようにして出かけたのが、ポール・ボキューズのカジュアル・ラインのLe Sudです。

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[この日は37度の猛暑日。冷えた白ワインがおいしかった]

Sudは「南」という意味。こちらはポール・ボキューズの東西南北4つのブラッセリーのうち、野菜や魚介など南仏をイメージしたお料理を出すお店だそうです。お手軽なセット・メニューの中にチキンのタジン料理がありました。

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[コリアンダーなどの香料が食欲をそそります]

特別繊細な味というのではないけれど、骨付きチキンのお肉と香料の風味が力強くて美味しいお料理でした。

今回はこの味に挑戦!

タジン鍋は前から欲しいと思っているのですが、あの大きなとんがり帽子みたいな蓋が場所塞ぎなので、我が家の狭いキッチンではしまう場所がありません。でもまあ、要するに蒸し煮にすればいいんんでしょ・・・ということで、普通のビタクラフトのお鍋の蓋をちょっとずらして作ってみることにしました。

骨付きのチキンを買いに行ったらなくて骨付き手羽元ともも肉で代用。生姜とニンニクの香りを弱火で油にうつし、そこに玉ねぎを入れてじっくり炒め、お肉を加えてちょっと強火にして炒め、ズッキーニ、トマト、にんじんなどの野菜を入れて蒸し煮します。スパイス類は家にあるターメリック、コリアンダー、ガラムマサラなどを適当な分量で次々投入。もう一つパンチがきいていないようなので、カイエンヌペッパーを足したら辛みが強過ぎたので、缶詰のひよこ豆を入れて甘みを補いました。大胆(いいかげん)な男の料理みたい。

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[ポール・ボキューズとは全然違う結果に・・・]

後から入れたひよこ豆に味をなじませるため加熱時間を増やしたらスープが蒸発しすぎて、イメージと違ってしまいましたが、でも味は美味しかったです。材料の味が濃厚で、力強さはリヨンのタジン料理にちょっとだけ似ています。水を入れず、野菜やお肉の水分だけで蒸し煮するというのがポイントみたいです。

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[夜中になってもまだ暑かったリヨンの町。10時頃ですが、まだまだお店はにぎわっていました]

簡単、お手軽、タジンもどき料理で残暑克服。どうぞお試しあれ。

2012年9月 8日 (土)

アヌシー湖のハーブ・ティー

まつこです。

この数日、イギリスのメディアはアヌシー湖畔の山中でおきた殺害事件の報道でもちきりです。両親が殺されてからようやく8時間後に、4歳の女の子が母親の遺体の下で生き延びていたことが判明し、衝撃的ニュースとして伝えられています。また犠牲者の一人がイラク系イギリス人で、公安警察の監視対象となっていたこともあり、「スパイ」だったのではないかという憶測もあります。

それにしてもあんなに美しい自然の中で、無惨な流血沙汰が起きるなんて・・・。

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[アヌシー湖はウォータ・スポーツが盛んで、家族連れでキャンプに来ている人もたくさんいます]

日頃、静かな生活をしている地元の人たちは、物騒な事件のせいで注目を集めることになり、さぞ気分が落ち着かないことでしょう。

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[タロワールの対岸デュアンという村のお城です]

この事件のせいで、美しく楽しい観光地というイメージが損なわれるのが残念です。

ちょっとだけでもイメージ回復のためにアヌシー湖畔の村のお土産を披露します。

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[消化を助けるハーブティー]

Les 2 Marmottesというメーカーのハーブ・ティーです。"Bonne Digestion"と書かれているように消化を助ける働きがあるそうです。優しい風味で気持ちの落ち着くお茶です。

Les 2 Marmottesは「2匹のマルモット」という意味で、アルプスに自生するハーブをブレンドしたお茶を作る会社のようです。気に入って日本でも売っていないかと探してみたらDean and Delucaで扱っているようなのですが、ものすごく高くてびっくりしました。フランス語表記しかないのですが、Les 2 MarmottesのHPから通販で買えるようなので、 今度試してみようと思っています。

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[マントン・サン・ベルナール村にスーパーは1軒だけ]

村のスーパーでは400円くらいだったように思います。マントン・サン・ベルナールにはスーパーが1軒あるだけなのですが、ハイシーズンの7月8月でも平日はお昼休みに閉まってしまいます。

営業時間の看板を見て、「うめぞう、この内容を覚えておいて!」と命令したのですが、「ええっと・・・ディマンシュって日曜日だよね・・・」と頼りになりません。私たち二人ともフランス語判読力も記憶力も心もとない状態なので、メモ代わりにデジカメで撮影しました。自分たちの影や青空も映り込んでいて、意外にもこんな写真から旅の楽しい気分がよみがえります。

早く事件の捜査が終わって、アヌシー湖の美しい自然から血なまぐさい出来事の記憶が一日も早く薄れていくように願っています。

2012年9月 6日 (木)

青空に飛行船

まつこです。

あ、飛行船だ!

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[少しだけ秋の気配がしてきた空に飛行船]

昨日、キッチンで家事をしていたら窓の外に飛行船が見えました。青い空に飛行船が浮かんでいるのを見ると、いつもうれしい気分になります。

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[スヌーピーの絵がついていました]

まだまだ蒸し暑い日が続いていますが、空の色が少しだけ秋めいてきた気がします。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、そして秋は空がきれいな季節です。

夏の終わりはちょっと寂しいけれど、のんびりと飛行船がうかぶ青空を眺めていると、気持ちもすっきり澄み渡ってくる気がしました。

2012年9月 4日 (火)

ロンドンで散歩

まつこです。

今回のロンドン滞在はうめぞうの腰痛のために、グラインドボーンとケンブリッジを訪ねた二日以外は、ほとんど「家事+読書+散歩」で終わりました。

でも宿泊先のケンジントン、チェルシー方面は公園やきれいな住宅地が多く、散歩するのが楽しい地域です。うめぞうは毎日リハビリ代わりにケンジントン・ガーデンズに行って、ラウンド・ポンドを一周して来ました。

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[ケンジントン・ガーデンズの池にはたくさんの水鳥がいます]

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[鳥の真似をするうめぞう]

滞在の終わり近くには腰痛もだいぶ良くなりました。テムズ川が見たいというので、チェルシーまで散歩。チェイニー・ウォークあたりからテムズ川を眺めます。

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[背後に見えるのはアルバート・ブリッジ]

このチェイニー・ウォークにはチェルシー・オールド・チャーチという小さな教会があります。小さいけれど、12世紀に始まる古い歴史を持つ教会です。

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[チェルシー・オールド・チャーチ]

『ユートピア』を書いた人文主義者トマス・モアはこの近くに居を構え、このチェルシー・オールド・チャーチにプライヴェット・チャペルを作ったそうです。その一部はホルバインのデザインと言われ・・・

というような説明を、教会の中にいたガイドさんにうかがいました。この教区の教会員の方が日曜日の礼拝のあとにボランティアでガイドをやっておられるようでした。ものすごく上品なおばあちゃまです。豪華なパールのネックレス、きれいにマニキュアを塗った指、仕立ての良さそうなスーツに、そして美しいイギリス英語。たぶんチェルシー界隈のお金持ちの奥様でしょう。

「18世紀には大英博物館の基礎を作ったハンス・スローンがこの教会に『ヴィネガー・バイブル」を寄贈し、それはここに飾ってあるのよ。聖書の言葉で『ヴィニヤード』とするべきところを『ヴィネガー』と間違えた部分があるから『ヴィネガー・バイブル』って呼ばれるのよ。おかしいでしょう。オホホホ・・・」お話好きなおばあちゃまの説明は止まりません。私たちへの説明が終わる前に他の見学客が出て行こうとしたら、「お待ちなさい!」と強い口調で命令していました。あまりの説明の長さに、終わった時には思わず5ポンドの献金をしてしまいました。

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[トマス・モアとうめぞう]

チェルシーまで来たなら、私も寄るべきところがあります。それはいつものここ。

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[スローン・アヴェニューのジョセフが私のお気に入り]

ヴィネガー・バイブルについても学んだし、あれこれ収穫のあった散歩でした。

2012年9月 3日 (月)

イギリス老人映画:The Best Exotic Marigold Hotel

まつこです。

この週末は、ウメマツは東西に分かれそれぞれの親と過ごしました。うめパパ98歳、うめママ87歳、まつママ76歳、3人とも老後生活。それを応援するうめぞう63歳、まつこ51歳。高齢化社会のまっただ中です。

イギリスも高齢化が進んでいて、イングランドの出生時平均寿命は男性78.4歳、女性82.4歳です(2008-2010, UK National Statisticsにより)。老人ホームの人手不足や介護費用の財政負担など、高齢化社会の抱える問題はいずこも同じです。

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そんなご時世を反映してか、老後生活をコミカルに描くイギリス映画も作られています。友人のポニョさんが「面白い!」と薦めてくれた映画The Best Exotic Marigold Hotel(ジョン・マッデン監督、2012年)を帰国便のBAの機内で楽しみました。

イギリスの老人7名(うち2名は夫婦、他は独身)が、各々の事情を抱えてインドの老人用ホテルに移り住むという設定です。パンフレットの豪華な写真とはまるで違ったボロボロのホテルに幻滅しながらも、エキゾチックなインドの風土の中で、それぞれの老後の人生を選び直していく老人たち。

メディカル・ツーリズム、老後離婚、投資の失敗、ホモ・セクシュアリティ、老人恋愛などなど、老人たちの抱える問題も多様です。それをジュディ・デンチ、マギー・スミス、ペネロピ・ウィルトン、ビル・ナイー、トム・ウィルキンソンら、キラ星のごときイギリス・シルバー世代名優たちが、実にうまい演技で、時に渋くじっくりと、時に軽やかに飄々と、多彩に描き上げていきます。

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[イギリスでは時々、かくしゃくとしたカッコいいおじいさんを見かけることがあります。こちらはナショナル・シアターのテラスです。何気ない後ろ姿ですが、二人並んで悠々と夜景を眺めるおじいさんたちの背中が、なかなか渋い。(前景の日本のおじいさん予備軍のうめぞうにもがんばってもらいたい!)]

このThe Best Exotic Marigold Hotelのような「老人映画」「老人文化」は、高齢化する世界においてイギリスの売り物になるでしょう。美しくてセクシーなスターを讃えるアメリカ文化や、子供っぽくてキッチュでかわいいものを追求する日本文化に比べ、イギリスは古くて味わい深いものを大切にする土壌があります。イギリスの、個性の強いおじいちゃん、おばあちゃん俳優たちの活躍がこれからもますます期待されます。

2012年9月 1日 (土)

マントンの思い出

まつこです。

今日から9月。夏の旅の思い出も急速に遠い景色になりつつあります。

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[マントンでは毎朝、朝食前にこんな景色のところを散歩していました]

お土産は旅の思い出を蘇らせてくれるものですが、今回、マントンでうれしいプレゼントをもらいました。

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[オディールからもらったカフェオレ・ボウル]

宿泊していたシャンブル・ドットの女主人オディールからは、ペアのカフェオレ・ボウルをもらいました。オディールはパリで生まれ育った人ですが、結婚して子供ができてから、このアヌシー湖のほとりの村に移り住み、やがてシャンブル・ドットを経営するようになりました。英語がうまくて、テキパキ有能で、話し好きで、面倒見が良くて、雄大な自然の中でいかにものびのびと生活を楽しんでいる女性です。

私たちは洗濯物を一緒にやってもらったり、腰痛の際はレストランまで車で送迎してもらったり、本当にお世話になりました。お礼に京都の一保堂のお茶をあげたらすごく喜んでくれて(特にほうじ茶がめずらしかったようです)、お返しにこのボウルをプレゼントしてくれました。素朴な可愛らしい柄がオート・サボアの人たちの人懐っこい笑顔を思い出させてくれます。

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[ジェニのお母さんの手作りコンフィチュール]

このシャンブル・ドットの従業員はニコラとジェニの二人だけ。ニコラは背の高い青年。手先が器用で、家の修理をしたり、暇なときは家具を手作りしています。ジェニは若いシングル・マザーで住み込みで働いています。片言の英語で、身振り手振りを交えながらいろんなことをしてくれました。私たちの出発直前、「私のお母さん、手作り」と言いながら、大きな瓶のコンフィチュールを持ってきてくれました。手書きのまあるい文字でFraise(イチゴ)、Abricot(杏)と書いたラベルが無造作に貼ってあります。

さらっとしていてフルーツの風味がよくわかるコンフィチュールです。ジェニは"D'accord!"と言う時、ちょっと母音が短くて、私たちの耳には「ダコッ!」と聞こえました。朝ご飯にこの美味しいコンフィチュールを頂くと、ジェニの「ダコッ!」が懐かしく思い出されます。

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